原因と結果それは因果
【文字数:約1,000文字】
先週の金曜まで仕事で、ひさしぶりに土日は泊りがけのキャンプに行った。
結論から言うと「とても良かった」ので、どうにか残る夏の日々をやり過ごせそうな気がする。
土曜日の早朝。
湖畔沿いのキャンプ場を目的地として直行するには時間が早すぎるし、富士山の西、山梨県の尻尾みたいな部分を流れる富士川に沿って北上する。
静岡県に流れていく富士川を挟んで西には国道52号が、対岸の東には身延線に沿う形で県道が続いている。
景観が良いのは東側で、長い川幅の富士川にかかる橋を東西に行ったり来たりするのも楽しい。
身延といえば日蓮宗の総宝山である「久遠寺」があって、山と一体になった超・アスレチック参拝ができる。とはいえ前にも来たことがあったので、ビッグな三門まわりをウロつくだけに留めて移動。
ちなみに本堂へ続く菩提梯は高低差104m、287段だそうで、登り切れば涅槃に達するらしく、冗談じゃなく壁なので体力に自信のある方はゼヒ挑戦してみて欲しい。
のんびり温泉に入り、いざキャンプ場へ。
夏の盛りということもあり、日が暮れても半袖がちょうどいい気温ながら、夜の体感としては25℃くらいだろうか。
エアマットを敷いてライダージャケットを掛布団の代わりにすれば、もうそのまま寝られる快適さで、ひさしぶりに夜中に一度だけ目が覚めるだけで済んだ。
記憶にある限り、今年の春あたりから夜中2~3時間ごとに目が覚めてしまい、じりじり寝不足な感じが溜まってきていた。
どちらかいえばキャンプ場の小石まじりな地面のほうが条件が悪いのに、空気とか疲れとか温泉に入った後だとか、色々なものが重なって「ちゃんと寝た」という感じがする。
とくに夏は日中の熱さに疲れてシャワーばかりになっていたし、回復とダメージが拮抗またはマイナスな感じがして、それが制作にも影響を与えていたと思う。
休みたくても暑いから、という理由で遠出せずにやり過ごしたくなるけれど、やはり避暑を兼ねたツーリングは心身を良い状態にしてくれると痛感した。
ただ、翌日は帰りにゲリラ豪雨の波状攻撃に遭い、背丈に迫るほどの水しぶきを上げながら水没した道路を突っ切るという、なかなか出来ない体験をした。
スピードが落ちてそのまま止まると、たぶんエンジンの再始動ができないと判断してアクセル全開からの脱出を決めたのは、ちゃんと寝て体力があったから可能だった気がする。