見出し画像

【ここはどこ!?】2024明治安田J2リーグ 第33節 横浜FC戦【国立首位決戦】

MEIJI YASUDA J2 LEAGUE · MATCHWEEK 33

SATURDAY, 28 SEPTEMBER 2024 · KICK-OFF 18:03 JST
in
Japan National Stadium


1.奇しくも…

首位を争う6ptマッチです
今期は常に上位をキープしてきた清水エスパルスですから、自動昇格もしくは昇格プレイオフ圏内との対戦となれば6ptマッチになりますが、シーズン折返し以降は清水、横浜FC、長崎が主役でした
思い起こせば連勝で勢いに乗っていた清水に黒星をつけたのがアウェイ横浜FC戦でした
その時点は横浜FCは4位とはいえ12ptも離れていたんで意識するほどではありませんでしたが、その敗戦、清水の少しの足踏みから三つ巴の首位争いが始まったんです
じゃあ
勝って盤石の首位堅守と行きましょう!

2.思い起こせば

3シーズン前の東中野からストーリーは始まりました
すでに自分の中では聖地化してます
いろいろな人とのつながりもここから始まってます
是が非でも行かなければならない試合でしたが…
実は
前日まで体調を崩し仕事を休んでました

まじで当日の朝まで不安で悩んでいたんです

一応万全とは言えなかったので、声出しもお酒も控えめにしようと思って現地に乗り込みました

開始前イベントはいろいろあったようです
が、天候?の理由からか上空から落ちてくるはずだった試合球は中止
ブンブンジャーコラボの一連の流れに組み込まれていたようでしたので、急遽変更したんでしょうね
またブンブンジャー関連では、事前に予約販売したグッズが試合開催までに届かないことが発覚して、当日のスタジアムショップで受取することになる状況に
あいかわらずファナティクスはやらかしてくれますね

過去2回開催されたホーム扱いの国立の試合は、基本的にメインから見ることが最適されていたようなイベントだったのが、今回はホームゴール裏がベスポジとなるように計画されていました

特にドローンショーが顕著でしたね
ただしヤニ組は一切それを見ずに試合開始となりました

3.レビュー

まず今シーズン初と言ってもよいかもしれない秋葉采配、明確な横浜FC対策が炸裂しましたね
徹底した対横浜FCの策をスタートから仕掛けてきた
雑に言ってしまうと横浜FCは福森が攻守で要になります
攻撃では彼の左足から繰り出される正確なロングフィード、前線でファウルを貰えれば練られたセットプレーに正確なプレースキックはJ1でも脅威になると思っています
逆に守備では穴になりがちです
彼のポジションは3バックの左になります
センターバックというには年齢的にも身体能力的にも高いパフォーマンスを出せる選手ではありませんので、どのように守備負担を減らして攻撃時に前を向いて彼のストロングを発揮させるかが横浜FCとしての最重要命題だと思ってます
清水としてはそこを狙うべく、試合開始から徹底して右サイド(横浜FCからすると3バックの左)を攻めるように配球しているように思えました

で、試合開始
主審は…西村かよ!

まずは横浜FCペースから始まります
というか、清水のビルドアップに対して横浜FCは集中してプレスします
特に前線には小川や櫻川といった既存戦力にジョアン・パウロ、髙橋利樹を夏に補強して、運動量、フィジカルの拡充を図っています
つまりフル出場を期待せず、交代策を使って常に前線の強度を保つ作戦です
特にジョアン・パウロは嫌な選手ですね
ボール保持、強度、前線での怖さはなかなかの存在
清水でなければ彼にマンマークをつけたくなる存在です
ハイプレスで清水のビルドアップに圧力を掛け、マイボールになるとロングボールで清水のハイラインの裏に蹴り込みます
この場面で福森は基本的に最終ラインよりも左サイドバックの位置、もしくはボランチの位置まで上がって守備負担を減らす戦略
たぶんボランチのユーリ・ララ、井上潮音の負担が大きくなると予想されます(が、結果的にはその2選手はフル出場してます)

一方清水はいつもと違って打つ手が早かった様に思います
まず30min過ぎくらいからDFラインを無理に上げなくなりました
併せて、前線のプレスもほどほどにしていつものコンパクトな布陣とは程遠いルーズさ
簡単に言うと横浜FCにボールを持たせる戦略でしょう
ボールを持つとなると必然的に福森もビルドアップに加わるためエスパルス的には狙いやすくなります
しかも清水もロングボールの選択も増えてきます
福森と同サイドの西澤を走らせるような意図も感じましたね
ただ横浜FCは前線のプレスが生命線なので、簡単にフィードを出させないという地味な攻防で前半は終始します

後半になっても大きく展開が変わることない拮抗した内容で終始します
まず最初に仕掛けたのは清水
インテンシティで穴となりがちのブラガ→カルの交代
でも大勢は変わらず
なんでもないところから得点は生まれます
横浜FCのクロスに#38高橋のヘディングがゴールマウスに迫ります
鋭い軌道はおしくもバー直撃
しかしそのリバウンドを逃さずジョアン・パウロが押し込み先制
なんともブラジル人らしい得点だなぁって感じでしたね
基本的に攻撃の主役であるジョアン・パウロなんですが、自分と逆サイドだと消える動きでマークを外して、ここぞって時にスピードアップしてフィニッシュに至ります

でもね、実は清水は先制に至る前から選手交代を用意していたんですよ
ただゲームが切れないので交代できずに失点
清水はたまに起こる現象ですが、意図的にゲームを切ることを戦略的に考えるべきだと思いました
バスケではよくやる戦術なんですけどね
最近よく言われるアクチャルプレイングタイムが長いことが良いことだけじゃないってことですね

清水も黙ってません
同点の場面は横浜FCにとって何が起こったかよく分からなかったと思います
きっかけは原テルから
原テルが最終ラインからドリブルでつっかけて前線のカルへパス
カルはDF(ンドカ)を背負いながら反転を試みますが、十分惹きつけた瞬間に上がってきた矢島へパス
ワントラップしてガブリエルをかわすとグラウンダーのパスに走り込んだのはなんと起点となった原テル!!!
GKと接触しながらリバウンドを最後に押し込んだのは宮本でした
GK市川は状況を見えていなかったでしょう
そのためゴールの目の前で捕球態勢を取れず、味方の山根と原テルと交錯することになります
とにかく後ろから追い越してゴールに迫る選手が矢島、原テル、宮本と3枚もいること!この波状攻撃はリプレイで見ていると上がってきた選手がすべてプレイに絡んでいることがスゴイです!

どちらもきれいなシュートではありません
それくらい厳しく終始集中した緊張感のある試合だったということです

ゴール裏から見ている限りでは、屋根の反響と7~8割位がオレンジ色で覆われたスタンド、前々節、前節の勢いもあって逆転するぞ!って熱が試合終了まで途切れることはありませんでしたね

ついでに
西村はもう限界かな
J2とはいえコンペティブな試合では早さについていけず見えてない感じです

4.もちろん

また祝勝会はお預けになりましたね
なんだかんだ朝までコース

そのおかげでコレを見ることができました

5.次節

さ~て来週のエスパルスさんは…
アウェイ水戸戦です!
昨年の悔しい思いをした水戸です
というか、次節勝てば自動昇格決定!?
最低限のノルマを達成すべく参戦します💪
【了】


いいなと思ったら応援しよう!