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お世話をさせてくださいな脳卒中サバイバーの犬暮らし

生活期リハビリでは自分でリハビリを考えなくちゃならない。入院中みたいに僕のカンファレンスがあってリハビリの方針に基づいた介入と評価のサイクルが作り出されることは無い。もちろん、法令で定まったリハビリ計画書というのはサインさせられるのだけどそれはめっちゃ形式的なもので、一日の中で何をどのくらいの量行っていくかといった日常生活におけるリハビリのメニューや強度はセルフコントロールするしかないのが現実である。生活期リハビリという呼び方(維持期リハビリでもいいけど)はあるけど、単に家で生活し時々訪問、通所するといったレベルでしかないと感じている。僕の今のリハビリの主治医は、慶應病院リハビリテーション科の医師で、訪問は江東区の事業者、通所は中央区の事業者、かかりつけの主治医は近所の内科の先生だし脳神経外科は救急搬送された聖路加国際病院、そして持病の潰瘍性大腸炎は都立墨東病院と、僕の生活期を巡るリハビリは大いに分断されている。カルテや医療情報同様、リハビリの計画も共有なんて一切されていない法令的にpTさんに出すリハビリの指示書はかかりつけ医が作成しているけど、彼はリハビリの専門医じゃない。僕は一度も彼の評価を受けていない。回復期で入院していた時だって、評価は入退院の際以外ほぼ現場のPTが行ってそれを医師が統合して判断する感じだったからね。要するに自分の健康もリハビリも自分で管理するしかないのだ、そして異常や要望があるときだけエスカレーションして問題解決する感じ。まあ、自分の事なのだから人に任せずに自分で決めれば良いのでしょう。しかし色々な情報にも触れる中で何をどう選び日常のルーチンにするのか悩ましい。そんな中で僕は日常生活で自分でやること料理とかを少しづつ増やしている。その中でも犬のお世話は良いリハビリになっている気がする。体を動かすことは確実に増えるからね。さっちもちゃんは僕の幹腕である左手を舐めて刺激を入れてくれるけどそれ以上に食べたりトイレの始末、食べると困る輪ゴムなどのゴミ拾いなど世話をしないわけにいかないことが出てくる、僕のリハビリに役立つ存在なのだ、ありがとうさっちもちゃん。





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