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ゴミはゴミでも価値あるゴミって? 2/2

【文字数:約1,200文字】

 前回の記事はコチラ↓

 今回は「ART FACTORY 城南島」で開催中の企画展「OPEN STUDIO 2024」が良かったよ、という記事です。

 そもそも名前に「FACTORY」と付いているのはアトリエが併設されているからで、むしろそちらがメインのような。

 「OPEN STUDIO 2024」は同地にアトリエを構えている人たちの作品展で、入口のすぐ横がアトリエ通りという興味深い作りだ。

出入口
(このすぐ横にアトリエ通り)

 実際に制作している人たちもいるので、タイミングをみて話すこともできるし、ポスターにもなる合同誌『JONANJIMA ARTIST COLLECTIVE 2024』も参加者の方から購入できる。

 ミュージアムショップのように1Fの受付で販売しているのかと思いきや、どうもそうではない。

 話を聞くと、この建物でそうした販売をするのは都条例に引っかかるらしく、作家さんから購入するしかないそうな。アートも自由に売れない都なんてPOISON。

 ただ、その流れで作品についての話が聞けたり、書きかけの作品について解説してもらえたりしたので、接点としてアリかもしれない。

 以下より印象に残った作品をいくつか掲載する。


久野彩子
「Core-2」
(スターウォーズのデススター?)
久野彩子
「under construction -2-」
(日本の下にあるプレートを表現?)

 ↑を横から見たのが↓

 プラモデルを作ったことのない人間にも「なんじゃこりゃ!?」と驚嘆すること必至であり、たぶん永遠と見ていられる。


中野美涼
「冬眠」

 こちらも同じく永遠と見ていられるタイプで、失礼ながら『ウォーリーをさがせ!』が好きな人ならもれなくハマるのでは。


野中美里
「燈」

 マジもんの大型油彩画で、敷地の壁に描かれている↓も制作したそうな。

 これまた重ねられた色、ぼやけた輪郭が永遠と(以下略


遠藤保子
「join me」
「Original Sin」
「The Lost World」

 永遠と(以下略


てつのちゃどうぐ
(鉄分タップリ!)


大野公士
「Identification algorithm」
3つのうちの1つ
(きっと元ネタは「E.T.」だ!)


藤原京子
「the edge」
(スケスケな屏風かしら)


YOCHIYA
「SHIPPO VASE(Twin)

 レザー製品みたいだけど銅の七宝焼きだそうで、形は高圧洗浄機で作っているそうな。ぱっと見た感じで「心臓では!?」と心拍数が上がった。


 他にも興味を惹かれたものがあるけれど、会期は来月まであるので良ければ足を運んでもらいたい。

 場所がアレなところを除けばタダで鑑賞できるし、おみやげに浮世絵風のタオルまでもらえる。(常にあるか不明)

 そして同じ城南島の海浜公園は、海を挟んだ対岸に羽田空港があるため、今まさに離陸したジェット機を見ることができる。

 空飛ぶアートが5分おきくらいで飛び回る地にて、あなたもゴミアートを楽しんでみてはいかがだろう。


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りんどん
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