こんに千葉ツーリング vol.2 1/2
【文字数:約1,100文字】
先月の「こんに千葉ツーリング」の続きで、今度は千葉北部に行ってきた。
前回は神奈川の久里浜から、千葉南部の金谷までフェリーを利用したものの、今回は陸地に沿って千葉北部を目指した。
ヘッダー画像は銚子駅の近くにあるチーバくんの像で、自転車で走ることを推奨しているらしい。なんという鬼畜。
私はエンジン付きのバイクに乗って東京湾を北上し、右側に東京および千葉ディズニーランドを眺めながら進んでいたものの、遠方に人の形をしたものが見えてくる。
気づくと謎の霊力によって引き寄せられていた。
もちろん運転中に意識を失うはずもなく、千葉県どころか北の茨城県に入った場所にある、牛久大仏を見学してきた。
時間の関係もあって内部への潜入はしなかったものの、噂に聞いていたとおりの大きさで、全長120mを前にすると「これがラスボスか……」という気分になった。
その後、北上した場所にある予科練平和記念館に向かった。
入口に展示された堀越二郎が設計したとされる零式艦上戦闘機は、ぜひ目の前で鑑賞してもらいたい。
零戦も見れたしもういいかなと思いつつ記念館を見学すると、霞ケ浦に近い場所だからこそ飛行機の養成所として機能した、幸運と不運を知ることができた。
個人的に興味深かったのは、零戦を製造していた中島飛行機が近くにあったことで、資料として同社について調べたこともあり、知識だけだったものがより身近に感じられた。
フォローしている中には広島出身の方がおり、去る8/6には下記の記事を投稿しておられた。
私自身は戦後の生まれだけれども過去は今に繋がる道なのだと、あらためて考えずにはいられない。
ちなみに記念館の脇には潜水艦の特攻兵器だった、「回天」の実物大も展示されている。
もしかしたら知られていないので説明すると、飛行機での突別攻撃、略して特攻に続く形で様々な兵器とも呼べないものが量産がされ、その1つが潜水艦の回天だ。
課せられた目的は単純で、敵の艦船を見つけて海中から体当たりする。爆弾を積んでいるので敵は沈む。そして大日本帝国は平和になった。
HA☆HA☆HA!
こんなものが本気で作られるあたり、心から人間は愚かだと思う。
古代の人間は30歳あたりが寿命だったと聞くけれど、近年は100歳を超えて生きる人もいる。
しかし地球の歴史からすれば、それすら些細な変化に過ぎないことを屛風ヶ浦で考えたのだった。