わたしの挑戦。子連れでのリトリートが始まる。
リトリート前日から長野に前泊。
京都から東京に出て、長野へ。
二人連れて、かなり余裕持って出たけれど、2歳児の足で予約していた新幹線にも間に合わず、チケットを取り直し、上手く三人が横並びで座れる新幹線を待ち、8時間もかかった。
もっともっと色々あったけど、
もうココは端折る。
リトリート当日。
集合場所の駅までまた電車に乗って移動。
その田舎へ向かう電車の中は、おそらく半分くらいは リトリートの参加者。
子供たち二人を見て
微笑んでくれる人はいない。
リトリートですか?
っていう会話もない。
電車の中でも声が大きく
騒がしい二人。
「あ、あれが子連れの人だな…」
「げ、、うるさい。。」
そんな空気が流れているように感じた。
また、とてつもない不安がわたしを襲い始めた。
「やはり来たらいけなかったのかも…」
「2歳の娘はわたしから離れて、別の建物で待つなんて可能なんだろうか…」
「リンが走り回って、みんなが集中できなかったら…」
心はザワザワし、落ち着かない…
やばい…
どうしよう…
不安…
こわい…
そして、不安でいっぱいなまま、
駅に到着。
いろんなところから来ている
いろんなバックグラウンドがある人たち。
みんなに笑顔がなく、
なんとも言えない空気が漂う。
(今思えばみんなも緊張していたんだろうけど)
一人だけ「わぁー!二人も連れて!!よく来たねー!!すごいね!!」
と話しかけてくれた男性がいたが、
動揺しまくっていたわたしは、
その人が誰だったか今も思い出せない。
そして、施設の人の車で山を20分ほど走り、
辿り着いた。
とりあえず、相部屋ではなく、
わたしたちは、三人部屋に配慮してもらえていたことにはホッ。。
深い緑に囲まれて本当に美しいところなのに
わたしの心には全然入ってこない。
そのあと、受付の場所へ移動。
早速二人が走り回り始める。
花瓶を割らないか…
並べてあるカードをぐちゃぐちゃにしないか…
誰かの鞄を蹴らないか…
誰かにぶつからないか…
物を壊さないか…
危ないから走らないでーと言っても
止まらない二人。
みんなの目が気になる。。
うっとおしそうな目に見える。
イライラしているように見える。
こいつらなんで来たの?って思われているんじゃないか…
なんともいえない空気感…
そして、自分の子供たちを
そんな風に見られているかもって
考えてしまう自分のことも子供の存在を否定しているようで悲しくなる…
そんな中、ずっとやりとりしていた
アシスタントの方と会えた。
「子供たち、この場所に開放されているんだねー♡」
って微笑む。
その言葉にもわたしはウンウンとは
思うんだけど、心は全然安心できていない…
どうしよう…
今から七日間も…
大丈夫…?
本当はもう泣きそうだった。
でも、学ぼう、わたしは学びに来たんだ。
そう言い聞かせて…
そんな状態からリトリートは始まった。