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還暦はまだひよっこ、着姿極めたい

年齢はあまりものごとの尺度にならないと思っている。
特に隠すのではないけど、年齢不詳な感じがいい。

といっても『年齢不詳の美魔女』と若さにしがみついた感じではなく、年齢よりも存在そのものに目がいく人間でありたい

こころから尊敬する人が20代だったり、40代だったり、70代だったりする。ここnoteの中でも、深くて豊かな感性の方、表現方法を惜しげもなく教えてくれる方たちの大半がずっと若い方だし、いくつ歳を重ねたかは尺度にならない。

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それでも年齢がものを言うときもある。
キモノの、着姿である。
これはぜったい、と感じる。私の好みだけど。

若い方のキモノももちろん素敵なの。それは存在自体がキラキラと美しいから。

それに対して、枯れかけて緩みの出てきた肌に、大島などをさらりと着て歩く姿は渋くて粋で、こころをグッと掴まれてしまう。目で追って追って、後を追いかけたくなる。

今年の誕生日は赤いドレスでお祝いしようかなというお年頃。そんな歳でも、着姿のパンチがまだ足りない。キモノ歴の話ではなく重ねた歳の重さ圧倒的な存在感が。

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インスタの、着物アカウントの仲間は比較的、年齢高めである。日々、渋くてかっこいいお手本に唸るばかり。

キモノには季節の約束ごとが多くて、素材や仕立て、柄に、色に…。まちがっていないか毎回調べ調べ。

自分の感覚で合わせられて、わざと外す余裕も出てきたら、それが大人の色気になるのかもしれない。

キモノを思うと、年を重ねるのも嫌なことではない。むしろ楽しみでさえある。

もうすぐ透け透けキモノの季節になる。夏着物はとても風流。どれだけ涼しげに見せられるかの美学。

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そんなお手本のひとり、山崎陽子さんの本はいつもそばに置いてにんまり。これから大人キモノを楽しみたい方へのおすすめ本です。
メジャーな雑誌で活躍されていたライターさんなので、見て読んでずっと楽しめます。


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