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連日大騒ぎのマスコミ報道 ……       データから考えてみた  その弐

そもそもPCR検査ってどんなもの???

 一つ書き忘れていたことがあった。

 そう、もうおなじみとなったPCR検査。
 だけどどんなものか知っているかと聞かれるとどうも答えられそうにない。

 そもそもPCR検査ってどんなもの???
 正確に判定できるのか???

 PCR検査 新聞、テレビでよく聞くがどのようなものなのだろうか。

 疑問は募るばかりである。 早速ネットで調べてみた。

PCR法 
 目に見えないDNAやRNAの構造を短時間に可視化する方法として開発され、新型コロナウイルスの特定だけでなく、医学や犯罪捜査、考古学などさまざまな分野に応用されている。
 開発したのは、米国の生化学者、キャリー・マリス博士。PCR法の開発により、1993年にノーベル化学賞を受賞。
 正式名称「ポリメラーゼ連鎖反応」(Polymerase Chain Reaction)の略でウイルス等の遺伝子(DNA:デオキシリボ核酸)を増幅させて検出する技術。

 なんだか判ったようで判らない感じである。

日経の訳の判らない記事

 日経新聞の記事があった。
 最近のマスコミの報道、記事内容を信用しているわけではないがちょっとおかしな点もあるので少し長いが引用する。

PCR「陽性」基準値巡り議論、日本は厳しめ?
2020年11月8日 2:00
 新型コロナウイルスを巡り、PCR検査で「陽性」「陰性」を判断する基準値に注目が集まっている。基準値に国際標準はなく、実は日本の陽性者が別の国では陰性と判断される可能性もある。基準値をどう設定するかは海外でも議論になっている。
 PCR検査は検体の温度の上げ下げを繰り返すことで、ウイルスの中にあるRNAを増幅し、感染の有無を判断する。わずかな量でもウイルスを検出できれば、感染を確認できる。ウイルスが存在しないか、極めて少なければ「陰性」と判断される。
 陽性と判断する基準値には、増幅に必要なサイクル数(CT値)を使う。基準を高く設定するとウイルス量が少なくても陽性と判断される。国立感染症研究所の新型コロナの検査マニュアルでは、原則この値が40以内でウイルスが検出されれば陽性と定めている。
一方、台湾では35未満に設定しているとされる。日本で陽性となった人が台湾では陰性となる可能性がある。中国は中国疾病対策予防センター(中国CDC)によって37未満を陽性と判断するが、37~40の場合は再検査などを推奨している。
 日本でも一部検査機関では40に近いと再検査する機関もあるが、国の指針などはない。国際的にも40程度に設定している国が多いとみられる。
基準値が問題になるのは、この値を高めに設定すると、ウイルス量がごく微量で、他人に感染させる恐れがない人まで陽性と判断してしまう恐れがあるためだ。入院や治療が不要な人まで陽性とされる懸念がある。
 英オックスフォード大学の研究チームはPCR検査が死んだウイルスの残骸を検出している可能性があると報告。英国の別の研究では、値が25より小さい陽性者の85%以上は他人に感染力があるウイルスが培養できたが、35を超えると8.3%しか培養できなかったとの結果もある。
 米ニューヨーク・タイムズの報道では、米国でも基準値は40前後に設定されているが、一部の専門家から「30~35程度が適正だ」との声も上がっているという。
 日本臨床検査医学会で新型コロナ対策を担当する柳原克紀・長崎大教授は「ウイルスが極めて微量だから感染性がないとは現状では言えない。使う機械や試薬によってもCT値は異なる。この値だけで断言するのは難しいだろう」と指摘する。
 基準値を高めに設定することで、発症前や感染初期でウイルス量が増える前の陽性者を確実に見付けやすくなる可能性もある。柳原教授は「現在は安全性を第1に考え、日本は最も厳しく設定されている。研究が進めば基準の変動もあり得る。国際的な議論が必要だろう」と指摘する。

 この記事では最初に日本のサイクル数の基準値は40と高めで陽性者が多く出る傾向がある、としている。またその基準値は台湾は35、米国が40、中国は37であるという。
 ところが英国の研究ではサイクル数の値が25より小さい陽性者の85%以上は他人に感染力があるVirusが培養できたが、35を超えると8.3%しか培養できなかったとの結果もあり、またVirusの残骸にも反応している可能性があるとしている。さらに米国ではサイクル数の基準値が高すぎる、との声も上がっているという。
 それなのに次では、柳原長崎大学教授の話として、Virusが微量だから感染しないとは言えない、というのである。英国の研究ではVirusが微量だと培養できないという結果があるとしていることと整合していない。この記事、両論併記と言えば聞こえがいいが、ただいくつかの情報を羅列しているだけで結論が見えない。印象としては内容を理解して記事を書いているとは思えないし、これを読んでもどうしたらよいかは判らない。

 最近のニュースでは、訳の判らないもの、何か矛盾していないか、と疑問が湧いてくるものが少なくない。これって何が正しいのかいよいよ知りたくなって更に調べを進めた。

キャリー・マリス博士

 そういえば、YouTubeの動画を見ていて、PCRは武漢Virusの検査に使用してはならないと発明者が言っていた、という話を聞いた記憶がある。まず発明者であるキャリー・マリス博士はこのPCR法をどう捉えていたのだろうかと調べてみた。
すぐ2つヒットした。まずはEver-changing 店長のひとりごと というホームページ、武漢Virus対策品などを販売しているサイトだ。

 現在、新型コロナウイルスに感染しているかどうかを検査する初期検査としてPCR検査が行われていますが、博士はPCRについて次のようにコメントしています。
「PCRを感染症の診断に用いてはならない」

というのである。
おいおい、とんでもない発言じゃないか。

そしてさらに続く。

 PCR法とは、遺伝子(DNAやRNA)配列を可視化するために遺伝子(DNAやRNA)の一部を数百万から数億倍に複製する技術です。
 ウイルスそのものを検出するのではなく、唾液などのサンプルの中に新型コロナウイルスの遺伝子の一部があるかを見て、ウイルスの存在を間接的に判断するという方法です。
 そのため、遺伝子配列が全て一致していなくても、遺伝子の一部さえ合致していれば、他のウイルスでも検出し、陽性反応を示します。
 さらに、複製回数(サイクル数)によっても陽性率が大きく変化するといわれています。
 また、そのウイルスの特性まではわからず、感染力のない微量なウイルスや、死んだウイルスでも存在が確認されれば陽性となってしまいます。
 実際にPCRの検査キットの中には、インフルエンザ、マイコプラズマ、アデノウイルス、RSウイルス、クラミジア等に反応する可能性があるとの記載があり、 「コロナウイルス感染症の診断の補助としての使用を意図したものではない」 「研究用としてのみ使用し、診断手順に使用するためのものではない」 との記載があるようです。
 また感染について、例えばインフルエンザウイルスでは、粘膜等にウイルスが付着しているだけでは感染と言わず、細胞内にウイルスが入り込んで増殖した状態ではじめて「感染」と診断されます。
 PCR法は遺伝子を数億倍に増幅するため、実際には数個のウイルスが付着しているだけの人も「陽性」になります。
 つまり、PCR検査で新型コロナウイルスのみを判定できるわけではないため、「PCR陽性」=「新型コロナウイルスに感染」ではないということになります。
 前述の通り、PCR検査はインフルエンザウイルスを含む他のウイルスでも陽性反応が出てしまいますし、サイクル数の設定を変えることで陽性率が格段に高くなる、恣意性の高い検査方法です。
 またPCR検査はサイクル数を増やす毎に、より少ないウイルスでも陽性となります。
 10サイクルだとウイルスの数は1000万個以上で陽性、20サイクルにすれば10万個以上で陽性、さらに30サイクルでは1000個以上で陽性、40サイクルになるとわずか10個以上でも陽性になるといわれています。
 日本の場合、国立感染症研究所の「病原体検出マニュアル(令和2年3月19日)」では、判定するのに必要なサイクル数を45サイクルとしています。つまりウイルスが10個程度存在すれば陽性となるようです。

なんてこったい、

Virusそのものを検出するのではなく、遺伝子の一部があるかどうかを調べるもの
他のVirusにも反応することが書かれている
というではないか。
 さらに日経の記事でも言及されていたサイクル数であるが、サイクル数を増やすときわめてわずかのVirusにも反応してしまうのだそうだ。しかも、PCR検査ではVirusの有無が判るだけであり、感染したとは断定できないというのである。

他にもあった。
医療法人社団公友会氷川台内科クリニックのホームページ 2020年8月25日

 私たち生物の遺伝情報は、ゲノムと呼ばれる設計図の中に暗号化されて収められています。ゲノムDNAの最小単位は4種類の塩基(アデニン、チミン、グアニン、シトシン)と呼ばれる物質で、設計図の文字に相当します。この文字の数や並び方は、生物の種類ごとにだいたい決められているので、文字を読めばどの生物の設計図なのかわかります。ヒトでは31億文字、大腸菌では464万文字あり、生物種によって文字の数や並び方は異なります。文字の並び方は、「意味を持つ単語」として並んでいる部分と、意味を持たない単なる文字として並んでいる部分(いわゆるジャンクDNA)が入り混じっています。この「意味を持つ単語」に当たる部分が遺伝子です。微生物の種類によっては、「この菌は必ずこの遺伝子を持っている」とわかっている場合があります。その特徴を理解し、検出したい微生物が特有にもっている遺伝子をターゲットにして細菌やウイルスの検出を行う方法がPCR検査です。

とPCR検査について説明し、その上で

 PCR検査は犯罪捜査や出生前遺伝子診断などにも使われています。しかし、キャリー・マリス博士は講演で繰り返しPCR検査を感染症の診断に使ってはならないと警告し、使い方によっては誰でも犯人にすることができると述べています。現在新型コロナウイルス感染症の犯人捜しをPCR検査で行っています。偶然か必然かわかりませんが、今回のコロナ騒動が起こる直前の2019年8月7日に自宅で、肺炎?で亡くなっています。マリス博士が生きていたら今回のコロナ騒動はなかったと思われます。収拾のつかなくなったPCR検査を、そろそろ見直す時期が来たのではないかと思います。

 氷川台内科クリニック院長の櫻田二友博士は昨年の夏の時点でこう言っていたのである。いつだったかにYouTubeで見た動画で言っていたことはやはり正しいらしい。

書籍でもあった。
「PCRは、RNAウイルスの検査に使ってはならない」大橋眞著
である。

 著者大橋眞氏は、医学博士で京都大学薬学部卒業。東京大学医科学研究所、宮崎医科大学(現宮崎大学)、米国ウィスター解剖学・生物学研究所を経て、徳島大学教授。現在は徳島大学名誉教授、モンゴル国立医科大学客員教授。専門は感染症・免疫学。マラリア・住血吸虫症などの感染症をモデルとした免疫病理学や診断法開発、自己免疫疾患に対するワクチン研究を専門としながら、市民参加の対話型大学教養教育モデルを研究してきた。開発途上国における医療の課題解決にも取り組んでいる。との紹介がある。

 この著書は未読であるが、タイトルから言いたいことは予想できる。
 もう1冊、「PCRとコロナと刷り込み 人の頭を支配するしくみ」という著書も見つかった。細川博司氏との共著である。

 細川博司氏は、一番街総合診療所院長(久留米市)。日本内科学会・日本臨床内科医会・日本臨床薬理学会・日本抗加齢医学会等に所属。主な専門分野は内科・循環器内科・抗加齢医学。との紹介がある。

 やはりどうもPCR検査は胡散臭い

 いろいろ調べていくと、
 検査方法として
 Virusの有無を調べるには、PCR検査のほかに抗原検査というものもあり、また、過去に武漢Virusに感染したかどうかを調べる抗体検査というものもあるのだそうだ。
 ネットサーフィンを続け、それぞれの評価を見ていくと面白い。サイトによりその評価がまるで違うのである。あるサイトでは、抗原検査の方が優れているといい、ある検査ではPCR検査の方が優れているという。素人にはどちらを信じたらよいのか判らない。判るのはどちらを信じるかは自己判断しかない、ということか。
 アメリカではPCR検査の承認が取り下げられるという話を聞き込んだので更にネットで調べてみた。話は本当だった。

 先週の水曜日(2021/7/21)、CDCはFDAに対し、リアルタイムPCR検査の緊急使用承認申請を今年の12/31を持って取り下げることを発表しました。
 2020年2月から承認され現在まで使い続けられているPCR検査では、
SARS-CoV-2(COVID-19)とインフルエンザの区別がつけられないため、ということです

 このページのリンクは以下。
https://blog.apparel-web.com/theme/creator/author/seri-emi/efe88b6f-fb26-4eb0-9913-27f553ccb78e/
 これは、別のサイト“Ever-changing 店長のひとりごと”の記述と一致する。
という事はだ、現在公表されている武漢Virusの感染者数はかなり水増しされていることにならないか。感染率は思っているより低そうである。そして致死率は思っているより高いのかもしれない。ここはちょっと気になるところだが。。。。。。

CDCのサイトのこの発表のページのリンクは以下。英語のサイトだが翻訳ソフトを使えば大意は把握できる。
https://www.cdc.gov/csels/dls/locs/2021/07-21-2021-lab-alert-Changes_CDC_RT-PCR_SARS-CoV-2_Testing_1.html

おいおい、本当にどうなっているんだろう。

 いよいよPCR検査は胡散臭い。

 いろいろ調べたのでかなりの数のホームページを当たったが、ホームページでPCR検査は優れた検査です、なんて書いていた人達はどうするのだろうね。

 最近の世の中、本当に疑問に思うこと、判らないこと、おかしなことばかりである。

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