料理の実験室〜すてっぷ1『サラダ用のレタスって、ちぎるのと切るの、どっちがいいの?』
料理に関する気になったことを何でもやってみようと思っています!
みなさんも、ぜひふと思い付いたことがあったらぜひ教えてください。代わりにチャレンジしてみます!
記念すべき第1弾の題材として選ばれたのは、レタスさん。
●レタスの栄養素は?
・ビタミンC:コラーゲン生成に役立ち、たるみやシミそばかすを予防
・ビタミンE:抗酸化作用あり、ビタミンCと一緒に摂ると効果倍増
・食物繊維:脂質や糖を便と一緒に排出してくれる
・βカロチン:ビタミンAに変換、皮膚や粘膜の健康維持
と、総じて美肌成分が豊富に含まれているお野菜です。
活躍の場面は生食が多い印象ですが、βカロチンは油と一緒に摂ることで吸収率が上がるので、実は炒めて食べるのもよし。水分を飛ばしてかさを減らせばたくさん食べられますしね。
●本日の実験テーマ『サラダ用のレタスは、手でちぎるのと、包丁で切るのとで違いはあるのか。』
実食も踏まえて検討してみます!
ちなみに、レタスに含まれるビタミンCは水溶性…つまり水に流れていきやすいので、流出を防ぐために調理前に洗うのをお勧めします。
また、芯の部分は包丁の腹や掌で潰しておくと、適度に食感が柔らかくなるので硬さが気になる方はどうぞ。
●まずは、手でちぎる
なんとなくお口に入れた時に美味しそうだなというサイズ感を意識しながら、ぶちぶちとちぎっていきます。
お皿に盛るとこの通り。
不揃いなおかげか、ふんわり立体的に盛り付けられました。
ドレッシングをかけてみると、満遍なく馴染んでいるように見えます。
理論的には、切り口が直線ではなく波打っている分だけ面積が増え、味が馴染みやすいとされています。
口に入れると、大きさや形に違いがあるため、食感が面白いと感じました。
●次に、包丁で切る
縦に3〜4等分し、最後に重ねて切っていきます。これも口への入れやすさを考慮。手でちぎるのと比べると圧倒的に早く終わりました。
お皿に盛ると、ちぎった方と同じように盛ろうとしても量が少なく見えてしまいました。
また、ドレッシングをかけてみると、なんだか馴染みが良くないように見えます。
ただ、口に入れると見た目ほどドレッシングの濃淡はなく、美味しくいただくことができました。サイズが均一でとっても食べやすいです。
●今回の実験の結論は…
両者の良さをまとめると以下の通りになりました。
*ちぎる
・盛り付けが美しく見える
・ドレッシングがより馴染みやすい
・食感に変化が生まれる
*切る
・早くできる
・食べやすい
どちらも、それぞれの良さを感じることができました。
場面に応じて選択していくのがいいのでしょうね。
ちなみに僕はちぎる方が何かと好きだったので、作業スピードを上げていつでもちぎって提供できるようにしようと思います。
最後に、レタスはキャベツと違って「成長中」なので、このように水で湿らせたキッチンペーパーを芯に巻いておく+ラップ等で包むことで長持ちしますよ♡