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日本へ帰国か、アメリカに残るか。
日本側の本社から、
「日本に帰りたいか?帰るなら明日の便で帰国です。」
と連絡がきた。
26日以降の便になると2週間隔離とか(自主的かな?)。
なんなら公共機関を使っちゃいけないから
レンタカー借りてホテルに泊まるとか。
わたしたちの返事は迷いなく、
「ココに留まります。」
でした。
混んだ空港での感染リスク、
飛行機の感染リスク、
日本のコロナへの対策のゆっくりさ、
息子の学校もオンラインで来週から始まること、
旦那の仕事上こっちにいないとどうにもならないことがあり、帰国すると今度は入国ができなくなる可能性。
そして、帰るなら大阪?島根?
島根は感染者はまだいないけど、義父母も歳だし、義母は喘息持ち。わたしたちが帰ることで、家から外へ出入りする人数が増えるし、感染リスクがグンと上がる。
大阪なら、わたしの実家。
肺に持病を持つ父。父はコロナにかかるともうアウトだよと医者に言われている。だから「気が狂いそうやー」とストレス抱えながらも、頑張って外に出ないようにしてる。そんな父に、子供たちやわたしが外を出入りをして万が一のようなことがあるのだけは、何としても避けたい。何としても。
じゃあ、実家はやめて大阪でしばらくホテル暮らし?
今から賃貸の家探し?
このコロナの時期にそっちの方が非現実的で感染の確率は上がるだろう。
このような理由から、日本へ帰国するという選択肢はなかった。
何より、心配なのは、親たちのこと。
おじいちゃん、おばあちゃんたちが一番危ない。
「自分は大丈夫」
「8割は風邪くらいの症状」
と言って、動ける人たちが外出や集まりに参加していると、身内が危なくなることもある。そして、わたしの父のような高齢者が街にはたくさんいるということを心に留めている。
あるイタリア人の男性の動画を見た。
持病のある父と暮らしていた。
咳をしているのに国内出張や会社に行き続けた。
呼吸困難が陥り、病院に運ばれたらコロナだった。
すでに父にも感染していて、彼が入院中に父は亡くなり、死目にも会えず、お葬式にも出られなかった…
こんなに辛いことはないよ…
と…
これは誰にでも起りうること。
今日からカリフォルニアでは、外出禁止がさらに厳しくなった。
監視体制が強化される。
基本、家族以外の人と接することも、外で話すこともない。
(スーパーの駐車場などで話していると注意されるらしい。)
会社はビル自体が閉鎖されていて、誰も出勤していない。
(Googleなどは政府から規制が始まるかなり前から自主的に在宅勤務をしていた。)
誰かの家に他家族と集まることも禁止されている。
(もちろん友達にも会えない。)
学校も休校で、もちろん習い事なども全部クローズ。
(学校クローズで習い事がクローズじゃないのは意味がないような気がしている。)
公園も一部の地域は黄色いテープで封鎖され、遊べない。うちの近くの公園も今日から張り紙がされていた。公園がガランとしている。
ホールフーズというスーパーでは入口で一人一人カートの持つ部分をアルコール消毒してくれるスタッフが立っている。レジの人も手袋をしている。
SNSに載せていた知り合いのおじいちゃんの孫が会いに来たときの写真を見た。
車で家の前に止まり、ドライブスルーのように、でも窓は開けずに電話で会話をし、笑顔で手を振っていた。
その写真を見たときに「なんてことが世界で起こっているんだ…」と胸が締め付けられたけど、でもこれって大きな大きな愛だよね。祖父母の命のため。本当はお互いすごく辛いと思う。孫と窓越しにしか会えない。
でも、この辛い時期を乗り超えるまで、生きててもらわないといけない。
まだ普通に外に出ている日本からすると、ちょっと考えられない状況かもしれない。でももうこれは現実で、世界中の大都市では起こっているんです。
ひとつ前に書いたこのnote。
先程、父から電話があり、食料が届いたと。
・これから大阪も封鎖になるかもしれないこと。
・外出禁止になったときに、パニックで何時間も並ぶスーパーが感染率がとても高いこと。
・だから、そのときにスーパーは行かなくて済むように、今から2週間〜1ヶ月くらい少しずつ買っておくこと。
を伝えたえら、「ほんまやな!そうする!」とすごく納得してくれた。
「あと二つくらい保存できるものが荷物が届くから、30食くらいはあると思う。もうそれはわたしたちからやから受け取って。」
と伝えたら、父が「おおきに、おおきにな。」と涙ぐんでいた。
一人で辛いよね…
一緒に支え合いたい母もいない…
不安でいっぱいだよね…
外に出るのも怖くて、テレビくらいしかなくて、誰とも話せてなくて、気が狂いそうになるよね…
そんな父の姿を見るわたしも辛いよ…
だから今、できるだけ毎日ビデオ通話をするようにしている。
顔が見える。
昔のように高い国際電話でもなく、無料というのも本当にありがたい。
テクノロジーのありがたさを今、噛み締めている。
ひとつ前のnoteに書いたけど、
健さんもおっしゃっていた。
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【分配】
これは人類が新しく学ばなければならないといけないこと。
自分さえ良ければいいではなく、
うちトイレットペーパーありますよってあげる。
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と。
本当に今、それが必要だと思う。
この辛い状況の中で、これができたら人々はどれだけのあたたかさを感じられるか。
小さい人(子供)たちが自然にできる分かち合い。
時間でもいい、
お金でもいい、
食べ物でもいい、
トイレットペーパーでもいい、
笑顔でもいい、
涙でもいい、
感情でもいい。
大きい人たちも今こそ、みんなであたたかい気持ちで分かち合っていこう。
地球の未来は明るい。
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