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【後編】福祉を知らない子供たちへ福祉のオジサンによる熱血授業

前回は、授業内容の前半部分について掲載しました。コチラ↓

今日は後半部分をどーんと公開します。

【授業後半】
③障害をもつ人たちをサポートするための工夫
④障害をもつ人たちへ僕らができること

③障害をもつ人たちをサポートするための工夫


児童たちの「どんなことしてるの?」の素朴な質問に対して、変化球なしのストレートな返事を心がけました。

▼苦手なことのお手伝い
・曜日が分からない→カレンダーに◯印をつける
・着替えの用意が難しい→イラストをつける
・立つことができない人の入浴→機械のお風呂を使う

▼運動、食事などのお手伝い
・ご飯を取り分けたり、食べさせることもある
・音楽に合わせてダンスをしたり、身体を動かすプログラムもある

▼買い物やお出かけも一緒にする
・イオンやアリオに行くこともある
・映画を観たり、温泉に行ったり、果物狩りに行くこともある

障害者だからといって、福祉が必要な人だからといって、「特別なことだけしかしない」のかな?皆んなと同じこと、したいと思っているし、僕たちはそのお手伝いをしているんだよ。というメッセージを送りました。


そして工夫についても次のように話をしました。

工夫とは、アイデアを出して「相手のできる」を増やすこと。
例えば、服を渡す向き。そのまま渡すと、必ず前後ろに着てしまう。
だったら、裾を持って渡したら、どうなるだろう?手すりに引っかけてみたら、どうなるだろう?襟付きのシャツは、どうだっけ?
考えて、話し合って、試してみて、またやり直して。工夫は一度きりではなく、何度もやる。それが福祉には、とても大事なんです。




④ 障害をもつ人たちへ僕らができること

最後に僕らができることをメッセージとして伝えました。

『困っている人がいたら、自分の得意をプレゼントしよう』


では自分の得意って、どんな風にプレゼントするのか。以下のように具体例を出しました。



●毎日元気が得意
→登校してみたら、隣の席のクラスメイトがなんだか元気がなさそう。だったら、元気な声で「おはよう‼️今日は天気がいいね。元気なさそうだけど、大丈夫?」って、明るく話しかけることができるかも!

●イラストが得意
→僕らが話す言葉が上手に伝わらない友達がいたとする。「そっちで縄跳びしちゃダメよ」ではなく、運動場で縄跳びしているイラストを描いてみて「縄跳びは運動場でしよう」と分かりやすく工夫ができるかも!

●身体を動かすのが得意
→スポーツ少年団に入っている子たちは、監督やコーチから、柔軟の仕方やストレッチの仕方習ってるはず。例えば自分のおじいちゃんやひいおばあちゃんが、身体を動かしにくそうにしていたら、習ってる柔軟やストレッチ、教えることできるかも!


最後にメッセージも添えました。


得意は皆んな、一人ひとり違う。
これから、中学生、高校生、大学生、大人になるにつれ、できることも段々増えてきます。できることが増えると、多くの人を助けることができます。

今からでもできる、明日からでもできる、得意は、人を幸せにできる最強の武器です。

福祉の仕事は、働く人たちの色んな得意が合わさって、幸せを作っているのではないかと思います。

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といったわけで、2クラスとも喋り過ぎ、時間をオーバーしてしまいました。途中早口になり、なんとか辻褄合わせをして、乗り切りましたが、とかく皆んなのリアクションが良い‼️

人前で話す仕事が定期的にある僕の仕事。サービス管理責任者の役割を超えたものではありますが、業界のネガティブなイメージ払拭のため、法人や施設のブランディングのため、タッチポイントを沢山作っていきまーす。

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