「学習支援員」という選択肢
こんにちは、RINGO_先生です。
今年のゴールデンウィークも
折り返し地点を迎えましたね。
先生方は、休みをとって
しっかりとリフレッシュできていますか。
GW後は夏休みまでほぼノンストップなので、
ここでしっかりとエネルギーを溜めておきたいですね。
さて、本日は
私のこれまでの働き方を振り返り、
学習支援員という仕事について
まとめたいと思います。
支援員さんといえばどの学校にも一定数いて、
色んな学級に入ってくれている方々のことですね。
私はこの立ち位置での仕事に
大変充実感を抱いていますし、
もっと世間に知ってもらって
職員を増やして欲しいところなのですが、
支援員に関する情報ってまあ無いんですよ。
私自身も働く前に
どのような仕事なのか調べようとしましたが、
求人サイトがヒットするばかりで
仕事内容に関して発信してくれている人は
ほとんどいないんですね。
だからこそ、今回私がまとめてみました。
・学習支援員ってどんな仕事?
・学習支援員の給料は?
・仕事の掛け持ちはできる?
などなど…、
興味がある方にとって参考になれば幸いです。
1 学習支援員の仕事内容
各自治体により詳細は異なると思われますが、
主に特別支援学級に属する児童生徒の
学習や生活を支援するのが学習支援員の仕事です。
私の勤務している小学校を例にすると
具体的には以下のような仕事があります。
・特別支援学級での授業の際、教師の授業の手伝いをする。
・通常学級での授業の際、特別支援学級児童の学習をサポートする。
・休み時間に特別支援学級児童を見守る
・給食の介助
・掃除のサポート
・排泄の介助
上記のうち、全てを担当するわけではありません。
時間ごとに支援する児童が変わるので
例えば児童によっては自分で掃除ができる児童や
排泄を自分でできる児童もいます。
また、勤務時間内に休憩時間も貰えます。
教師のように一人で何人も見るということもなく、
基本一人の支援員が一人の児童を見守る体制になるので
教師と比べ、心身の負担はかなり少なく感じます。
そして、教員免許も必要としないので
前に立って授業をするということがありません。
その点、
「子どもが好きだけど、授業がしたいわけではない」
という方にもお勧めできる仕事です。
2 学習支援員の給料、福利厚生など
まず大前提として、
学習支援員は教師のような公務員ではなく、
市や町の職員です。
1年契約のパートとして任用されます。
勤務時間は子どもが学校にいる時間帯であり、
その内6時間の勤務+45分の休憩で組まれています。
そして肝心の時給ですが、
ここも自治体により大きく異なると思いますが
大体1時間900円前後だと思います。
因みに私の勤めている地区ですと950円です。
ボーナスは年に2回出ますが、
こちらも5万円前後と決して高いとは言えません。
900円前後の時給+6時間の勤務なので、
そう多くは稼ぐことができません。
なので職員の大半は主婦さんです。
私のように副業しながら支援員をする
男というのはかなり稀だと思います。
以上のように給料安い宣言をしまくりましたが、
福利厚生としてはその自治体の保険に加入することができます。
社会保険や厚生年金で
支払いが少し負担してもらえるので、
ここはとても助かるポイントですね。
さて、次に
学習支援員という仕事の
メリットとデメリットを
述べていきますね。
3 学習支援員という仕事のメリット
◆ 子どもたちと学校生活を過ごすことができる
なんと言っても一番のメリットはこれでしょう。
逆に子どもが嫌いなのに
この仕事をしようと思う人はいないはずです。
毎日様々な学級に入って
子どもが学び合う姿を見たり、
支援している子どもが少しずつ
成長していく姿を見られたりと、
とても充実した時間を過ごすことができます。
当然、支援が困難な子もいますし
楽な仕事ではありませんが、
教師同様、子どもの成長に携わることができる
という非常に大きなメリットがあります。
暇な時間が多いしやってみようかなという人も、
教師としてやっていくのが辛いなという人も、
是非検討してみてください。
◆ 子どもとの関わり方が学べる
毎日様々な児童を目にしますし、
様々な障がいを持った児童の
支援をするわけなので、
当然子どもとの関わり方は磨くことができます。
将来的に子どもと関わる
なんらかの仕事をしたい場合や、
子育てをする場合にも
きっと役立つでしょう。
◆ 教員免許がなくても働ける
教員を目指す場合、
大学に通うなり通信大学に入学なりして
教員免許を取得する必要があります。
そして教員免許を取得するためには
たくさんの単位の取得が必要だったり、
介護実習や教育実習の経験が必要だったりと、
やたらと敷居が高いんですよね。
正規採用されようと思ったら、
更に教員採用試験もパスしないといけませんし…。
しかし、学習支援員であれば、
教員免許を必要としません。
ですので教育に携わった経歴がなくとも、
求人サイトや市のホームページから
応募することができます。
◆ 給食が食べられる
学習支援員になれば、
子どもや教師と同じ給食を毎日食べることができます。
給食は健康に配慮して
作られているので
栄養バランスが整っています。
そして安いです。
これまた地区によるのかもしれませんが、
一食あたり250円ほどです。
給食費は基本的に毎月の引き落としになりますが、
平日は昼食を自分で作らずとも
安くて栄養満点な給食を取ることができるのは
大きなメリットではないでしょうか。
◆ 副業ができる
私にとっては大きなメリット。
教師であれば副業はできませんが、
学習支援員であれば
いくつ兼業しても問題ありません。
私の場合も日中は学校で仕事して、
夜は別の仕事をするという形で
生計を立てています。
4 学習支援員という仕事のデメリット
メリットを述べたからには
デメリットも述べなくてはなりません。
冒頭でも話した通り
私はこの仕事にとても充実感を抱いていますが、
客観的に見れば以下のような部分が
デメリットと言えるのかなと思います。
◆ なかなかハードワーク
教師と比べれば肉体的にも精神的にも
ずっと楽ではありますが、
そうは言っても子ども相手の仕事です。
支援が必要な子の中には
言うことが聞けない子や
力が強い子もたくさんいます。
それに、急に走り出したり
逃げ出したりするのを
追いかけて捕まえるなんてことも
日常茶飯事です。
授業をする側でないとは言っても
軽い気持ちでできる仕事ではないと
日々感じています。
◆ 給料が安い
何度も言いますが給料は安いです(笑)
それでも私からすれば
したくもない退屈なバイトをして
お金をもらうよりも
はるかに良いと思っています。
尚、ボーナスが支給されるようになったのが
割と最近の話なようなので、
今後も待遇が改善されることを期待しましょう。
◆ 長期休暇は収入がゼロになる
学習支援員は子どもが学校にいる時間が仕事なので、
夏休みや冬休みなどの長期休暇は
給料はゼロになります。
もし私のように
自分で生計を立てている人は
この期間にもお金を稼ぐ手段を
持っていないといけません。
5 終わりに
いかがでしたでしょうか。
上手くまとめられたかどうかは
不安ですが、
学習支援員はとても魅力的な仕事です。
毎日子ども達から
たくさん元気を貰えます。
・時間に余裕のある方
・子どもが好きな方
・かつて教師を目指していた方
などなど、
是非一緒に働いてみましょう!
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