3歳娘のこわすぎる「どっきりだいせーこー♪」
バンダナの上にキャップ被るB-boyみたいやな。
(この感覚、若者はわかるのかしら。わたしは80年前半生まれです)
着たいワンピースが洗濯中だと知ると、
「他の服はイヤ。今日はあれが着たいの。だったら裸でいるわ。」
と、一日中裸で過ごしていました。
さて、そんな独自のオシャレを追求している自由人3歳娘の話。
最近の口癖は、
「どっきりだいせーこー♪」
デス。
わたしが部屋の中で家事しながらウロウロしているときに、なんか物陰にいる娘と目が合い、
「なにしてんの、こんなところで?」
というと、
「キャハハ!どっきりだいせーこー♪」
と、言うのです。
彼女の中の辞書で「どっきり」と引いたら、おそらく意味が100ページくらい出てくるでしょう。どっきりの範囲がめちゃくちゃ広い。
この間、イースターの卵を家の中に隠すから探せと言われ、めんどくせーなと思いながら探したら、一箇所に全部隠されていた。
「全部ここにあるんかいっ!」
「キャハハ!どっきりだいせーこー♪」
もはや、天才か?
そんな中、昨日の朝。
「おかーたん、どっきりたいけつするからこれちょーだいー」
と、油性ペンを10本ほど子供部屋へ持っていった3歳娘。
『油性ペン』と『ドッキリ』と『対決』・・・
そんな世にも恐ろしい組み合わせがあるだろうか。。
「おかーたん、あっちいってて!!」
こわい。。こわすぎる。。。震える。。
ネックレスも必ず、頭だ。
儀式でも始まるのだろうか…
でもこのあと、「おかーたんきてぇー!」と連れて行かれたときは、部屋に入った瞬間、壁や絨毯を恐る恐る見渡したけど、またペンを一箇所に隠していただけだった。
「キャハハ!どっきりだいせーこー♪」
なーんだ、拍子抜け。可愛いじゃん。
そのあとせっせとペンを袋に入れてどこかへ持っていった。
(これがあとにつながる。)
とりあえずホッとしつつ、いや、Facebookに載せたのにな、このオチはおもんないな、どうしよかな、と思っていた生粋の大阪人オカン。
そのまま午後が過ぎ、夕方になり、就寝前になり、部屋を片付けていて、「もぉ!またフルーツ食べたお皿置きっぱなし!」とソファにあったお皿を手に取ると・・・
わたしのお気に入りの小皿…
一枚しかないやつ…
ブルーベリーこのお皿がいいーと言うので、これにのせてあげた午後を思い出す…
『どっきり』
まさかまだ続いていたのか…
あの朝のどっきりは、わたしに油断させるためだったのか…(そういや袋にペンを詰めていた)
先日は絨毯にやってくれたけど、娘にとっては画用紙も絨毯もお皿も関係ない。
「画用紙に描くって誰が決めたの!?わたしは描きたいところに描くの!世界のすべてがキャンバスよ!」
というスタンスなのか。
確かにお皿に絵を描くアーティストさんもいるだろう…
この想像を遥かに超えたどっきりに、もうわたしは怒りも悲しみも沸き起こらず、
「や、やるやないか…」
(そしてネタになるやないか…)
と、キッチンに隠れて笑いを堪えていたのです。
いや、でもこれはキャンバス用のお皿ではなく、ごはん用。とても大事にしているもの。
怒ろうかなぁ?
悲しい…って言おうかなぁ?
と、考えつつ、でもこれをわたしに「さがしてー!」と言ってこなかったってことは、彼女は「あ…これやったらあかんやつやった…」ってのは実はわかっていてる。
わたしもその瞬間だと「おもろい!やるな!このどっきりはやられたわー!」と言ってしまいそうだったので、そんなことを言った日にはもう食事を乗せるお皿が全滅する。
ということで、一旦翌日まで置いておくことに。
そして、今朝、ちょっとキッチンに娘を呼ぶ。
お皿を見せた瞬間に下を向き、娘の顔が歪んで半ベソになった。
あ、反省しているんだな、やったらあかんやつやってわかってるんやな。
「お母さんこのお皿、大好きでね、とても大切にしているの。だから、悲しかったんだ。もうお皿にペンで書かないでくれる?」
歪めた顔で下を向きながら、小さく頷いた。
「よろしくねー」
と、背中をさする。
「あ、あと絨毯とー、壁も、えっとそうだな、やっぱり画用紙だけに・・・」
と、言ったころには、もうテレビの前でピコ太郎の手を洗う動画で踊っていた。
「・・・・・・・・・・。」
ハイ、そのときそのとき、一つずつ一つずつ、伝えます。
そして、今日の〆は・・・
わたし、昨日整理したばかりなのに・・・
しばく。。。。。。笑
循環が循環を生むのがすきです。サポートしたいただいた循環を、文字で循環していきます♡