【恋愛は主導権ゲーム!】ルールを理解できないと一生奴隷になる
恋愛も婚活もうまくやるためには、相手と自分との関係性を理解するのが不可欠になる。
男女の関係に限らず、人間関係はすべて自分がどこのポジションにいるかで、支配者となるか奴隷になるかが決まってくる。
恋愛関係で奴隷ポジションにいるような人に限って、陳腐な恋愛テクニックで相手を何とか振り向かせようと考えたりする。
残念なことに奴隷ポジションにいるような状態で、何をやってもうまくいくわけがないのは当然だ。
こんな当たり前の前提をすっ飛ばして、キャッチーな恋愛テクニックや心理テクニックに飛びついてばかりいるから、報われないのだ。
そもそも奴隷ポジションから抜け出さないことには何も始まらない。
今回は人間関係において、どのようにして自分が相手をコントロールできる立場に身を置けるかを考えてみたい。
相手を好きになったらどうなるのか?
人間関係はその時々のパワーバランスで従属関係が決まってくる。
人間関係では常に、必ずどちらかが関係の指導権を握ることになり、それは仕事でも恋愛でも変わらない。
こんな当たり前の大前提を考えないで、もがいたところで結果は出るはずがない。
そして、この人間関係の主導権を意識しないでいると、気付かないうちに奴隷としての立場に追いやられる。
そうは言っても、どのような関係性があるかを理解しないことには始まらないので、下の表を見てもらいたい。
そして、今、自分がどのポジションでもがいているのかを冷静に自覚しほしい。
大抵は男女ともブルーのゾーンにいるから悩んでいる。
主導権は相手が握っているから、何をやろうにも基本的には相手に服従せざる得ない。
惚れた弱みで、恋愛でも婚活でも相手がこちらの好意に対応できる状況でもないのに、あなたが勝手に盛り上がって『好き』になってしまったら、必ずブルーゾーンに落ちてしまう。
これは、男女関係に限らず、営業などの仕事の人間関係でも同じだ。
仕事でもポジション取りを意識しないと奴隷になる
大抵は、恋愛の時と同じで、男性ならほぼ左下のゾーンにいることになる。
あなたが売りたい、お客さんは欲しくない状態ばかりで、俗に言う
『お客様は神様!』
となり、お客さんの言うことはすべて永遠に正しく、あなたはあらゆる手を尽くして、相手を喜ばせて、すべての要求に応えて満足させるしかない。
『お客様は神様であり、永遠に正しい』という認識に落ちる営業マンは、会社の利益に危害を及ぼす。
お客さんを神様であることを信じている営業マンは、常に自社の値下げを社長に勧める。
あなたは給料をくれる社長のために働くのではなく、お客さんのために働き、お客さんが求める値下げを社長に交渉して、取引を成功させようとする。
お客さんを満足させることが良くないのではなく、あなたががむしゃらにお客さんに仕えると、この従属関係はますます深く入り込んでしまい、面談する場合も必ず相手の都合の良い日時、場所に呼び出される。
また、あなたに会うたびに小さな要求は繰り返される。
そして、値下げやサービスへの要求はどんどん大きくなる。
苦労している割に、大して営業成績に貢献してないのに、深い泥に入ってしまったようにこの従属関係から抜けられなくなる。
しかも、そのかかった時間や手間の代償が大きければ大きいほど、手放すことが難しくなる。
この報われないループの原因は、主導権だということに気付くだろう。
もしあなたが『お客様は神様!』だと信じているなら、あなたは封建時代の人物になる。
あなたはお客さんの『奴隷』になって、100%あなたはお客さんのために仕える。
お客さんは永遠に正しく、あなたは永遠に間違っている。
行き着く先に光はあるだろうか?
恋愛も同じで、一旦奴隷のような従属関係になれば、ビジネスと同じようなシーンが想像できるはずだ。
貯金をはたいて彼女にプレゼントを送ったり、彼女に合わせて時間を作り、誠実という名の相手にとって都合のいい優しさを与え続け、ようやくデートの誘いを承諾してもらったと思ったら、ドタキャンされる。。
こんなことが、奴隷のポジションにいれば当然の結果として起こる。
奴隷はどうやって神様から主導権を奪うのか?
主導権を左右するのは何かを考えれば、『価値』であることが理解できるはずだ。
天使の美貌を持つ、完璧なスタイルを持つ絶世の美女なら、しょっちゅう男性が彼女に告白するだろう。
その女性が学校に通えば、男の先生も彼女を好きになる。
仕事場でも社長をはじめ、みんなが彼女に気がある。
彼女を『愛している!』とすべての男性が言っているが、彼女は全員の妻になれるのか?
あるいは順番で、彼らとセックスするだろうか?
彼女は絶対しないだろう!
彼女を求める人が多ければ多いほど、彼女の要求は厳しくなる。
価値のある人こそチャンスが大きいのだ。
つまり、男女の関係でも、ビジネスの関係でも、相手の方が『価値』が高いと認めてしまうと、あなたは常に奴隷となってしまう。
男女関係の場合で考えれば、卵子の数と精子の数の比較で考えてみればわかるように、もともと女性の方が圧倒的に価値が高い!
だから女性が右上のブルーゾーンに入るようなことは、アラフォーくらいまでいかないとなかなか起こらない。
大抵男女の関係は、常に左下のブルーゾーンに収まることが必然的に多くなる。
恋愛で主導権を握りたいなら、自分の『価値』を上げるしかない。
この『価値』を上げる努力をしないで、小手先の恋愛テクニックを使うことに終始する人が多いから、常に非モテ奴隷になるのだ。
あなたの『価値』を上げる方法さえ知っていれば、恋愛でも仕事でも確実に有利にことを進められるようになる。
しかし、多くの人は自分が奴隷になったことにさえ気付けないのだ!
そして、人間関係でもっとも重要な主導権争いの構図を考えることすらなく、最後まで訳がわからないまま主導権ゲームで奴隷を演じる。
『価値』は洗脳された幻想だ!
この主導権争いにおける『価値』は絶対ではない。
『価値』は相対的な幻想でしかないのだ!
私たちが好んでこの社会から学んだ、洗脳された価値観に縛られるだけである。
だからその本質に気付いてしまえば、簡単に変えられるのだ。
例えば、ルイヴィトンのバッグはなぜ高いのだろうか?
それはみんなが認める見えない『ブランド』と呼ばれている価値を持っているからだ。
しかし、アフリカの原住民からしたら、ユニクロのバッグもルイヴィトンのバッグもどちらでも良い。
おそらく重要なのは、機能性になるので、ユニクロのバッグの方が人気があるかもしれない。
このように、『価値』は相対的であり、恋愛においても相手に自分の価値を高く見せることは可能なのだ!
だから、人間関係を有利に運ぶには、相手があなたに感じる見えない『価値』を上げることに注力すればいい。
恋愛強者への道
では具体的にどのようなことをすれば、人間関係における『価値』が高まるのだろうか。
『価値』を上げるもっとも効果的な方法は、
『断る』ことだ!
奴隷マインドでは間違いなく、これができない。
例えば、好きな人から何か頼まれごとをされたら、うれしくて、忠犬となりポチになるのがオチだろう。
優しくしておけば、いつか報われると希望的観測だけで、奴隷として満足する。
女:『佐藤さん、プレゼン資料作るので相談したいことがあるんですけど、明日か明後日に時間もらえませんか?』
男:『いいよ♪明日でも明後日でも何時でも大丈夫だよ!!』
このように好意を持っている女性から頼み事をされたら、大抵のオスは忠犬となり、いいなりになる。
一方、奴隷マインドを持たない、男性は対応を工夫する。
男:『ごめん。明日も明後日もダメだわ。』
『来週なら、時間とれるかもしれないから、月曜日もう一回話ししに来て。』
当然、男は明日も明後日も予定はない。
だが、あえて自分の『価値』を高めるため、断る。
もしかすると、モテる女性だから、他の男性にも同じようなことを頼んで、そっちで用を済ませてしまうかもしれない。
でも、、彼女は手伝ってくれた『価値の低い男』を好きになることはないのだ。
彼女が興味を持ち好意を持ち始めるのは、『価値』を上げた男になる。
モテる女性に冷たくするとなぜ相手が興味を持つのだろうか?
モテる女は、自分を冷たく扱える男を『価値』が高いと感じるからだ!
非モテ奴隷マインドでは、この『価値』に気付くことなく、終始自分を安売りし続けることになる。
重要なことは、『価値』の演出だ。
もともと『価値』幻想でしかないのだから、どうやって相手に勘違いさせるかを工夫すればいい。
だから、あなたの周りでもいるのではないだろうか?
たいしてイケメンでもないのにモテる男性が。
彼らは、人に与える『価値』の演出がうまいのだ。
一方、イケメンでもモテない男性もいる。
イケメンでも忠犬となり女性のいいなりであれば、『価値』が低いのだ。
人生そのものは常に人間関係のゲームでもある。
奴隷マインドから脱却して、誰に対しても『NO!』と言えるようになると、不思議と人としての『価値』が上がってしまう。
多くの人は傷付きたくないから、無難な奴隷でいることで一生モヤモヤした人間関係で苦しむことになる。
断ることで、相手はあなたを簡単に手に入らない貴重な人だと勝手に思い込む。
手に入れにくいものだからこそ、『価値』があるのだ。