創作体験サーバーの先行プレイについて
こんにちは、崩壊:スターレイルで開始されて以降ずっと反対派の者です。
諦めて自衛していますが、原神でも始まってしまったのでスタレ同様、先行プレイが続いていくのだと考えると自分の考えをまとめる最後の機会かなと思い、まとめてみようと思います。
そもそも私が創作体験サーバーに反対の理由が「メリットデメリットを考えた時にデメリットの方が大きい」と思っているからです。
とはいえこれにも主観は付きまとうので、明確にメリット、デメリットと言える点から整理します。まずはメリットから。
メリット
・ガチャなどの計画が立てやすい
ユーザー視点でのわかりやすいメリットです。
「1凸が強いと分かっていたら、あのキャラ引かなかったのに!」これがなくなります。
また、今回は効果がないですが性能を理解したうえで引くかどうかを決める人は、育成素材を早めに集めることが出来ます。
・正確な評価が出やすい
信頼出来る配信者に動画を出してもらうことで、万葉や心海のような初期評価が実態と違って低くなってしまうことを防げるので、運営の想定外の引き控えのような状況を減らせるでしょう。
・リーク対策
リーカーの中にはリーク情報でインプレッションを増やし、稼ぎにしようとしている人もいるでしょう。1週間前に動画を出してもらうことで1週間分のインプレッションを減らせるので、そのようなリーカーの動きを抑制出来るのかもしれません。
こんなところでしょうか、販促やプロモーションになる、という意見も見かけたのですが、私は懐疑的に見ているので後述したいと思います。
次にデメリット。
デメリット
・ネタバレになる
分かりやすいデメリットですね、これは嫌がるプレイヤーが増えるというデメリットです。情報がどの程度詳細であるかということと、ネタバレだと感じる人数には正の相関があります。そのため、予告番組はいいけど先行プレイはダメという人も当然います。
また、原神にはオープンワールドを体験することに楽しみの比重を置いている人も多くいるでしょう。公式からの映像や画像と、プレイヤーが操作しているものは少し違うので、公認とはいえ人のプレイを見たくない人もいるでしょう。スタレでも新マップを映した先行プレイ動画が批判されていた記憶がありますので、原神ではなおさらでしょう。
嫌なら見なければいい理論はありますし、正しさはありますが、コミュニティが持つ最新情報がそこのラインになるので、自衛のコストが大きいです。
私はホヨバの話をよくする友人などいないのでコストは小さいですが…
・配信者間の格差
先行プレイが許された配信者は圧倒的に視聴者を集めることが出来ます。
そもそも原神は5年目の大人気ゲームなこともあり、配信者はレッドオーシャンです。公式公認の印があると他の配信者、特に解説系は減っていくでしょう。
・そもそもホヨバ的に損
メリットで述べた「ガチャの計画が立てやすい」ですが、そもそもホヨバ的には立てにくい方が得です。旅人が原石不足の方が儲かりますからね。
明確にメリットデメリットと言える点を挙げていきました。
次に私の主観が介在する点に触れていきます。個人的には次からが本当のデメリットなのですが、人によってはそう感じないかもしれません。
主観が介在する問題点
・結局リーク対策になってない
そもそもスタレでは減った実感は全くないです。お金じゃないのでしょう。
youtubeでスタレ公式の動画を見ている以上、消そうが報告しようがyoutubeがおすすめしてきます。
今回書くにあたり、ある程度先行プレイについて発言しているものを調べたのですが、先行プレイだと思ったらリークだった。という声もあり、疑心暗鬼になっている方もいるようです。
というか書いてて思ったのですが、自衛のために配信者のスタレ動画をおすすめに表示しないようにしている結果youtubeがこれはどうだとリーク動画をおすすめに表示してる説もしかしたらありますかね…
・販促、プロモーションになる
私が懐疑的であると述べた点です。色々なゲームで先行プレイは実施されていて、私も賛成派です。ではなぜ創作体験サーバーは反対派なのか、近い時期にモン〇ンが先行プレイ動画を配信者などに上げてもらっていたので比較していきたいと思います。
まず、モ〇ハンの先行プレイの内容をあえて言語化すると、武器の操作など操作に関することの情報、実際のプレイ映像などでした。
つまり、知らないとプレイできないことや、実際の流れをやってもらっていて、最低限のプレイフィールを保証する意味合いが強いと思います。今回の〇ンハンはこんな操作感ですよ、こんなプレイの流れですよ、安心して買ってね~というプロモーションです。
これを原神の情報にあてはめるとどこになるでしょう。
個人的には予告番組がこれにあたります。チュートリアル動画や実践紹介動画、エピソード動画もこれに類するでしょう。どんなキャラかを雰囲気で感じ取ることが出来れば楽しそうかどうか、お金を出してやってみたいかを判断出来るでしょう。
ここでいわゆる性能厨だからそうはならないぞと思った方、次に話します。
では、創作体験サーバーの動画はモンハ〇だとどの程度の情報に当てはまるのでしょう。おそらく「〇〇太刀が最強なので序盤は鉱石派生から〇〇を作っていくと楽!」といった情報になるでしょうか。あるいは「太刀の汎用装備は○○頭、○○胴・・・」といった情報でしょうか。
さて、この情報が欲しい人はモンハンを買うか買わないかで悩んでいるでしょうか?
話を原神に戻して言い直すと、1週間前に動画を出して「これならお金を出して引く!」となる人は、そもそもアプデの日にそうなります。
また、様々なジャンルでも強い数字のある配信者に渡すならともかく、創作体験サーバー参加者はいわゆるホヨバ配信者です。やってる人がやってる人に向けたチャンネルです。そのため、時期がずれるだけにしか見えません。
販促、プロモーションには予告番組などの内容で十分に思えます。
・公式がノータッチ
これは私が感情論で言えば一番嫌いなところです。
そもそも、公式から出た情報だけを追うと創作体験サーバーなんて情報には辿り着きません。公式からリポストや、どこかに記載されているだけでだいぶ印象は変わります。それもやらないということは、公式的にもあまり出したくない情報なのでしょう。リーク対策の苦肉の策ですよ感が伝わってきます。
その結果、パチンコ屋か何か?のような構造になっていることに不満を抱いています。「うちではやってないけど、何か皆さん○○さんの動画を見られているみたいですね~」じゃないんですよ。
先ほど引き合いに出したモン〇ンでは公式がメディアの先行プレイをポストしていましたね。この点も印象がかなり違う点です。
スタレや原神で、先行プレイ動画が出される前日や当日に戦闘天賦紹介の記事がHoyolabに出ますが、先行プレイ動画の劣化版になっていることもかなり疑問を抱いています。コミュニティにおいて一日も立たずに意味のない記事になっていく画像を作る人間が毎回いると考えると悲しい気持ちになります。
どうにかして、公式がコンテンツに昇華できないものなのでしょうか?
・コンテンツをどう捉えているか
少し長くなるので結論から話すと、創作体験サーバーはホヨバの"キャラを育成するコンテンツ"を重要視していないという風に解釈出来てしまう事が問題です。
これはスタレで創作体験サーバーが実施された時の話になるのですが、スタレで先行プレイ動画が実施されたのはVer2.1の時でした。先行プレイ動画が上げられる一週間程前には予告番組もありました。
これは是非とも見てほしいのですが、予告番組内で開発陣がリークに対する考えを語っています。
1:14:00くらいからです。
リークがなぜダメなのか、リークされた悲しみなど、リークに対しての怒りがより一層高まったシーンだったと思います。
そして、この一週間後に先行プレイ動画が上げられました。私は疑問で頭がいっぱいでした。この考えはストーリーだけに関わらず、ゲーム体験というもの全てに言えると思っていたからです。
私たちプレイヤーがアプデ当日に実際にお試しを触ってみたり、育成してどの程度のダメージを出せるのかを試したり、編成を考えたり、SNSであーでもないこーでもないと議論が交わされる。そういったものはゲーム体験には含まれないと言われているように思いました。
また、○○さんの動画で解説されてる!という情報がXなどで目に入り、そこから情報を得るしかない、というのも適切なコミュニケーションとは思えませんでした。私は他の誰かではなくHoYoverseと対話したいのです。HoYoverse!私はあなたに会いに来たんだ!まぁ友達いてもいいんだけど、友達を呼んで来たなら友達を紹介してくれ!急に友達と私を2人きりで放置しないでくれ!みたいな感情でした。
とは言えどうにか適応しなければいけません。結果として自衛こそすれど私が先行プレイを受け入れたのは「スタレの核はストーリーであり、キャラの育成などはおまけである」という考えに移行することでした。
これであれば納得出来ました。しかし、この考えは課金してもらうという経営スタイルと合わないように感じているため、これでいいのか?と疑問は募るばかりです。
また、原神はスタレよりももっとキャラ育成や編成部分が重要視されると考えていたため、残念な気持ちも大きいです。
まとめ
結局何が言いたいのかを簡単にまとめておくと、
あまり販促に必要と思えない詳細すぎる情報を出して、嫌がる層が出てコミュニティを離れる人もいるのに、得られるものが1週間早く情報が見れてちょっとお得くらいしかない。何より公式が何も言わないので意図も効果もわからない。ホヨバ的にも得は少なくないか?なんならマイナスじゃないか?ということですね。
感想
色々言っていますが、辞めようとなるほど嫌ではないので自衛することで続けることにしました。今では創作体験サーバーの情報に触れることなくスタレをプレイしているので、感想を少し述べて終了としたいと思います。
まず、youtubeやXにて先行プレイ動画を上げた、上げる可能性があるチャンネルをミュートなどを利用し目に触れないようにしました。そもそも配信などはROM専で見ているタイプの人間でしたが、全く見なくなりました。
またXで、スタレのことなどを検索したりすることをやめました。
結果として、情報に触れずプレイ出来ています。
我儘な意見ですが、正直スタレの面白さは少し減ったなと感じています。
初見でプレイするのも面白いです、が私はその後他者の意見などを見て比較したりすることが結構好きだったのだなと感じました。よく言われるLive感というものでしょうか。
また、前述のようにキャラ育成はおまけと考えるようにしたので、キャラの強さに対する欲も消え、エンドコンテンツがクリアさえ出来ればいいかぐらいになっています。
結果として、3バージョンくらい限定ガチャを引いていません。以前は1バージョンに最低1人星5を引いていたんですけどね。
今後相当に気に入ったキャラが来た時にだけ引けばいいやという気持ちです。
あとは、創作体験サーバーが続いているということは私は無視できるマイノリティであるということがよくわかるので少し寂しさを覚えます。
こんなところです。
個人的には公式がだんまりの状況でずっと行われている状況がずっと気持ち悪いので公式がなんか言ってくれたら割り切れもするんですがね、という感情が大きいですね。
あと配信者格差はデメリットに一応入れましたが、個人的には全く問題ないです。某魚頭の方はshadowverseの頃から知っているのでそりゃゼンゼロや原神でも選ばれるよなぁという尊敬の念がありますし、そもそも配信者ってそういう構造なので、人気があるところにさらに人気が集まるものだよなぁと思っています。しかしまぁ、新規に優しくない界隈は廃れるという言説もありますのでね。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
創作体験サーバーで荒れているのにXの文字数では嫌な人間の感情を説明出来ていないなぁと思っていたので、しっかり説明出来ていたら幸いです。
※2024/10/10追記
最近某氏が創作体験サーバーについての意見を上げたことによってもう一度話題になり、新たな情報が入ったので考え方に更新があったため、軽く触れておこうと思います。
・新たな情報
そもそもの創作体験サーバーの意図、効果についての情報です。某氏のコメント欄で書かれていたものなので絶対的に正しい情報とは言えませんが今回は正しい前提で話を進めます。
内容は「中国国内では、元々日本のゲームが数か月遅れて遊ばれておりリークなどに抵抗感が薄く、リークを扱う配信者に視聴者が偏ってしまっていた。国内のリークを扱わない配信者は数字をとれない状況になっていたため、そういった配信者などに先行体験してもらい、調整などで情報がブレるリーカーよりも最終版の情報をもってくる創作体験サーバーに人が流れるようにしたい。」という意図だったようです。
結果としてその試みはある程度効果が出ているらしく、そのため創作体験サーバーが続けられているようですね。
・日本では逆のことが起こる
さて、それを受けて私が思ったことですが、
であれば、日本で行われていることは逆効果ではないか?ということです。
そもそもの意図を読み解くと、運営のやりたいことは「リーカーへの牽制」「クリエイターへの援助」です。
「リーカーへの牽制」は言うまでもなく、早めに情報を出すことによってリーカーを牽制しています。
「クリエイターへの援助」について、運営が情報を出さないことがずっと疑問だったのですが、これはクリエイターに視聴者を流して正しい情報を見てもらう流れを作り、中国のクリエイターを盛り上げようとしていると推測出来ます。
これを考えると日本ではそもそもリーカーの配信者が幅を利かせるような状況ではなく、クリエイターも選抜した2人しか参加していないので、効果として、「リーカーへの牽制」「クリエイターの選抜」が起こっているように思います。
これを考えると、中国のクリエイターに忖度して公式が情報を出していないのであれば、日本のクリエイターの間口は広げるべきだと思いますし、クリエイターへの忖度をしていないという主張をするのであれば、公式が情報を出した方が納得感は出るのではないでしょうか。
・お気持ちのお気持ちのお気持ち
某氏がお気持ち動画を出したことによって色々な意見が見られたので個人的な考えを置いておきます。
・配信者間の格差は頑張ってないから/内容が悪い
→前述のようにそもそもの目的からクリエイターに対するスタンスが不透明なのでいつか不満が出るのは当然、たまたま某氏だっただけだと思います。
ただ、クリエイターとして創作体験サーバーに呼ばれたいなら批判的でない方が良いという意見には一理あると思います。
・なぜネタバレだと思うのか理解できない/見なければいい
→情報解禁のタイミングが大事で情報漏洩に敏感だというスタンスをとり、テストサーバーなどの情報が許されないという認識を作ったのは運営です。
その認識をすぐさま運営がやることであればと全員が全員受け入れられるとは到底思えません。
余談ですが、テストサーバーのキャラ情報などの動画作成を許可している崩壊3rdには私は嫌悪感を覚えません。
また、先述していますが、見なければいいは正しいですがコミュニティが持つ最新情報が創作体験サーバー由来になるので運営以外のコミュニティに触れないようにする、というのはコストが高いです。
・公式がやってるから文句いうな
これも前述しましたが、クリエイター、配信者などはいくら有名なホヨクリエイターといえど、どこの馬の骨とも知れないやつです。お国柄や色々な事情があるとは思いますが、公式以外から最新情報を出されると「誰だよ」という気持ちが大きく、公式が何も言わないのに公式の情報という状況が気持ち悪いと感じます。
・どうするのが一番いいのか
中国側の事情も含めて考えるとどう解決するのかが難しい問題だと感じます。
ですが、現状どの方面でも不満点が出る状態のように思えるので、必要なのは不満が出る層に対するケアが必要と感じます。
例えば、クリエイターファーストであれば間口を広げ、クリエイターから情報を得たくない人向けに声明などで意図を説明する。とかになるでしょうか。
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