非凡なおれ

夜中にビールを飲んで、一通り泣いてからこれを書いている。

子供の頃から、目立つの方の人間で人を笑わせることが好きだった。もはや、相手を笑わせて幸せにしたいというよりも、笑いを取るということに快感を得る自己中心的な衝動を元に笑いを取っていった。

今となって考えたら笑いを取っていたといっても、大層なことはしていない。

でも、これが勘違いの原因だ

笑いをとれる=何かしら才能がある、人とは違うっと勘違いして、今まで生きてきて、今まで色々なことを試してきた。しかし、おれには何も才能がなかった。

おれには「新しいアイディアを考える才能がある」と思い、放送作家を経験してみたが、ありきたりなことしか考えられなかった。

おれには「音楽の才能がある」と思い、作曲をしてみたが誰も評価をしない平凡な曲しか作れなかった。

おれには「ビジネスを成功させれる」と思い、いろいろ動いてみたが何もできなかった。

しかも、おれは人付き合いが下手だ。つい思っていないのに偉そうなことをいってしまって嫌われたこともある。振り返ったときに、「なぜあんなことをいってしまったのだろう」と何度か思ったことがある。

あと、おれは努力をしない。プライドが高い。この2つが一番の問題。クソ人間だ。

そして今、何をしたいのかもわからない。決心する勇気もない。

リスクを背負えない、安全牌も嫌う。男としてどうなんだ、おれは。

友もしないし、女の影もない。天涯孤独。結婚できる未来も見えるわけがない。

このままじゃいけない、何かを変えなけえば。



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