カズノリイケダが来た!
大学時代の東京の友達が遊びに来た。
仙台を経由してきたので、カズノリイケダのケーキをくれた!最高に嬉しい✌️
片付けられない人間。特に一人暮らしで頻繁に誰か来るでもない暮らしでは自分が生きていければいいので、部屋の汚さに無頓着。飲み終わりペットボトルを放置したり、洗濯物を適当に置いていたり。潔癖症の人とは絶対に暮らせない。
今回は人が来るということで、床からものを排除した。フローリングも拭いてみた。
ここ数日は晴れることこそなかったが気温として10度前後を記録していて、暖かい日が続いていた。よりによってココ最近で1番荒れてるときと友達の訪問が被ったのがもったいない。
けれど、東京で生まれ育った彼女は風速が10mを超える中吹き荒ぶ雪を見てご満悦。楽しいと言っているのでそれはよかった。
この友人、だいぶギャルである。
本人は否定するが、出会ったときからだいぶギャル。東京の女子高生(出会いは大1だけれど)かくあるものよと思ったものだ。
友人曰く、吹き荒れる雪は「映える」もの。
カフェのモーニング、駅近くの美術館に行く予定で「カフェ行くだけなら、美術館行くだけなら東京でも出来る。雪は無い」とポジティブに雪を捉えている。
雪を映えるの観点で写真に収めようと思ったことがないので、新鮮である。
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トーストはクラシックタイプか日替わりか選べる
写真はクラシック
赤居文庫のモーニングをいただいた。
友達は6-700円のドリンクにセットでトースト一式がついてくるシステムのこのモーニングをいたく気に入った。破格らしい。
言われてみれば、と思えど「東京ならこれで1500円はするよ」と言われ、東京の物価が高すぎるのではとも思う。先月に東京行って最も高いと感じたのはスーパー銭湯の値段だった。
駅前にある謎の芝生広場は雪が被れば完全に何も無い空間だ。通路部分はかろうじてイルミネーションのアーチがかかっているが、昼は点灯していないので、一面の雪広場だ。
これも友達は気に入ったらしい。まだ道路に雪がある状態しか見ていないので、より広い面積の積もった雪を見れて、足を踏み入れることが出来て感動していた。
ならばと、より広い一面の雪を提供するために、城跡の公園へと赴いた。
最高気温氷点下。雪吹き荒ぶ中歩く。
風も強く雲の流れも速く、刻一刻と天気は移り変わる。
前日からずっと雪が降り続け当日の予報も一日雪だったが、僅かな雲の隙間から晴れ間が見えたとき「やっぱり私は晴れ女だから私のために晴れてくれている!すまんね地元の皆さん。数日分の晴れを私のために使っちゃってね!」と激ポジティブ。
大半の曇りではなく一瞬の青空を見出せる思考。見習いたい。
ただ、私は雨女であるので彼女とどこかに行くというときは大抵雨が降っていたという事実もあるのだが、今回は向こうから来たのに荒れた天気をみて「流石だね〜」と私の雨女ぶりのせいにされたのは引っかかっている。
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公園で散歩をし、近くの美術館でナショナルジオグラフィック展を鑑賞し、昼を食べに再び駅へ。
駅ビルにある地元の名物や海鮮類を食べさせてくれる店にて昼食をとる。
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きりたんぽが食べたいという要望のため、一人前のきりたんぽを2人で分けた。
だだみ天は私のどうしても食べたいという欲望で頼んだ。タラの白子の天ぷら。大好きなのである。この後永楽食堂にも行くのだが、永楽でもだだみ天を食べた。
友達はインスタ等で秋田の情報を探してくれて、永楽食堂もその検索に引っかかった一つである。地元では大人気で、特に日本酒を飲むには抜群のコスパになっているため、酒好きには勧めるが、友人に酒が好きなイメージなかったので勧めてはいなかった。折角来たし地酒も飲みたいと言っていたので予約。
元々は16時頃帰る予定が、永楽に行くために18時台に新幹線を変更する本気ぶり。
永楽はもちろんお酒のコスパも良いが、食べ物も何もかも美味しくてリーズナブルである。
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店内に張り巡らさせている県内外の日本酒の銘柄で、横に書かれたグラスの値段が1200円以下であれば、3種類選んで900円で飲み比べられるというストロングスタイル。
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永楽で必ず食べるのが蓮根海老しんじょう揚げ。
写真を撮り忘れたが今回も注文した。
先に運ばれてきた全て友人も美味しいと言っていたが、海老しんじょうは中でも反応が大きかった。今日No.1かもと言われとても頷いた。
写真と海老しんじょうに加えてだだみ天とタコブツも食べた。
月曜の開店と共に予約を入れていたが、開店時には既にシャッターが開くのを、何人も待機していたし、電話はひっきりなしに鳴る。17時を過ぎようものなら混みあってて新規で来た人はもう入れない。
隣の人は次の予約までと席時間を限定されたのを承知で、タイムアタックのように臨んでいた。
我々も友人の新幹線の時間があったので時間に追われながらも、とても美味しい料理とお酒を堪能した。
友達は大満足の様子であった。
雪も食べ物も、好きになった。また来たいと。
地元の人間として、とても嬉しい言葉だった。
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