価値観が変わったきっかけ②【子どもの誕生編】
さて前回は、学生時代にインドへ行って衝撃を受けた話をしました。
今回は私の価値観が変わったきっかけシリーズ、第二弾の"子どもの誕生編"です。
これまでの自分の中の優先順位がひっくり返る様子や、自分の社会的立場の変化…
翻弄する私を振り返っていきたいと思います(笑)
では、行きましょう!
自分第一主義から、子ども第一主義へ
子どもを授かると、もう子どもができる前の自分を思い出せないくらい、自分が変わったような気がします。
これは私だけではないのでは?
これまでの人生、自分中心に、自分の感情を一番に自分のやりたいように日々過ごしてきたわけですが、
その全てを変えてしまうのが、子どもの誕生だと思います。
自分が意図しようがしまいが、ホルモンバランスの関係なのか、産後クライシスなのか、ある種の鬱のようなものなのか…
自分で自分が分からないですが、子どもが小さいときは特に子育てでいっぱいいっぱいでした。
自分が目を離せば、消えてしまうかもしれないその命を守ることに必死だったのと
人を一人育てる、という責任の重さに押しつぶされそうでした。
子どもにかかるお金が一人3000万とも言われていた
精神的な部分ももちろんですが、金銭的なことも私を変えました。
当時は子育てにトータルで最大3000万円かかると言われていて、貯金が100万円もなかったので、怖くて仕方がありませんでした。
(これは一気に大金が必要になるというわけではないので、そこまで自分を追い込まなくても大丈夫、ということが当時は理解できませんでした)
生まれてきた我が子の為に、多大なお金がかかることに絶望、心配した私は、節約生活を開始。
日々の細々した無駄遣いも気になりだし、この頃は非常に窮屈な生活を送っていました。
幸い子どもが小さく、あまり記憶に残っていないことや、近くの公園や児童館でも十分楽しめていたので良かったです。
だけど正直、細々した節約はストレスのわりに効果がほとんどなかったです(苦笑)
子どもができたことにより、生活スタイルが一変
子どもができると、食べるものから出掛けるところまで、何から何まで変わります。
それまで同世代の友人とオシャレして街へ出かけていたのが、小さい赤ちゃんを連れてスーパーや公園へ出かけるようになるのですから。
靴は、ヒールから運動靴へ。
鞄は、ブランド物の小さなハンドバックから、赤ちゃんのおむつや着替えが入るリュックサックやショルダーバックへ。
ゆっくりメイクする時間も、お風呂上りに自分のケアをする時間も満足に取れません。
美容院へも自分の思い通りには通えず。
いや、周囲に頼んで、自分に時間をかけることも出来たのかもしれませんが、赤ちゃん第一主義の当時の自分がそれを望んでいなかったんですよね。
預けても気になって仕方がない、楽しめないという有り様。
ある意味自分を見失っていた時期かも…
ものを選ぶ基準も変化
そして、手がかかる素敵なものより、
実用的なものや、軽いもの、汚れても気にならないもの、ある意味すぐ捨てられるもの…これらの方が自分の生活にも合ってきます。
子どもは成長も著しいので、洋服のサイズもすぐ変わりますしね。
質も大事だけど、枚数も必要だったり。
大きくなるにつれて、また少しずつ変化
今思えば、自分で自分を追い込んで、非常に苦しい時期を過ごしていた私ですが、一人目はみんなこんなものですかね?
忘れらない瞬間
赤ちゃん特有のミルクの匂いや、ふにゃふにゃとした感触…もっと楽しめれば良かったのでしょうが
早く大きくなってほしい気持ちと、あんまり急いで大きくならないでほしい気持ちが、毎日交錯していました。
自分の視界には、常に我が子の姿がありました。
人にぶつからないように、怪我しないように、変なものを口にしないように…何にでも興味を持つ子どもは目が離せません。
少し大きくなった頃、初めて自転車の後ろにつけたチャイルドシートに乗せて出かけたときは、
いつも我が子ばかり見ていた自分にとって、目の前の景色が非常に新鮮に映ったのを、今でも覚えています。
自分ひとりの時間が、自分を作る
子どもが成長して学校に通うようになったり、別々の時間を過ごす時間が増えてくると、
子どもが生まれる前にはもう戻れないですが、子どもが自分の世界ぜんぶ!という感覚からは解き放たれていくのかな?と、最近は感じています。
まだまだ、甘えたり甘えられたり…子どもとの日々の交流によって私の幸せが運ばれてくるのは間違いないですが、
これもまた、子どもの成長とともに形を変えていくのだろうと予想しています。
まとめ
今回はお金の話から、だいぶ逸れてしまいましたが、
我が子の幼少期を振り返ると、懐かしくタイピングの手が止まりませんでした。
子どもが生まれてからは、どんな素敵なものよりも、我が子が一番の宝物であり、母親である私が守らなければならないもの。
大きくなってきた今は、少しは客観的にも見て、今後も楽しんでいけたら良いなと思っています。
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。