Unfair Advantageで人生をイージーモードにする
私はオンライン英会話を1年以上継続している。
1年間様々な国の講師と会話をし、とても印象に残る英語ネイティブスピーカーが使う言葉があった。
それは、Unfair Advantage という言葉だ。
Unfair Advantage
Unfair Advantageを直訳すると不公平な優位性になる。
あなたにだけ与えられた不公平な優位性
不公平な優位性と言われてもピンとこないだろう。そのため、わかりやすく例を用いて説明する。
不公平な優位性のわかりやすい例は帰国子女だ。
ご両親の仕事の都合で若い頃に海外生活を送り、自然と英語が身についた帰国子女は優位な状態でキャリアを構築できる。
また、東大生Youtuberなどもわかりやすい不公平な優位性だと思っている。Youtuberという学歴が関係ない世界で、上位0.01%であろう東大という学歴を使うことで、同じようなコンテンツでも抜きん出た再生数を稼ぐことができる。
Unfair Advantageが活きる場所
Unfair Advantageを利用するうえで重要なことは、不公平な優位性を見つけることだけではなく、その優位性がうまく働く場所を見つけることだ。
帰国子女で英語がペラペラだったとしても、人とのコミュニケーションが少ないかつ日本人しかいない仕事を選んだら、Unfair Advantageを活かすことはできない。
また、東大生もスポーツの世界やファッション業界など、学歴が重要視されない業界に飛び込んだら、その優位性を活かすことはできないだろう。
Unfair Advantageの見つけ方
Unfair Advantageがどういうものか理解してくれたと思う。
次に、どうやって自分だけの優位性を探すのかを解説したい。
この記事を読んでいる読者ならば誰しもUnfair Advantageを持っている可能性が高いし、なかったとしてもすぐに作ることができる。
領域を狭める
Unfair Advantageを見つけるうえで、一番重要なことは領域を狭めるということだ。
私を例にすると、私は決してエンジニアとして抜きん出た実力・経歴を持っていない。しかし、Webベンチャーのエンジニアとしては上位1%に入れると思っている。
なぜなら、日本中には様々なエンジニアがいる。
SIerで大型案件を対応するエンジニア
受託企業で受託開発に従事するエンジニア
SESとして大企業に常駐するエンジニア
ITコンサルに近い働き方をするエンジニア
AWSやGCPなどで自分たちのサービスの使い方をサポートするエンジニア
NetflixやAirbnbなどのテックジャイアント企業で働くエンジニア
など、本当に様々だ。
そんな中、FreakOut -> freee -> CAMPFIRE -> UPSIDERというWebベンチャーを正社員として4社渡り歩き、副業でもWebベンチャーを数社経験してきたエンジニアはほとんどいない。
Webベンチャーのエンジニアという一つのジャンルで私は優位な立場に立っているのだ。
組み合わせる
抜きん出た結果を手に入れるために重要なことは狭めるだけではない。
組み合わせることでも圧倒的なポジションを確立できる。
Webベンチャーのエンジニアとして働いているかつ、私はインフラを専門とするエンジニアだ。また、英語で仕事をすることもできる。
つまり、Webベンチャーを渡り歩き、インフラにスペシャリティを持ち、英語ミーティングに参加できるエンジニアなのだ。
この
Webベンチャー
インフラの専門性
英語力
という3つの小さな優位性を掛け合わせることで圧倒的に優位な立場を築くことができる。
もちろん、領域を狭めて・組み合わせた結果、私が活躍できるフィールドは、「グローバルチームを持つWebベンチャーのインフラチーム」だけになってしまった。
伝統的な日系大企業やインフラを必要としない受託開発の会社は私を高く評価しないだろう。
しかし、「グローバルチームを持つWebベンチャーのインフラチーム」という狭い領域ならば、他のエンジニアには絶対負けない優位性を持っている。
これが私にとってのunfair advantageだ。
私は自分だけの優位性がある領域で戦っていきたい。
誰でもUnfair Advantageをつくれる
ここまでの解説で自分だけの勝ち筋の見つけ方が理解できたかと思う。しかし、もしかしたら「私は、領域を狭めたとしても誰かに勝るUnfair Advantageがない」と思ってしまった読者もいるかもしれない。
しかし、安心して欲しい。
そういった人たちでも短期間でUnfair Advantageを作り出すことはできる。
実際、これは私自身も実践していることだ。
短期間でUnfair Advantageを作り出す方法
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