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骨折から2週間:回復への道のりと入院生活の気づき

骨折から2週間が経過しました。痛みも少しずつ和らぎ、リハビリも順調に進んでいます。現在は、歩行補助具「ピック」から松葉杖のみを使った歩行練習へとステップアップしました。一日二回のリハビリでは、前進している手応えを確実に感じられています。最初は重い一歩も、今では軽やかさが増し、目標へ向かう自信が生まれています。

今回は、入院生活の中で得た気づきや、回復のプロセスを振り返りながら、前向きな気持ちの大切さについても書き記したいと思います。


仲間と紡ぐ温かな病棟生活

個室から一般病棟に移って1週間。正直なところ、最初は環境の変化に戸惑いもありました。しかし、同室の方々の温かな人柄に触れ、不安は自然と消え去りました。特に同室の方々の多くが70代ということもあり、人生経験豊富な「先輩方」から貴重なお話を伺えるのが日々の楽しみです。

年齢を重ねたからこそ得られる深みや優しさ、人との距離感の取り方――そうしたことに触れるたび、自分もそんな人になりたいと感じます。今まで当たり前に過ぎていた日常の一コマにも、新たな視点を持てるようになりました。


環境の力と穏やかな時間

リハビリや治療のサポートをしてくださる医療スタッフの方々にも感謝を忘れません。丁寧なケアや励ましの言葉が、心身を癒してくれます。こうした恵まれた環境での生活は、花が咲き誇るように心を明るくしてくれます。

一人の時間も充実しています。iPadを活用して本を読んだり、映画を観たり、必要に応じて仕事のメールチェックも可能です。さらに、軽い筋トレやストレッチを取り入れたことで、身体の可動域が徐々に広がっていくのを感じています。「できること」に集中することで、日々の満足度が高まり、前向きな気持ちを保つことができています。


回復の実感と「気持ちの持ち方」

骨折部分のズレもなく、医師からも「順調に回復しています」という言葉をいただきました。その言葉は、リハビリに対するモチベーションをさらに高めてくれます。

痛みが緩和されるにつれ、自分が本当に好きなことに集中できる時間も増えました。たとえば、新しい知識を吸収することや、創作活動を少しずつ再開することが、心に活力を与えてくれています。入院生活での穏やかな環境や仲間との交流を通じて、「気持ちの持ち方」がどれほど重要かを改めて実感しました。


回復を夢見て、今日もまた一歩

これまでの過程を振り返ると、骨折というアクシデントは、単なる困難ではなく、立ち止まり、自分と向き合う貴重な時間を与えてくれたと感じます。もちろん、早く治して元の生活に戻りたい気持ちは変わりませんが、焦らず、一歩ずつ進むことの大切さを学んでいます。

この経験を通じて、何気ない日常への感謝が深まりました。今はまだ道半ばですが、回復のプロセスそのものが、人生をより豊かにしてくれる気がしています。


おわりに

骨折をきっかけに始まった入院生活は、想像以上に学びと気づきに満ちたものでした。自分自身の限界を少しずつ超えていく感覚や、周囲の支えに対する感謝が、今の私を前へと押し出してくれています。

早期回復を目指しつつも、この過程そのものを楽しみながら、これからも一歩ずつ前進していきたいと思います。




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