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「がんばるなニッポン!」〜そもそも人は楽したいから頑張る〜
朝、7歳息子と散歩。
大量のカタツムリが長い草の上に登っている。
母:「カタツムリって何考えてんだろうね。」
息子:「雨降ってくれ、でしょ。」
・・・・・だよね。笑
夏は雨の降らないこの地域。
ココのカタツムリたちは過酷だね。でも強いな。
さて、今日は、珍しくコメント欄が荒れていたNewsPicksのWeekly OCHIAIのこの回。
(スクショがうまくいかず、くるくる回ってるマークが入ってる笑)
https://newspicks.com/live-movie/793/?utm_medium=urlshare&invoker=np_urlshare_uid1294240&utm_source=newspicks&utm_campaign=np_urlshare
サイボウズの山田さん。
もう帰任されたんだけど、旦那がこっちでお世話になっていたそうなので、久しぶりに見たWeekly OCHIAIでした。
「先週のNewsPicksで中間管理職はまぬけとかいらんやんとか、めちゃくちゃいうてるやんって思ってたんです、これ見てる人『痛い』やろうなぁと思って。。」
と、冒頭に山田さんがまず中間管理職のおじさんたちへの痛みに共感するところから入ったところが、わたしはすきだなぁと思った。
ほぼ山田さんのコメントを中心に書き留めたこと。
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BI(ビーフォーインターネット)から
AI(アフターインターネット)へ。
今の会社は『トーナメント表』みたいなもの。
勝った人が上がっていく仕組み。
今の時代、情報は掌で扱えるとても安いものになった。
そのときに作る組織は、トーナメン表のままでいいの?
『キャンプファイヤー型』
「いいね(真ん中の火)」ということに人が集まっていく。
(グレタさんを例えに出していた)
「権限で言うこと聞け」はもうみんな去っていく。
「いいね」に若い子は集まる。
お互いをリスペクトというところまでいかなくてもいいと思っていて、
この人は絵を描くのが上手い、
この人は字を書くのが上手い、
この人は何か読むのが上手い、
この「上手い」っていうのが一個一個集まってチームを作ったらええんちゃうかなぁと。
日本の大企業は体力があって、潰れない。
それが逆に苦しめている。
副業もさせてくれない。
その会社でどう生きていくかを考えるしかない。
定年をして退職金をもらってからそれで何かをしようとしたら、ラーメン屋作るか家庭菜園するしかない。
もっと副業OKにするとか、働いている時から外を見れる仕組みを作らないと。
「繋ぐ中間」は必要。
若い人たちはまだまだ大企業に行こうとしている。
これを無くしていくのがまず必要。
でも大企業は、そこには雇用を守ってる、お金を回している、という大切なところもある。
ただ僕が問題だと思っているのは、
そこで働いている人がイキイキしていないこと。
「なんでこんなとこで働かなあかんねん」
「なんでこんな仕事せなあかんねん」
と言ってる状態が不幸。
その人たちが「独立したい!」「経験したい!」と言っているわけではないのが問題。
うち(サイボウズ)は副業もOK、出てまた入ってくるのもOK。どこで何年働くかなんて関係なくて、自分の人生の中で必要なところに出たり入ったりすればいい。
その受け皿を作る仕組みを会社として作っている。
(定年はいる・いらないについて)
背中を押して欲しい人には、新しいことをするために40、50くらいで定年が必要だったりする。
自分でライフプランを建てられる人には、定年はいらない。
誰に対してか、による。
そもそも、会社がわざわざ「定年」っていうのを作らないと回らない社会がどうなの?あなたのためにセカンドキャリア・サードキャリアをもっと考えてやっていかないと、もっと楽しい人生にならないよ、と伝えてあげないと。
会社が勝手に「あなたはこの年齢まで働いていいよ」って決めることがおかしい。
ただ、そうなると教育の段階から変えていかないといけない。
確実に時間はかかるけど、変わっていってはいる。
会社ってみんな大きくしようとする、人数を増やそうとする、だからどうしても中間管理職みたいな人たちは増える。
これって「誰が」うれしいの?
株主?じゃあ株主って誰なの?
何十万人もいる株主。
「株主のためにー!」と経営者の人たちは言うけど、「株主が誰か知ってんの?」というところ。株主は明日売ってるかもしれない、毎日変わる。
それにも関わらず、株主のためにって言いながら会社をどんどんどんどん大きくしていってる、ココに若干不幸の始まりがある。
「もう一度ジャパンをNo.1に!!」とかじゃなくて、北欧のようにそんなことは目指していなくても、幸福度が高く、一人一人がサステナブルに人生を楽しくどう生きるか、という価値観。こういう習慣が根付いている国。
日本も昔は家族経営でそういうところがあった。
無理して株価重視になった。
もう一度、家族経営的なところに回帰して、中間の人でもゆったり過ごしている人がいていいと思う。
黙ってたって働く人は働く、
ちょっとゆったりしたいって人も、
ぶら下がりたい!って人も、
何割かいると思うんです。
それで回るんだったら、それでみんなが幸せなんだったら、僕はそれでいいと思うんです。
大きくなればなるほど、キャンプファイヤー型は無理で、どうしてもピラミッド型は必要になる。業種によっては大きくしないといけない場合もある。
「一体感をだそう!」と言っても、真ん中の火がもう消えてるのに、一体感もくそもない。若い人が新規事業とかであちこちで放火してあちこちで火を散らしていって、余計に一体感はなくなる。
真ん中にいる人たちの適正の人数がある。
今は力によって無理やり肥大化されてる。
インターネットは情報弱者の格差を埋めるはずなのに、その人たちがそのネットを使っていない。まだまだTVを見ている。その大手のメディア(お金持ち)に洗脳されている。
本当はその人たちこそ、ネットを使って、Twitterでもインスタでもやりたいことを発信していけば、拾ってくれる人が出てくる。
もっとマッチングしやすい世界になると、お金の格差、すべての格差が無くなっていく。
働くことにモチベーションと高潔さがなくなると、人は腐る。
『楽』
(と最後にこの1文字を書いた山田さん)
気楽にいきたい、とらわれずにいきたい。
昔は「楽しむ」と「楽する」というのは違うって思っていた。頑張る方が楽しいと感じるんだと思っていた。
今は、一生懸命楽しようって、どうやったら楽できるかって、考えていくっていう世の中なのかな。
楽しようって思うことが改善につながっていったり、次のものを生んでいったりするから、一旦みんなとらわれずにとにかく、
「楽な方向にいきましょうよ!」
「我慢するのやめましょうよ!」
「がんばるなニッポン!」
というのを僕は一生懸命やってるんです。
【楽して楽しむ】
「まずは楽しよう!」って思っていいんじゃないか。楽していって、余裕を持つと、ビジネスモデルとして当たり出る確率が上がる。
そもそも人は楽したいから頑張るんです。
『共生』
(落合さんが最後に書いた言葉)
どんな家族構成で、どんなご両親で、自分はこのコミュニティまでだったら喜怒哀楽まで共生可能である、という範囲の中間管理職は価値がある。プライベートとパブリックをキッパリ分けるなら、中間はいらない。
全員の幸せを考えられるくらいの生活感を持っている中間管理職の人たちは正しい振る舞いをする。でも世の中のコンプライアンスなどがそうさせてくれない。
今の日本は昔の日本のような家族型でもないし、外資系企業のようでもなく、中途半端。キャラを振り切ること。
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抜粋は以上で、落合さんが終始ヒマそうな回でしたが、最後はガチッとまとめていて、さすがだなぁと眺めていた。確かにWeekly OCHIAIっぽくはなく、UPDATEの回に合ったテーマだったかなぁと。
わたしは間接的に少し存じ上げている山田さんを完全に贔屓目に見ていましたが(完全に。笑)、それでもやっぱり山田さんの言葉は「誰も置いてけぼりにしない」精神が感じられて好きでした。
(落合さんの「自然淘汰」の考えも好きだけれど。)
個人的に、
「楽な方向にいきましょうよ!」
「我慢するのやめましょうよ!」
「頑張るなニッポン!」
黙ってたって働く人は働く、
ちょっとゆったりしたいって人も、
ぶら下がりたい!って人も、
何割かいると思うんです。
それで回るんだったら、それでみんなが幸せなんだったら、僕はそれでいいと思うんです。
というところが好きで、こういう方が副社長の会社ってどんな雰囲気なんだろう?ワクワクし、中を見てみたいなぁと思いました。ちなみにわたしはゆったりしたい派です。笑
こんな会社が増えたらいいなっていう自分の願いにまたひとつ気づいた回でした。
では「楽して楽しむ」一日を♡
また明日♡
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