辞める勇気

何かを始めるのも大変だけど、何かを辞めるのも同じくらい大変だと思う。

学生時代ってやっぱりある程度期間が決まっているから、いやでも何かを辞めて次の段階へステップアップできる。周りもそれが当たり前だと思っているから、何も言わないし、特に気にしない。

卒業をし働くってなったとき、どうステップアップする?何を基準に前に進む?

営業の仕事とかしていない限り、成績は残りづらいしテストはない。人間関係や業務に満足いっていればいつまででもそのフィールドにいることができる。そんな時、方向転換のきっかけになることといえば周りの意見か給料なんじゃないかと思う。ここでは周りの意見について話そう。

前置きが長くなった。ここからは私のお話。私の先生がバイトを変えてみたらと提案してくれた。そうだ、環境を変えよう、会社員になろうかなと思い、就職活動を始めた。ダラダラ、するのは嫌なので、バイト先に来月いっぱいで辞めます、と告げた。店長にしか伝えていない。なぜなら、他の従業員は止めてくる気がしたし今後どうするのか、いろいろ聞かれるのが嫌だったから。しかし、私が師匠と崇める先輩にだけは伝えた。普段も人生相談してもらっている人だからだ。

「もう少し今の仕事続けてもいいんじゃない」

言われてしまった。揺らいでしまった。いや、辞めることは確実だが会社員になりたいのか、自分が何がしたいのかわからなくなった。何になりたくて何が楽しくて何の為に生きているのかわからなくなった。

誰にも相談できなくなった。また誰かに何か言われる気がしたから。そんなことを言われるのが怖いと思うほどに自分の意思が弱く脆いと痛感し、さらに自分に落胆する。

こんな時、話す友達でもいたら違ったのかな。

続きは明日。

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