『恥』は日本特有の文化だと思っていた。
「近所の人に見られたら恥ずかしいでしょ!」
「こんなんできひんかったら笑われるで」
「(電車で)すぐあんたおるのわかったけど、友達と喋る声がでかくて駅着くまで他人のフリしたわ。」
「なんやその格好?恥ずかしないんか?」
「常識やろ!」
「もっと世間体を気にしなさい。」
「(成績は5より3のを教科を)これ3やん。もっと頑張りや。」
あげれば切りながないほど出てくる、わたしの記憶の中にあるこれらの言葉たち。恥ずかしいことなんだって身体に刻まれている。これは日本特有の文化だと思っていた。
そこに良い悪いはないんだけど、
「恥ずかしいなんて思わなくていい!」
「わたしはこのままでいいんだ、恥じることなんてない!」
と思った方が生きやすいとも思ったし、
子供に対しても、
「そんなんで恥ずかしがらなくていいよ!」
「恥ずかしいことなんてない!あなたはあなた!」
というようなことを言わないとなぁって思っていたりした。
でも、どんな感情も大事する。「恥ずかしい」という気持ちも大事にしようっていう気持ちもわたしの中にはあった。
今日、娘がプリスクールでおもらしをして、それを先生に気付いてもらえず(前もあった!ゆるい!)、しかめっ面で出てきて「どうしたのー?」って車に乗せようとしたら、ワーオ!!ズボンボトボトー!!
このコロナ中に家ではできるようになったんだけど、再開したばかりのプリスクールのトイレは便座が大きめでこわくて座れない娘。オムツをつけてもらったりしてたんだけど、今日はしてもらえてなかったみたい。
咄嗟に出てきた言葉が、
「先生に気付いてもらえなかったんだね。でも言えなかったんだね。。」
「うん。。。うぇーん。。」
「うーーーそれはかなしかったね。。恥ずかしかったのー?」
「うん。。。」
「そうだね、、恥ずかしかったんだね。。」
と、ハグ。
そしてそのあと、NVCフローバルフェスでスウェーデンに住むLiv Larsonという方のセッションを録画と翻訳と共に見ていた。
(翻訳チームありがとう♡)
【タイトル:「恥」を成⻑の道具にする】
なるほど。
昼間の娘とつながるものもありそうだ。
Livはセッション最初に、
「恥がやってくるのを待ち遠しく感じ始めた。なぜなら、恥が存在するとき、成長と拡大と何か新しいものへの可能性が常にあるからなの。」
と言っていた。
恥が成長と拡大と新しいものへの可能性…
そんな風に考えたことがなかったので驚いた。
このNVCフェスは英語で行われていたんだけど、母国語が英語じゃない人たちもめちゃくちゃたくさんいた。堂々と話している人たちも多いんだけど、時々、
「わたし英語がうまくないから恥ずかしいんだけど・・・」
と、話す人もいて、あっ英語がうまく話せない恥ずかしさって日本人だけじゃないんだって思った。
よく考えれば日本人とかそういうんじゃなくて、人それぞれ、一人一人違うのである。でも、日本人は間違うことを恥ずかしいと思うから英語が伸びないんだ!とよく聞いていたので、大多数の日本人はそうなのかなぁって思っていた。
(と、いうことはこの「恥」のメンタル部分にしっかり向き合って、掘り下げて、その奥にあるものに出会ってから英語を習得するのはどうだろう??)
Livが話してくれた中で書き留めたこと。
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・立ち止まって、受け入れ、自覚しない限り、その感情は私たちにトラブルを引き起こす。
(交通事故とその周辺で起こる渋滞の例が分かりやすかったなぁ)
・普段人は恥を隠そうとする。でもそれを見せることで、私たちをより深い関係性やつながりの可能性へと広げる。
(本当にそう思う。恥ずかしいって素直に言ってくれる人ってなんか安心するし、こっちの心もオープンになる。)
・恥ずかしいとき、誰にも見られたくない。気まずい気持ちでいることを誰にも知られたくないなどが湧いてくる。だから私たちは笑顔で「大丈夫です」とごまかしたりして、自分自身で恥を感じないようにする。
(Lizがスキーで転けた時に、大転倒してるのに一番に思ったことは「誰かに見られていなかったか!?」ということだったと話していて、これってもちろん人それぞれなんだけど世界共通の感覚なの?それってもう脳に組み込まれているってこと?と思った。)
・麻痺していく。麻痺していくと、他の感情も感じられなくなっていく。
・人間は15〜30人のグループで生活していた。共に狩りをしたり、食べ物を集めたり、赤ん坊を迎え入れたり、病気の人を世話したり。そのための少人数だった。
・グループの安全性を危険にさらすような行動をとると、追い出されるリスクがある。それはその人にモラルがないとかっていうわけじゃない。
・グループ全体の安全を脅かすことをしていているので追い出す、というのは、グループはグループを守るための知恵を持っていたから。
(なーーーるーーほーーどーーーーー。その人のモラルではなく、グループを守るための知恵を持っていたからっていうところがすきだ。)
・昔は、グループから見捨てられるということは、食べ物も、寝場所も、暖かさもない。長い距離の歩かなければ他の群れには出会えない。それは死を意味していた。
・したがって、私たちは恥をとても強い恐怖と結びつけた可能性がある。死ぬことへの強い恐怖。
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唸る。
恥はとても強い恐怖と結びつけた可能性がある、大昔、グループから見捨てられるということは死を意味した…
大企業に入って安定したいとか、空気を読むとか、いじめとか、鬱とか、自殺とか、育児ノイローゼとか、虐待とか、アルコール依存症とか、薬物依存とか・・・
いろんなことが頭に浮かんでくる。。
日本はこの強い恐怖がすごく強い気がする。。
そしてかなり眠くなってきたし、文字数的にも、つづきは明日にします。
子供には「恥」は必要だ、ということも話していたこと。
Livが教えてくれたワーク「4つのコンパス」のこと。
このワークをnote上でまたやってみようと思う。「4つのコンパス」は、まだ検索しても日本語では出てこなかったから、日本にはまだあまり届いていなかったのかな?わかりやすい具体例で伝えられたらいいな。
昨日の「メンタルモデル」にしても、今日のLivの「恥」にしても、つながるものがたくさんあり、そろそろアレを書けって言われているような気持ち。(いや、言われてるじゃなくて、自分で自分に言ってるんやけど笑)
では、おやすみなさい。
また明日。
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