踵骨骨折から2週間と4日:親指リハビリの重要性と固定期間中の工夫
踵骨骨折から2週間と4日が経過しました。私の場合、骨の固定期間は6週間とされ、その間、足首は全く動かすことができません。固定による制約は不可避ですが、この期間中に生じるリスクを最小限に抑えるためのリハビリが、未来の回復を大きく左右します。
固定期間中の最大の課題は、**筋力低下(筋萎縮)や関節の硬化(拘縮)**のリスクです。これを防ぐために、私は日々のリハビリに親指の動きを取り入れることの重要性を実感しています。特に、親指の第一関節の曲げ伸ばしを意識して行っています。この小さな動きが、身体全体の健康維持にどれほど大きな影響を与えるか、改めて考えてみましょう。
親指リハビリの意義:筋肉と血行の活性化
親指の動きには、ふくらはぎの筋肉や足首周辺の血行を促進する効果があります。親指の曲げ伸ばしによって、以下のような効果が期待できます:
筋力の維持と血行促進
親指を動かすことで、ふくらはぎの筋肉が間接的に収縮します。この収縮がポンプの役割を果たし、血流を促進。固定期間中に起こりがちな血行不良を防ぎます。また、深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)のリスクを軽減する働きもあります。関節の柔軟性維持
足首が固定されている間でも、親指を動かすことで周辺の筋肉や腱に刺激を与えます。これにより、足首やふくらはぎの柔軟性を保つことができ、固定解除後の可動域回復を助けます。足全体の回復をサポート
親指の動きが滑らかであれば、ふくらはぎや足首の機能回復がスムーズになります。小さな動きの積み重ねが、固定期間後のリハビリ効果を最大化するのです。
実践的アプローチ:痛みと向き合いながらの工夫
リハビリの初期段階では、親指を動かすたびに痛みや硬さを感じました。しかし、無理のない範囲で手を使って補助しながら少しずつ動かすことで、徐々に可動域が広がっていきました。ここで重要なのは、痛みを無視しないことと、継続的な努力を惜しまないことです。
例えば、以下のような手順でリハビリを進めています:
親指の第一関節をゆっくりと曲げ伸ばし
最初は10回程度から始め、徐々に回数を増やします。痛みがある場合は無理をせず、手で軽くサポートします。ふくらはぎに意識を集中
親指の動きがふくらはぎにどのように影響しているかを感じながら行います。意識を向けることで、筋肉の動きをより効果的に活性化できます。毎日コツコツ継続
リハビリの効果は短期間で現れるものではありません。小さな努力を日々積み重ねることが、長期的な成果につながります。
固定期間を有意義に過ごすために
6週間という固定期間は、身体的な制約を感じるだけでなく、心理的な負担も大きいものです。しかし、この期間を無駄にせず、できることを工夫して行うことで、未来の回復が大きく変わります。
親指のリハビリを行うことで、血流を保ち、筋力低下を防ぐだけでなく、自分自身に対して前向きな意識を持つことができます。こうした努力は、ただのリハビリではなく、心と体を整える時間でもあります。
終わりに
固定期間中にできることは限られていますが、その中で親指の動きに注目することは非常に意義深い取り組みです。ふくらはぎや足首の機能を維持し、未来の回復を支えるための「小さな一歩」が、大きな成果をもたらすと信じています。
毎日少しずつでも続けることで、固定期間後にスムーズに日常生活へ戻れるよう、今日も親指のリハビリに励みます。この努力が、未来の自分を支える力になると信じて。
少しずつ積み重ねることの大切さ、リハビリの意義を共に考えるきっかけになれば幸いです。