リトリート最終日②【旅立ち】
本当にいろいろあった七日間。
お別れの時、最後の最後は、
誰一人泣かなかった。
それは離れていても、心が繋がっていると
みんなが本気で思えたからだろう。
車で施設の人が最寄り駅まで送ってくださるので、
第一陣が旅立ち、
第二陣が旅立ち、
一人一人がハグをした。
みんな最高の笑顔だった。
そしてわたしと子供たちは、
新幹線の上田駅までJさんに甘えて、
車で送ってもらうことになった。
もう一人、Yさんも一緒に便乗。
なんとYさんは義実家の隣町に
住んでいらっしゃる方。
義実家に帰ったときにYさんに会える!
YさんはNVCに出会って3年ほど。
あの場所にNVCの輪を広げている方が
いるなんて、嬉しすぎる。。
ということで、新幹線の上田駅到着。
本当に助かりました。
Jさん、スーパーありがとう!!
上田駅着いたら、
第一陣で出発された方々と再会!笑
嬉しいなぁもう!!
かがやきにも乗れたし、息子は大満足!
あとは、新幹線で長野の上田駅→東京で乗換えて→京都→ローカル線①→ローカル線②!!
やっぱり、なげーーー。。笑
さて、何時に着くのでしょう。笑
京都駅に着いたら、20時。
絶対タクシー乗ろう。
と、心に決めていたわたし。
新幹線降りてから、
タクシー乗り場へ向かおうとすると、
まさかの息子が電車乗りたいと
改札の前で大号泣。
まぁーーーーじぃぃぃーーーー!!!笑
まだそんなに電車に興味あったのー!!
まぁ、ええか。
アメリカ、電車乗らんもんな。
「席には座れないよ、それでもいいんやね!」
と念押し。笑
ということで、電車で帰ることに。
実は、
リトリート行くときのローカル線で、
電車の中で娘がペットボトルの水を
ぶちまけてしまった。。
でもね、、
誰も助けてくれなかった。。。
たくさんの荷物の中から
ティッシュとお尻拭きを出して、
京都駅つくまでに拭き終わらきゃって
床を必死で拭いた。
みんな音やわたしの悲鳴で気づいたはず…
視界には入っているはず…
でも、
そのときいた
おばちゃんたちは、
そのまま喋り続け…
若い人たちは、
スマホを触り続け…
学生は、
窓の外を眺めつづけていた…
「あーぁ、かわいそうに。」
「うわ、めんどくさ。あんま見んとこ。」
「あーぁ、大変な時期ね。お母さん頑張れー。」
何も言われていないけど、
そんな風に心で言っているんだろうな…
と思った。
勝手にわたしがそう感じただけなんやけどね…
ゴシゴシゴシ…
床を拭きながら、
泣きそうだった。。
だって、まだ京都駅にも着いてない。
今からまだまだ何時間も新幹線の道のりがある。
無事辿り着けるの…?
さらに七日間のリトリートに子供たちと参加するんだよ?
大丈夫なの…?
うん、そうだった。
行きのこの件が、
さらに私を不安にさせたんだった。
でも、帰りは全然違った。
リトリートを終え、
心があたたかさで包まれている今、
たとえそんなことが起こっても、
周りがどんな目で見ても、
その人にもその人の背景がある。
何かあっても、
その人の心も背景も包み込んじゃおう♪
それくらい清らかな気持ちだった。
でも、いざ乗ると、
予想とは違う出来事が起こった。
会社帰りの方もまだまだ多い時間帯に、
わたしたちが乗ってきたのを見た瞬間、
端っこの席に座っていたスーツ姿の男性が席を立った。
小さな声で「どうぞ」っとスッと
ドアの方へ歩いていった。
始発の駅なので、端っこに座るってことは
一番前に並んでいたはず…
いつもだったら、
「いいです!いいです!大丈夫です!!」
って断っていた。
でも、その好意が本当に嬉しくて、
実際疲れていたし、すごくありがたかった。
行きとは違う涙が溢れそうだった。
息子も電車に乗りたい言い出しっぺなので
「お母さん疲れてるでしょ?座りなよ。」
と言ってくれた。笑
「すみません、ありがとうございます。」
いつものように、そう伝えたんだけど、
そこに何か引っかかるものを感じた。
なんかそれだけで、終わらせたくないっ!
たまたま降りる駅が一緒で、
早足だったその方を追いかけ、
「あの!6時間移動してきて、席を譲っていただいて嬉しかったんです。あと1時間頑張れます!ありがとうございました!!」
と、言っている自分がいた。
そんなこと言ったことないし、
追いかけるときに、
一瞬「引かれるかも…?」と頭をよぎり、
ちょっと不安・緊張もしたけど、
それ以上に、
心が突き動かされていた。
そんな自分にもビックリ。
「今、わたし、なにしたの…?」
一瞬わからなかった。
この七日間の色んなものが込み上げて、
涙を溜めながら、
心の奥底から出てきた言葉。
これが、この七日間の集大成。
無事、最寄り駅からも三人でのんびり歩いて
21時半に実家へ到着。
7時間の旅。
(東南アジア行けるやん。笑)
こうして、わたしの人生現時点での
【最大の挑戦と経験】
を、無事終えることができた。
子供たち、一緒に来てくれて、
本当に本当に、ほんとーーーーに、ありがとう。
でもこの2歳と6歳という小さな年齢の
二人がいてくれたからこそ、
もう二度とない、
今しか学べないものを溢れるほど学ぶことができた。
ありがとう。
そして、
快諾してくれた旦那さん、
トレーナーさんたち、
アシスタントさんたち、
参加者のみんな、
女神山のスタッフさんたち、
帰りの電車の男性まで、
たくさんたくさんたくさんの人たちに
感謝の気持ちでいっぱい。
誰が欠けても成し得なかったこと。
あー…
勇気を出して、行ってよかった。。
無事二人連れてリトリートを終えたことに、
心から、心から、
おめでとう。
心から、心から、
ありがとう。
みんな、大好き。