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2000ドルで7歳息子がパニックに。

先日書いたものが反響があり、驚いています。

(アメリカに夢を抱いていた方が、これじゃ行けない!となっていたら、申し訳ない。。ただ、どこの国にも様々なリスクはあるので、あとは本当に自分はどうしたいか、心に聴いてみてご自身で判断してくださいね♡ 今はアメリカも当分は渡れませんが。。)

そしてこの医療費2000ドルで、7歳息子が大パニックになりました。

わたしたち夫婦が「あーお金がなくなるー!やばーい!口座にもうなーい!」と騒いでいたら、息子が「なになに!?」とやってきた。

オカンの珍入院(いや、でもほんっと死ぬかと思うくらい痛かったから!)のお金払うの忘れてた。

2000ドル払ったらお金なくなったー。

ってそのまま伝えたんです。

そしたら、もう彼は大パニック!!

まず、冷蔵庫と食品庫の中身を確認する。

「うーん、あんまりないな。。お母さん、買い物は週に何回行くの?一回に何ドルくらい使うの?」と確認。

次のお給料日まで、彼の頭で計算し始める。どうやってしのぐのかを考えてる模様。

自分のおもちゃを売ろうと思ったようで、子供部屋に入っておもちゃを見渡す。

「これ、全部が売れるわけじゃないよね?買う人がいないものもあるよね?」

Switchを手に取り、

「Switchとカセットだけは売りたくないんだけど…」

オンライン授業中、集中できていない。明らかに上の空。挙動不審。

すぐに安心を与えるためにフォローをせず、彼がどうするのか観察してました。

(NVC的に彼の言動の奥にあるニーズなんだろう?って心に意識を向けてみたり。)


「お母さんの車売ろうよ!」

ちょっと!!わたしの大事な大事な大事なフィットから売っちゃうの!?!

切なかったのは、

「貧乏になりたくないよーーー」と嘆いていたこと。きっとイメージ映像があるんだね。

「島根のおじいちゃんおばあちゃんが助けてくれる?でもどうやって飛行機乗るんだよーーー」

「お母さん、朝、誰かにdonationしてなかった?こんなこと言いたくないんだけど… しなかったら少しお金残ってたよね…?」

そこまで頭が働くのか…と感心と共にやっぱり切なさもある。

そして、極め付けに、

「お昼ごはん、ごはんとふりかけでいいよ!」

さらに、もうすでに用意してたおかずとお味噌汁を出したら、

「お味噌汁、具いれなくていいよ!これどれだけ材料使ったの?こんなに使ったらすぐなくなるじゃん!」

というところで、隣の部屋で仕事していたお父さんがやってきて、ちゃんとお父さんの会社が払ってくれるんだよ、だから安心していいよってことを伝えた。

「あぁーーーよかったぁぁぁ。。。」

と、ぱぁっと笑顔になってよくしゃべり、モリモリ食べて、そのあとの体育のオンライン授業でモリモリ腕立て伏せして、モリモリ腹筋もしてた。


この様子を見て、可哀想って思う人もいるかもしれない。お金の伝え方、間違ってない?って思うかもしれない。

わたしはこの姿を見て、うまく言語化できないけれど切なさも感心もいろいろ感じることがあり、お金の大切さもわかってるし、同時にお金がすべてになっているところもあるなぁ…(そんな伝え方したかな?)と思ったり、

わたしが家庭菜園とか苦手なのもあって一切自分で作ってない(自分たちの家庭で作れるものがあるってところを彼は一回も見たことがない)し、マイクラは完全自給自足だけど「あれはゲームの世界で現実では食べ物は簡単にできないよ!」ってことも彼は言ってる…

などとモヤモヤとしていたら、夫は、

「お金は大事。よくわかってるってことやん。お前がギフトとかが助け合いが好きなのもわかる。それもまずはお金のことを知ってから、そのあとに、あぁこういう世界もあるんだ!ってまたゆっくり知っていけばいい。」

と。

そうだね、彼がこれからたくさん考えたり、経験したらいい。


彼は普段、珈琲豆を買ってハンドドリップで淹れて、私たちに売ってくれるんだけど、この間、豆の仕入れ代を残さずゲーム課金に使ってしまい(わたしは気づいていたけどあえて言わなかった笑)、一人でパニックになっていた。

何度も財布をひっくり返し数え、ソファの下に落ちてないか探したり、突然昔のお手伝いのシール表を持ってきて(達成したら5ドル)、洗濯物畳み始めたり。黙って見てたんだけど、相当焦っている。笑

しまいには「うちにはなんでお年玉がないんだ!今年は絶対欲しい!!」と言い始め(確かにアメリカにいる間はあげてない笑)、おじいちゃんおばあちゃんにLINE電話して「お年玉ないの?」って聞き、もらえることになった。

そしてお年玉をどうやって使うか、ゲームの課金額とにらめっこしたり、ぐるぐる考えている模様。

(でも珈琲豆は先に買っておこう!とはなっていない笑 買っておかないと増やせないぞー。)

さらに「桃鉄が欲しい!」となり、自分のお年玉じゃ足りないから、妹にも「これおもしろいから買いたいよね?一緒にしようね!じゃあお年玉で一緒に買おう!カエデちゃんの持ってきて!」と誘っていた。笑

(妹もノリノリだったけれど、まだまだわかっていない妹のお金を使うんじゃない!自分で欲しいものは自分でなんとか準備しなさい!と怒られて終了〜。笑)


そんな姿も可愛く、おもしろいなぁー、いろんなこと考えてるなぁーと眺めているのです。

うちは隠すこともなく、そのまんまのことを伝えています。父はこれくらいもらっていて、これとこれとこれにお金がかかって、とか。


私たち日本人はお金のことを学校で習ってこなかったから「お金のことを嫌っている」。学校に頼るんじゃなくて、親が教えてあげないといけない。本当に大人になってから困るからって。

(↓西野さんのわかりやすいお金の歴史などのラジオのYouTubeを貼っておきますね。)


お金のことを伝えるって、わたしたちの世代は「金持ちはイヤだね」みたいに刷り込まれて生きてきた。

(スネ夫がまさに。でもほぼ税金はお金持ちが払っているから、あーざーす!なんだよって。by西野さん)

伝えてきてもらっていないから、親になって子に伝えるって難しいんだけど、私たちなりに伝えていきたいなって思っています。


ということで、今日は息子が2000ドルでパニックになったっていうお話でした。

今日もパニックも含めてハートフルな一日を♡

また明日ココで♡

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Mind Yoga Miyuki
循環が循環を生むのがすきです。サポートしたいただいた循環を、文字で循環していきます♡