ヴィクトリアマイル 予想 人気馬編
今回のヴィクトリアマイルのポイントは雨かなと思います。
【アーモンドアイ】
強いのは確かですが、盲目的にアーモンドアイとは言いたくありません。
やはり同じマイルの安田記念での負けをしっかり分析する必要があるでしょう。
スタートの不利が原因の中のひとつであることは確かでしょうが、そこで終わってしまっては何も見えません。
安田記念
12.2-10.9-11.4-11.3-11.2-11.1-11.2-11.6 = 45.8-45.1
この時のアエロリットは正直えぐいです。
なんでこのパフォーマンスで負けてんのってぐらい。
馬場がとんでもなく速いというのもありましたが、ずっと11秒台前半を維持してコーナーでも一切緩ませなかった。
これは相当すごいですし、さらにすごいのはこのラップでL1が11.6をキープしているところ。
これではアーモンドアイでもポジションが悪ければ差せません。
つまりこれぐらいのパフォーマンスを出せればアーモンドアイに勝てる可能性があります。
アーモンドアイはこの距離だとスタートが悪い方ですし、高速馬場でのマイルの追走はけっこう怪しいです。
安田記念でのアーモンドアイの後半ラップは確かにめちゃくちゃえげつない。
直線入りでもかなりの差、L2でも4~5馬身はあるのをクビ、ハナまで詰めています…
L1は11.6ですよ?超化け物です。不利がなければと誰もが思ったレース。
ただ問題はこの後半ラップを射程圏内のポジションを終始キープした状態で繰り出せるかどうか。
もしかしたらかなり削がれる可能性はあるでしょう。
だからわたしはアーモンドアイには多少雨が降った方が安心なのではないかと思っています。
後半要素は雨で確かに削がれますが、追走の不安が一気になくりますし、騎手の意識も落ちます。
おそらく雨だとコーナーでも緩みます。
後半のレベルはぶっちぎりなので、そちらを多少落としても追走の不安がなくなる方が良いだろうと。
さらに大きいのは、雨が降ればコントラチェックを無力化できるという点。
晴れて超高速下でトロワゼトワル、コントラチェックに刻まれるのが一番やばいと考えます。
【プリモシーン】
アーモンドアイとの比較で出したかったのでプリモシーンを。
この子はアーモンドアイと似たような武器を持っていて、後半速い時計を問われるレースで強い。高速ロンスパとでも言いますか。
後半要素だけ見ればアーモンドアイには敵いませんが、こちらにはさらに特長があり、前半要素もそこそこ強いという点。
ここが大きなアドバンテージ。
つまりこちらは超高速下で、トロワゼトワル、コントラチェックにぶっ飛ばしてもらった方が、対アーモンドアイでは優位に立てるということ。
2着したときのVM
12.3-10.6-10.8-11.1-11.3-11.2-11.5-11.7 = 44.8-45.7
アーモンドアイの安田記念に似ていますが、前半が1秒も速い。
これを追走し中団からL1クビ差まで詰めてきました。
この子は逆に雨は厳しいです。
対アーモンドアイのアドバンテージが消えてしまいます。
下地がまだ高速状態だったとしても、騎手の意識が下がるレベルまで降ってはいけません。
そしてサウンドキアラ
簡単にさせてもらいますが、この子は明確に雨でパフォーマンスを上げてきます。
というかギアチェンジ出し抜きタイプなので、ここまで紹介してきたような中緩みのない淡々と高速ラップを刻むようなレースは向きません。
プリモシーン2着のVMは7着。ただ、このラップで7着取れるなら今年は雨と枠次第ではかなり好勝負できそうな感じはあります。
雨が降って、中緩みを作ること、内枠を引くこと。
まず最初の判断材料はこの2つになりそうです。