【随時更新】2023シーズン総括【暫定版】
成績
鋭意作成中
来季に向けて
やはり若手の活躍がないと厳しいだろう。圧倒的に年齢バランスが悪い。誰しも口にするのは、ベテラン起用はいいけど、もっと若手にもチャンスを与えるべきという声
例えば1999年のオジーペリマン体制の集大成。あの時の主力の年齢は、真田(31)、市川(19)、斎藤(26)、森岡(24)、戸田(22)、アレックス(22)、サントス(39)、テル(25)、沢登(31)
健太2年目(2006年)の主力は、前年新卒で加入した若手が中心となり、西部(26)、市川(26)、青山(20)、高木(26)、児玉(24)、伊東(32)、枝村(20)、兵働(24)、藤本(22)、ジェジン(25)、矢島(22)
初の降格を経験した2016に若手の萌芽を促し、ヨンソン体制で湧いた2018年になると、六反(31)、立田(20)、フレイレ(29)、ソッコ(29)、松原(22)、竹内(27)、河井(29)、金子(23)、白崎(25)、石毛(24)、航也(22)、ドグ(30)
と、まぁこんな感じ
元気な時のスカッドほどレギュラークラスに20代前半の選手が含まれている事実を鑑みれば、
今期の固定されたスタメンは、権田(34)、原輝(25)、高橋(30)、鈴木(31)、山原(24)、ホナ(27)、白崎(30)、中山(27)、乾(35)、カル(29)、サンタナ(30)
実際SBでは吉田(33)、北爪(31)の方がプレイタイムが長いので平均年齢は恐ろしく高い
本来なら唯人や大起、成岡、菊地あたりが躍動してくれてたらねぇ…
というわけで、
来季は成岡、菊地、凪、郡司、寛汰、阿雄依、小竹、矢田、践、瀬七がレギュラークラスとしてしのぎを削ってくれることを期待してます
進捗(2024/1/4)
GK 確定3 ±0
【stay:権田、梅田、阿部/out:大久保、(永井)/in:沖、猪越】
権田は対清水との更新は確定したけど、おそらく市場が空いている限りは欧州への門を開こうと模索してるはず。そのための沖獲得であり、現状の5人体制だろう。仮に権田が残った場合、梅田、阿部のどちらかは育成型でのレンタル、夏に権田が移籍できたら育成型で戻すのが理想的
CB 確定3 -1
【stay:菊地、監物/out:鈴木、井林、(落合)/in:蓮川、ジェラ】
鈴木はステップアップを容認。元よりコマが多かっただけに人員整理と若手登用による若返りとコストダウンが狙い。若手(菊地、監物)と新加入(蓮川、ジェラ)でスタメン争い。高橋だって安泰じゃないね
SB 確定2 ±0 未2
【stay:吉田、山原/out:岸本/in:高木/未:原、北爪】
どこでもSBは枯渇してるから、速く原、北爪を確定させたい。基本的に一昨年からボトルネックのポジションなので、原輝の移籍が決まったら補充を急がないと!北爪は絶対に保守したい
DMF 確定1 -3 未1
【stay:宮本/out:竹内、ヘナト、ホナウド、(松岡)、(西村)/in:中村、(成岡)/未:白崎】
ホナウドが抜けた穴は大きいけど、宮本がその穴を埋める!白崎は未確定だけど、プレーメーカーとしては落第。その後釜に中村なんだろう。人員整理の要素が大きいので成岡は出場機会を必死で掴み取ってほしい
OMF 確定1 -2 未2
【stay:乾/out:中山、神谷、(唯人)、(滝)、(ピカチュウ)、(瀬七)/in:矢島、郡司、(川本)、(凪)/未:西澤、カル】
カルが残ってくれれば安泰。でも、それが叶わないと若手の奮起がなければジリ貧かな。郡司くんの起用も十分ありえる
FW 確定1+2 ±0 未2
【stay:北川、ゴリ、森重/out:コロリ/in:チバカン/未:サンタナ、オセフン】
サンタナの重用したツケがここに来て出てきてる感じ。北川以外にゴリ(負傷)、森重(?)と控えに乏しい。チバカンが新しいエースになることを期待したい。オセフンは知らんw
フロント改革
はっきしいって青天の霹靂!
まさかビッグベアーの解任は2024シーズンに向けては想定外だったと思う。ただ、短いオフシーズンを考えれば、基本的に大熊GMの種まきが開花するかどうかだろうけど、ディティールの部分で現体制が整っていないと後手に回る可能性がある。つまるところ、大きな流れ的には問題ないが、開幕直前に大きい移動があるかもしれないし、足りなかったピースが埋まらないままシーズンが始まる可能性もあるだろうな
でも、秋葉監督がGMみたいな動きをしてるんじゃないか説が個人的に湧き上がってます
秋葉山がコーチから監督就任してから登用されたコーチ陣は、いずれも各部門ごとにセグメントされた戦略的な人選のような感じがします。攻撃面、守備面といっただけでなく、対戦相手のスカウティングや個人スキルのみに特化したコーチのように、監督が担う部分を各コーチが分担することで、監督としてのタスクが減り、よりチーム全体を俯瞰で見られる立場のようになっているのでは…(妄想です)
移籍
決まった選手のインプレッション
ホナウド(2024/1/3満了)
今年イチ驚いたリリース!(そりゃそうだろw)
当初は守備専のように思ったてけど、実はボール持ちたい人だったんで、白崎が欠場したタイミングから中盤のボール回しの中心にシフト。デュエルにも強く、ジャッジに泣かされることもあったけど、それでも献身的に振る舞うプレーには来季の軸になる選手かと思っていたので…
たぶんエージェントが動いていると思う
一番脂が乗ってくる年代で2部ではなく、どこかへステップアップしてほしい
松岡大起(2023/12/30→アビスパ福岡)
やっぱりなぁ、って感じではあるが、それでも決まると切ないね
清水エスパルスの体制が不安定なせいで犠牲になった選手とも言える。出場記録を見ればよく分かるけど…
2023 3(2)試合(0/225min)
2022 22(8)試合(0/1123min)
2021 15(15)試合(0/1347min)
と、移籍後から時間を減らし続けている
ちなみに鳥栖在籍時だと
2021 21(21)試合(0/1830min)
2020 32(31)試合(0/2687min)
2019 23(21)試合(0/1682min)
と、目覚ましい活躍だったのだから、清水に移籍さえしなければ…って恨み節も聞こえてきて当然かもね
福岡と鳥栖のライバル関係みたいなのはよくわからんけど、アビスパはJ2仕様のフィジカル重視のサッカーからコレクティブなサッカーへと上手くシフトしている。長谷部監督はもっと評価されて良い存在と個人的に思ってるくらいだから、良い選択をしたと思う
鳥栖の川井監督も良いし、古巣もあり得たかもしれないけど、そうならなかったのは多分💰
そういった外野の声を気にせず、まずは試合に出てU23代表に返り咲いてほしい!
岸本武流(2023/12/28→ガンバ大阪)
正直SBとしてデュフェンス面では厳しく、アタッカーとしては飽和状態の前線においては1stチョイスになりきれなかった。その理由は清水エスパルスが志向した戦術が原因。速攻を避け、遅攻による個人技主体の攻撃が、彼の持ち味である早い攻め、ダイナミックな攻め上がりをできなくしてしまったからだろう
それでもSBとしてより、かつてのアタッカーとしてのポジションでの起用も多く、涼しい顔して相手DFとのバチバチの競り合いを間近で見ると、味方で良かったなぁと思うほどのくせ者っぷり。見ててこれほど頼もしくもえげつないプレーに、もっと出場機会を与えてあげたかったし、自由にピッチを躍動する姿を見たかったと思いますね
落合毅人(2023/12/29→沖縄SV)
DFラインはイバ皇帝の抜けた穴を、新加入の蓮川ジェラ、自前の菊地落合監物が争うんだと思っていたけど、2つの枠で高さと経験で勝る高橋が残る中で厳しいとは思っていた。ある意味、賢明な判断だったと思う
出場機会は同期加入同ポジションの監物に比べると少なく、唯一の出場がアウェイ山口戦後のスクランブル状態だったルヴァンカップアウェイ川崎戦というのが彼の序列を表していると思う。が、選手なので試合に出てなんぼ!大きくなって戻ってきてほしい
鈴木義宜(2023/12/27→京都サンガFC)
テクニックとか戦術眼に優れるタイプではないけど、CBとしての基本的プレーは平均的に高い印象
でも今期2023年シーズンに限っては、彼なりにいろんなことをチャレンジしてたように感じてましたね。常に前線へのフィードを狙いながらのビルドアップしたり、相手からの縦パスやフィードを競る前に奪い取る駆け引きなど、たぶんプレーに対しての余裕が出てきたように感じてましたね。ただ、J2という舞台では物足りなかったのかも
あと、キャプテンという重圧も足枷になっていたようにも感じてましたね。彼のプレースタイルは、どちらかというと使う側よりも使われる側の方が持ち味が出そうな気がする。何となくベテランだからみたいな流れでキャプテンに任命されたのなら不幸だったのかもね
中山克広(2023/12/26→名古屋グランパス)
清水に来てから大きく成長した選手じゃないかな。なのでJ1から誘いが来るのは当然だし、年齢的にもピークになりつつあるんだから、背中を押してあげたい
加入した当初は、足が速く、シザーズ系のフェイントからチャンスメイクするのが持ち味だったけど、線が細くデュエルに勝てない優男って感じが、相手DFを背負ってポストすることもあるくらいにプレーに幅が出てきた。そのきっかけは乾だろうね
正直、乾>カルリーニョス>中山という序列だったので、3バックに移行すると右ワイドでディメンス面を見なければならない状態が、彼の持ち味を殺してしまった。もっとトップ下で見たかった選手かな
西村恭史(2023/12/26→AC長野パルセイロ)
彼については2020年開幕しか覚えていない
日和った中盤のプレスの中、一人でボールホルダーに食いつき、力強くドリブルで持ち運ぶ姿は勇気を与えてくれたと記憶している
残念ながら、その後清水での出番はほとんど無く、毎年レンタルでそろそろ片道切符だろうなぁって感じはあったので仕方ないかな
ボランチとはいえ、攻撃力・得点能力が伴わないと脅威にならない時代。スケールの大きなボランチになってくれるだろうという淡い期待は、清水では霧散してしまいました
滝裕太(2023/12/20 OUT →松本山雅FC)
ユース上がりらしい選手
というのも個人的にもっと貪欲になれば上に行ける技術があると思ってたから。フィットネスにも課題があると思うし、「自分が…」って意識が少ない印象。もっと我を出して飛び込めばよいのに、小起用な選手に留まっている
良くも悪くも清水のぬるま湯に浸かりすぎたかな
ヘナト・アウグスト(2023/12/18満了)
ブラジルリスペクトの呼び方、「レナト」じゃなくて「ヘナト」にした最初の選手。ポジションはボランチ
今でも多くの人が勘違いしているけど、ボランチって攻撃的な選手が担うポジションで、特に2ボラの場合は、1stはバランサーなので守備専みたいに思われがち。でもヘナトは2ndボランチの典型だと思ってる。いわば遊撃手ね
あのスーパーなダイジェスト映像が繰り返しTLに流れてきてるから、なんかすげぇ選手に思われがちだけど、至って地味な選手
ただ、手足が長く、対峙する時の当たりが強いわけじゃないけど、スルリと相手のボールをかすめ取るのが特徴
あとテセの後日談で、移籍当初、普通に上手い選手なのに、練習試合でアピールしたいがあまり、出来もしないプレーばかりしてなかなか認められなかったというエピソードや、テセが移籍するって知った時のエピソードが人柄の良さをうかがえる
長く治療で離脱している中、ネームタオル部で励まし喜んでくれたのが嬉しかったなぁ
ベンジャミン・コロリ(2023/12/18満了→バーゼル)
今期1stユニは彼
ハイライトは昨期の何戦だったかなぁ、ホームでの試合の終盤に決定機を逃し勝点を拾えなかった場面。試合終了後、サポへの挨拶にピッチを周回する際に、悔しさのあまりユニで顔を覆う姿を覚えているだろう
欧州型のコレクティブなサッカーに順応できると思われ、カップ戦での1トップ起用は好意的に見ていたんだけど、サンタナの優位性を脅かすほどじゃなかった
キック力は確かなものがあり、プレースキッカーとしても使える。ただ献身性で難ありかな。もう少し貪欲に献身的に動けたらリーグ戦スタメンだってあり得たはず。これで欧州路線が断たれた
あと、彼の適正ポジションは何処なんだろうね?
竹内涼(2023/12/17 OUT →ファジアーノ岡山)
基本的にキャプテンを努めた選手が出るのはツラい
J2から復帰してコロナ禍を支えたキャプテンと言える。が、決してプレーで目立つタイプではなく下支えする感じ
ポジショニングに優れるけどインテンシティはそれほど強くない。バランサータイプかな。基本的にパサーだと思っているが、キラッと光るパスは年に数本ぐらい。たまに急なスプリントをするんだけど、彼なりのプレーでチームを引っ張りたい現れなんじゃないかと思ってる。リーダーシップに優れる精神的支柱であってもプレーでもっと輝いてほしかった
まぁ監督がころころ代わるんじゃ仕方ないかな
大久保択生(2023/12/6満了→いわてグルージャ盛岡)
まず、出場機会が限られるGKでもサポから愛された印象
伏線は2021年最終節、権田のスピーチだろうか
当時は1stが権田、2ndが永井だったので択生には控えすら入らなかった。そんな中から2シーズン後、POの大一番2試合でのスタメンは何か起こりそうで…。ちょっとだけ99年のチャンピオンシップの西沢を思い出した(ケンチでも明訓でもないよw)
個人的には権田よりパントキックが上手かった印象。その後、権田が猛練習したのか、そんなに差がない感じまでになってた
あと、オフのときの髪の毛おろした姿の「おめぇ、誰だよ!?」感がハンパねぇ
井林章(2023/12/6満了→鹿児島ユナイテッドFC)
CBとしてはフィジカル的に劣るし、高さ、インテンシティだけみたら1stチョイスにはなりにくい。けど、ロティーナ翁が求めたのはそこじゃないんだろうな
どうも清水古参は清水出身>静岡県出身>>>>>他県出身で、監督の庇護の元にある選手だとカテゴライズされてしまうと、烈火のようにスケープゴートの対象とされてしまう。彼もそんな感じだった
足元が抜群に上手いとかじゃない。でも戦術眼と視野の広さ(CBならある程度は視野確保はできるんだけど…)において他の選手より秀でてた印象。開幕時にゼ・リカルドに3バックのセンターを任されたのはその証左
彼が注目されたのはアウェイ山口戦からのオフィシャルのインタビューだったろ。ネームタオル部の底力が十二分に発揮された
実際にはアニヲタだったんだから、もっとそこを深掘りすりゃもっとキャラ立ちしたはずなのに、清水のクソ真面目さが仇となったのかも
神谷優太(2023/12/6満了→江原FC)
2シーズン前の柏所属ん時に面白い選手だなぁって思ってて、その選手が清水に来るんだから驚いたね
昨シーズンは割りと重用されてたし、輝く瞬間もあった。特にディープシーブルーユニで#17にしようと思ってたら売り切れて買えなかった思い出。久々にFKからの得点を清水エスパルス見れたのは僥倖だったな
一転、今期は怪我で出場機会が限られるし、出ても本来のポジションとは違って窮屈にプレイしていたんじゃないかな?万全であれば、彼はサイドで仕掛けるファンタジスタだと思う。それ故、使いきれなかった清水には大きなしっぺ返しが来たのかもしれない