こわれかけのTelevision　《歌詞》

（童謡「はないちもんめ」っぽいメロディで）

「テレビがこわれた ♪」

「こわれた、じゃわからん ♪」

「こわれたっていったら、こわれた ♪」

「こわれたのなら、かいかえろ ♪」

「おとはでても、がめんが、うつらん ♪」

「こわれてないじゃん ♪」

「がめんがでなけりゃ、ただのいた ♪」

「せめてラジオといってやれよ ♪」

「こわれかけでもないラジオ ♪」

「徳永英明に、あやまれ ♪」

「こわれてるわけじゃ、ないよ ♪」

「アンテナの設定、たしかめろ ♪」

「自分でやってないから、わからない ♪」

「しゅっちょう、サービスは営業、時間外 ♪」

「割増ちんぎん、だんこそし ♪」

「ブラックなのは、板だけにしろ ♪」

「設定のときだけ、うつるよ ♪」

「電源おんおふ、ためしたの？」

「あたりまえだろ、ばかにするなよ ♪」

「スマホの、設定、できないくせに ♪」

「サービス、精神、たりない ♪」

「そんなものすでに、売り切れてます ♪」

「販売、ロスだと、思えよ ♪」

「電源がダメなら、コンセント抜いてよ ♪」

「今のテレビは、それで壊れるって聞くよ ♪」

「そんなことは知ってる、くせに ♪」

「こわれたら買い替えてよ ♪」

「親が子供にたかるなよ ♪」

「ためしてみたよ ♪」

「どうなったのか、おしえてよ ♪」

「画面も音も、出てるよ ♪」

「なおったよかった、おやすみなさい ♪」

初出：2023/02/21　note（書き下ろし）

　3割くらいノンフィクションですけれど、こうした形にでもしないと気が済まなかったので、せめて「はないちもんめ」っぽくしてみました。

　なんでも「壊れてる」で片付くと思わないで頂きたい。