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連日大騒ぎのマスコミ報道 ……       データから考えてみた  その参

 2019年の武漢Virus発生から2年以上が経過したが、未だマスゴミの「煽り報道」は止む気配を見せない。オミクロン株になり「弱毒化」し、重症化率が下がっているとの情報がある中、日本の政治は「まん延防止等重点措置」、いわゆる「マンボウ」をまた発出するという暴挙に出た。政府の新型コロナ対策を議論する基本的対処方針分科会の尾身会長は、まったく異なる意見(会食をグループ4人以下とし、大声で話さないようにすれば「ステイホーム」や店を閉めること、外出自粛などは必要ない)を表明しているのに、である。
 地方でも、訳の分からない独自基準を振り回して大騒ぎの小池東京都知事に続き、吉村大阪府知事も、「マンボウ」では感染増加を防げない、という前言を翻して要請をするようである。
 どこをどう見ても科学的根拠やデータに基づいた判断とは思えない、感情論、空気が支配しているように思えてとならないのは筆者だけだろうか。

 ある人が言っていたのだが、「安全」と「安心」は似て非なるもの。「安全」は科学的データに基づき議論できるが、「安心」は感覚であり議論により明確になったりするものではない。現在の日本は「安心」に極端に傾斜した雰囲気になっている、というものである。筆者は「うーん」と思わず唸ってしまった。言い得て妙、とはこのことであろう。

 Twitterで宮沢大輔医師(宝塚CDC)が、ワクチン分科会での鈴木基委員等との子どもへのワクチン接種の議論でいくつもの問題点を指摘していたが、多勢に無勢、どうやら日本でも子供に対するワクチン接種が認可され推奨されていくようである。WHOのホームページでも11歳以下への接種は推奨していないのにも拘らず、である。(ホームページのアドレス、文章とグーグル翻訳による訳文を以下添付) WHOを信用しているわけでは全くないが、ワクチン接種推奨派とみられるWHOよりも日本のワクチン分科会の方が積極的、というのも不思議な現象だと思えてならない。

以下がWHOのホームページ

以下はWHOホームページからの引用とその日本語訳(グーグル翻訳)です。
不用な方は飛ばしてください。

https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019/coronavirus-disease-answers?query=vaccine+for+children&referrerPageUrl=https%3A%2F%2Fwww.who.int%2Femergencies%2Fdiseases%2Fnovel-coronavirus-2019%2Fcoronavirus-disease-answers


FREQUENTLY ASKED QUESTIONS
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What vaccines are there against COVID-19?
Can children and adolescents get vaccinated against COVID-19?
Update: SAGE is holding an*extraordinary meeting*on 19 January. It will review the e
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https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019/coronavirus-disease-answers?query=vaccine+for+children&referrerPageUrl=https%3A%2F%2Fwww.who.int%2Femergencies%2Fdiseases% 2Fnovel-コロナウイルス-2019%2Fcoronavirus-disease-answers

vidence on booster and paediatric data for the Pfizer/BioNTech vaccine, against COVID-19 with a view to updating its interim recommendations for its use. In addition, it will discuss a major revision of the roadmap for prioritizing use of COVID-19 vaccines.
Also see: Interim statement on COVID-19 vaccination for children and adolescents (24 Nov 2021)
Both Moderna and Pfizer vaccines are licensed for use in children from 12 years of age. However, WHO recommends that countries should vaccinate children only when high vaccine coverage with two doses has been achieved in higher priority-use groups, as identified in the WHO Prioritization Roadmap. Adolescents 12 to 17 years of age with comorbidities that put them at significantly higher risk of serious COVID-19 may be offered vaccination alongside other high risk groups.
There are currently no efficacy or safety data for children below the age of 12 years. Until such data are available, individuals below 12 years of age should not be routinely vaccinated. Vaccine trials for children and adolescents and other COVID-19 vaccines are ongoing and WHO will update its recommendations when the evidence or epidemiological situation justifies a change in policy.
Vaccines are usually tested in adults first and only later assessed in children when safety has been proven in adults. COVID-19 has also been a more serious and dangerous disease among older people. Now that the vaccines have been determined to be safe for adults, they are being studied in children.
While the supply of vaccines is limited, the ongoing priority is to vaccinate those most at risk of serious illness who still have not been vaccinated in many parts of the world: older people, those with chronic health conditions and health workers.
Most children are at low risk of serious disease and vaccinating them would be primarily about reducing transmission, which can also be achieved through public health measures including staying at least 1 metre away from other people, wearing a properly fitted mask over the nose and mouth when you can't keep this distance (where appropriate for children), avoiding poorly ventilated places and settings, cleaning hands frequently, staying home if unwell and get tested, and staying informed about how much virus is circulating in the areas where you travel, live and go to school.
https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019/coronavirus-disease-answers?query=vaccine+for+children&referrerPageUrl=https%3A%2F%2Fwww.who.int%2Femergencies%2Fdiseases% 2Fnovel-コロナウイルス-2019%2Fcoronavirus-disease-answers

以下が和訳です。

 よくある質問
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COVID-19に対してどのようなワクチンがありますか? 子供と青年はCOVID-19の予防接種を受けることができますか?
更新:SAGEは1月19日に*臨時会議*を開催しています。 eを確認します 2,827 / 5,000
2Fnovel-コロナウイルス-2019%2Fcoronavirus-disease-answers よくある すべて
COVID-19に対してどのようなワクチンがありますか?
子供と青年はCOVID-19の予防接種を受けることができますか?
更新:SAGEは1月19日*臨時会議*を開催しています。

 ファイザー/バイオエヌテックワクチンのアップロードターチェック教育を更新します。 ファイザー/バイオエヌテックワクチンのブースターおよび小児データに関する証拠、COVID-19に対する、その使用に関する暫定的な推奨事項の更新を目的としています。さらに、COVID-19ワクチンの使用を優先するためのロードマップの大幅な改訂についても説明します。
参照:子供と青年のためのCOVID-19ワクチン接種に関する暫定声明(2021年11月24日)
ModernaワクチンとPfizerワクチンはどちらも、12歳からの子供に使用するために認可されています。ただし、WHOは、WHOの優先順位付けロードマップで特定されているように、優先順位の高い使用グループで2回の接種で高いワクチン接種率が達成された場合にのみ子供にワクチン接種することを推奨しています。重篤なCOVID-19のリスクが著しく高い併存疾患のある12〜17歳の青年は、他の高リスクグループと一緒に予防接種を受けることができます。
現在、12歳未満の小児の有効性または安全性に関するデータはありません。そのようなデータが利用可能になるまで、12歳未満の個人は定期的にワクチン接種されるべきではありません。子供と青年のためのワクチン試験と他のCOVID-19ワクチンは進行中であり、証拠または疫学的状況が方針の変更を正当化するとき、WHOはその勧告を更新します。
ワクチンは通常、最初に成人で検査され、その後、成人で安全性が証明されたときに子供で評価されます。 COVID-19はまた、高齢者の間でより深刻で危険な病気となっています。ワクチンは大人にとって安全であると判断されたので、子供たちで研究されています。
ワクチンの供給は限られていますが、現在の優先事項は、世界の多くの地域でまだ予防接種を受けていない、深刻な病気のリスクが最も高い人々、つまり高齢者、慢性的な健康状態の人々、医療従事者に予防接種を行うことです。
ほとんどの子供は深刻な病気のリスクが低く、予防接種は主に感染を減らすことです。これは、他の人から少なくとも1メートル離れた場所にいること、鼻と口に適切に装着されたマスクを着用することなどの公衆衛生対策によっても達成できます。この距離を保つことはできません(子供に適している場合)、換気の悪い場所や設定を避け、頻繁に手を掃除し、体調が悪い場合は家にいて検査を受け、旅行し、住んでいる地域で循環しているウイルスの量を常に把握してくださいそして学校に行きます。

以上引用終了



それではデータで見てみよう

 さて、今回もオミクロン株での感染拡大、「大変だ~」一色のマスゴミの報道と対比して見て行きたい。
(一応、断っておくが、データは厚生労働省のホームページから持ってきたものであり、一切の加工はしていない。) 
 
 まず、新規感染者であるが、確かにこれは増加している。(しかし諸外国、特に欧州諸国の増加に比してそれほど騒ぐほどの増加であるかどうかは疑問であるが。)

新規陽性者数の推移

 2021年の年末には、100-200人/日程度だったのが、2022年に入り7日に5,000人/日を超え、12日には10,000人/日、14日には20,000人/日、直近19日には41,000人/日を超えている。確かにこの増加傾向は尋常ではないように見える。
 だが、しかし、数字は時としてその使用する人によって「嘘」をつかされる。要注意である。

PCR検査数

 おや、PCR検査数もめちゃくちゃ増えているではないか。検査数が増えれば、擬陽性を含め、陽性者数が増加するのは当たり前ではないか。
 冷静に考えれば、ここで重要なのは、
  感染者数 ÷ PCR検査数  であらわされる感染率
  重症者数 ÷ 陽性者数 であらわされる重症化率
  感染者数 ÷ 死者数    であらわされる死亡率 
で有ると言えると思うのだが如何だろうか。

ではまず感染率を見てみよう。

 2020年4月頃の感染率が異様に高い。これは当時は感染が疑われる人のみが検査対象であったためと考えられる。なので補正のため、2020年6月ころからに変えてみてみよう。

 2020年6月1日以降のデータでのgraphがこちらである。確かに感染率は上昇傾向にあるが、2020年の9月、2021年の8月ころに比して高くはない。これから高くなるのかもしれないが、まだそのレベルではないように思われる。

 次に重症者数。

 重傷者数のピークは、2021年の9月ころであることが窺える。2022年に入り少し上昇しているようだが、感染者数が増えれば重傷者数が増えるのはやむを得ない。季節性インフルエンザであっても、死亡する方はいらっしゃるのだから。。。 ただ、重傷者数の増加は、感染者数の遅行指数のようなものであるからまだ判断は難しいのかもしれない。

 死者数の推移はどうだろうか。

 日本全国の死者数は、2022年1月19日現在で、18,449人。全世界では、5,565,540人、米国857,778人、ブラジル622,125人等と比して大変少ないではないか。日本の人口比の死亡率は0.015%以下、感染者に対する死亡率で0.9%程度。米国では人口比の死亡率は0.2%前後、感染者に対する死亡率で1.2%程度、日本の死亡率はいずれもとても低いのである。

 デルタ株からオミクロン株に置き換わり、感染力は高くなったが、重症化率は低下、当然死亡率も低下するであろう。デルタ株までは、肺の中で菌が増殖して重症化したそうだが、オミクロン株は咽頭部で菌が増殖するので、肺への影響が限定的であって重症化しない、という説明をどこかで聞いた記憶がある。(これは伝聞で原典が判りません。)
 確かに感染者数は増加しているが、重傷者数、死亡者数ともに少なく、大騒ぎするほどの状態ではない、というのが筆者のデータ分析の結果である。
 いずれにしても、マスゴミの煽り報道に踊らされることなく、のんびりと生きていることが一番で、突き詰めてみれば武漢Virusで死ななきゃいいのではないかと筆者は考えている。

最後に

 さて、ここで是非考えてみたいことがある。
 この狂騒曲の中、本質的な議論が抜け落ちているように思えてならないのだ。
    感染症の指定の類別が適正かどうか
    保健所が行政改革の名のもと体制が大幅に縮小されており、機能不
    全となったこと
    公的医療機関の大幅減少、個人病院の増加により、医療体制が歪ん
    でいること
    国内で医療資源が十分確保できないものがあること   等々

 筆者は医療に関しては素人なのでこれらが全て的を射ているとは思わないが、議論すべき論点はまだまだたくさんあるように思えてならないのである。しかし、マスゴミはこうした調査報道は行わない。なぜだろうか。これでは進歩がないではないか。

 筆者は仕事では、現状を正しくデータで把握し、問題点をあぶりだし、改善策を考え実行していく。改善後はその効果をまたデータとして把握し、さらなる改善へとつなげていくというアプローチをとっている。
 しかし、こうした視点が、この武漢Virus関係に限らず、様々な分野において日本の政治、マスコミ等々に見られないのである。そんな日本の現状が哀しくてならないのである。

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