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色んな先生の授業に入って感じた指導のノウハウ

こんにちは。RINGO_先生です。

私は小学校で
学習支援員として働いています。

この立場にいると、
支援級の児童の学習を
サポートするために、
様々な学級に入ります。

日々授業に入る中で
「ああ、このクラス良いな。」
と思うクラスが当然あるわけですが、
そんなクラスを担任する
先生の指導の特徴が
少しだけ見えてきました。

今回は毎日様々な学級に
入る私が思う
良い指導の例を
紹介したいと思います。

教師をされている方、
教師を目指されている方の
参考になれば嬉しく思います。

それでは順番に行きましょう。

単純に授業が分かりやすくて面白い

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教師には様々なスキルが
求められますが、
結局これが一番大事ですね。

経験上、どれだけ面白い先生でも
授業が毎日つまらないと
子どもは離れていくなと感じます。

学校で最も長い時間が
授業の時間なので、
ここで子ども達の満足度が低いと
まあ荒れてきますよ。

特に高学年の場合は。

どんな子でも、
分かりたいし、
出来る様になりたいと
思っていますからね。

逆に授業が面白かったり、
とてもよく分かったりする日々だと、
子ども達は先生を尊敬します。

私はそんな先生も何人も知っています。

特にその先生は
子どもに媚びるわけでもなく、
休み時間に一緒に
遊んだりするわけでもありませんが、
子ども達からは常に大人気です。

「○○先生はすごいんですよ!」

という声がよく聞こえてきます。

そして、子ども達が
学校生活に満足していると、
保護者からの指摘や
クレームもぐっと減ります。

やはり教える専門の教師。
授業を軸に信頼を勝ち取れる
ようになりたいですね。


先生の話し方が優れている

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話し方が優れている
先生の言葉には
耳を傾けたくなるものです。

私が思う特徴は
以下の通りです。

・声がよく通る
・ゆっくり話す(早口でない)
・適度に言葉を区切っている
・一点でなく、全体に目線を向けて話している
・難しい言葉を使わない
・汚い言葉を使わない

これらはとても大切です。

特に、相手が低学年であれば
あるほど大切ですね。

「聞こえない」や
「分からない」は
ただのストレスですから。

話し方は誰でも意識すれば
改善できる部分かと思います。

是非明日から、
落ち着いて話すことを
意識してみてください。


指導にメリハリがある

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これもまあ、
当たり前と言えば
当たり前ですよね。

ですが実際、
メリハリのある指導をするって
難しくありませんか?

私の場合、一年目は
意識しても
なかなかできませんでした。

なぜなら、メリハリのある
指導をしようと思ったら、
こちらが今後起こることを
ある程度想定し、
教師のペースで子ども達を
コントロールする
必要があるから
です。

つまり、こちらが完全な
見通しを持って指導していないと
実現できない
わけですね。

子ども達の行動や反応が
予想外だったからといって
「どうしようか」と
あたふたしていると、
メリハリは生まれません。

慣れるまでは
難しくて当然だと思います。

ですがこの感覚が掴めてくると、
話す、書く、聞く
などの切り替えが
子ども達の中でも定着していき、
お互い気持ちよく学習できます。

ザワザワして子どもと教師とが
大きな声を出し合う
なんてことは避けたいですね。
(一年目の私の話です。笑)


子どもの言葉遣いに敏感

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家族との会話で、
友達との会話で、
テレビで、オンラインゲームで、

子ども達は日々色んな場所から
刺激的な言葉を耳にします。

そして、刺激的な言葉を
学校の休み時間でも
友達や大人に向けて
放つことがあります。

そんな言葉を聞いて
野放ししていませんか?

実際、子どもと友達のように
接する先生は、
ここの線引きが甘いなと
感じることがあります。

ですが言葉はとても大切。

汚い言葉のやり取りは
確実に学級の雰囲気を
悪くします。

私も休み時間、
近くで友達に対しての
キツい言葉が聞こえてきたら
すかさず
「○○さん、その言葉は嫌です。」
と言って諭させていました。

学校にいる時くらいは、
正しい言葉で
会話をさせるようにしましょう。


ルールをとにかく徹底している

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優れている先生ほど
初めから適切に
ルールを示しており、
贔屓してしまわないように
工夫して指導しています。

何かが起きてからの
対応も上手ですが、
そもそも起こらないように
ルールを共有しておくのが
とても上手です。

子どもに足元を
ひっくり返される
隙を全く作りません。

「これは予め提示しておかないとまずいな」

と思うリストを
作っておられるそうですが、
先生方曰く、
「こんなことが提示できるのは、過去に何度もやらかしがあったからだよ。」
との事でした。

案外そんなものなんですね。

初めから完璧な先生は
やはりいないと思います。

初任の方は特に
自分の失敗を大切にし、
改善に力を注ぐと良いでしょう。

やはり頑固であっては
いけませんね。


最後に

如何でしたでしょうか。

毎日様々な学級に入っていると、
とにかく勉強になります。

普段授業をされている先生は
忙しさ故、なかなか
他の先生の授業を拝見させて
いただく余裕は
ないかもしれません。

しかし、忙しい中でも
「まだまだ改善の余地がある」
と謙虚な姿勢で
他の先生から技術を盗むのは
重要であり効果的です。

書物を読んだりするより、
見て学ぶ方が
吸収しやすいですからね。

また素敵な学級経営などを
拝見できた際は
共有させていただきます。

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