大変さをアピールし合う夫婦
ハイ、みなさん今の心の状態はいかがですか?
(2023.11 Podcastのほぼ文字起こしです)
では、今日のテーマに入っていきましょう。
今日のテーマは「大変さをアピールし合う夫婦」です。
みなさんも、わたしも大変なんだよ!とか、こっちも忙しいんだよ!みたいなコミュニケーションを聞いたり、みたり、実際に言い合ったりしたことはありませんか?
こういうときってどうしたらいいんだろう?と。
つい先日、我が家であったんですね。チェコに引っ越してきて、初めての冬を迎えているのですが、もう外は一面真っ白。雪・雪・雪なんです。前はカリフォルニアにいたし、私たち夫婦は雪国生まれでもないし、何が必要なのか全くわからない。
車の雪を下ろさないとフロントガラスも見えないし、サイドミラーも見えないし、ボンネットの雪も下ろさないと、走っててフロントガラスに飛んでくる。
慣れない私たちにとっては車に乗るまでに大仕事。そもそも雪を下ろすブラシとかもない。そんなのがあることすら知らない。
そこで夫が「アメリカのミシガン出張の時みたい・・・」と何度も言っていて、わたしは「へー」と思って聞いていた。
そしてやっと車に乗れて、「大変やな、これ」ってわたしが言ったときに、また夫が「ミシガン出張の時みたい」って言ったので、わたしも「そっか、大変だったんだね」って言ったのですが、そこで「そうだよ。俺大変だったんだよ。お前はワンオペ大変とかどうとかいうけど、俺だって大変だったんだよ」って返ってきた。
わたしこの時、「え?」ってなって言葉が出なかったんですね。「お前はワンオペ大変とかどうとかいうけど」・・・
え・・・?
この言葉に結構ショック。。。
その時、瞬時に思考が働いたのは、お互い大変さを受け取ってもらえないと、その大変である辛さや痛みや傷を「大変だよね」って受け入れてもらえないと、傷は残り続けるし、ふっとしたきっかけでまた思い出して、それをぶつけ合ってしまうんだなって。
わたしに関しては、アメリカ生活で夫が出張多くて本当にワンオペが辛くて、精神が崩壊寸前で危なかったことがあったんですね。だからもうワンオペが嫌で嫌で仕方なく、出張決まると、「うんうん大変だよね!こっちは任せて!いってらっしゃい!」なんて言葉は、いつの間にか出てこなくなった。
「はぁ。。また出張・・・」ってなっていた、嫌な顔してた。それくらい心が傷つていたし、異国の地で一人で二つの命を守らないといけないから、ものすごい戦闘モード、ストレス状態だった。
一方、夫は夫で、わたしが危なかった時期を知っているので、出張も仕事だから仕方ないのと、申し訳ない気持ちもあっただろうし、「来週もいません・・・すみません・・・土日移動はやめてがんばって深夜便で行きます・・・」みたいになっていて、その土日の深夜便移動の大変さも、受け取ってもらえない。
出張から疲れたーーって帰ってきても、嫁もワンオペで疲れてるから、お互い疲れたアピール。お疲れ様、ありがとうを言ったとしても心の奥底からの言えてないから、そのエネルギーはどうしたって伝わる。
わたしも大変なのよ、俺だって大変なんだよって隙あらば相手にいってやるー!わかってくれー!の投げ合いになってる。
みなさんも子育てでパートナーとこういうことありませんか?子育てしていなくても、恋人同士とか?もしくは友人や会社の同僚とかでもあるかも。
「わたしも大変なんだよー!!」
「俺も大変なんだよーー!」
とアピールし合うその言動の裏には、本当はお互いに大変さをわかりあって、受け止めあって、労り合い、感謝し合って、思いやり合いたい。愛とあたたかさを持って支え合いたいだけなのに、心と言葉が一致していない。
なので、わたしは夫とこのことについて対話をしてみようと思います。
みなさんはこれを聞いて何を感じましたか?またコメントをいただけたら嬉しいです。
はい、ということで今日は「大変さをアピールし合う夫婦」というテーマでお話をしました。大切な時間を使って聞いてくださり、本当にありがとうございました。
では、また。