
『開発生産性の教科書』の各章をシンプルなスライドでまとめてみた
この記事はHacobu Advent Calendar 2024の5日目の記事です。
こんにちは、けんにぃです。
先日、会社で『開発生産性の教科書』という書籍の輪読会を行いました。この本は開発生産性の定義から計測方法・事例などを含めた解説をまとめたものになります。
自分は開発生産性に取り組み始めてもう2年が経ちますが、書籍を読んでいると
分かる分かる。これ先に知ってたら、あの時もっとうまく動けていたな。
と思うことがたびたびありました。
おそらく、これから開発生産性に取り組み始める方も同じようなことでつまづくことがあるんじゃないかと思います。
そこで、これから開発生産性に取り組む方たちのきっかけになればと思い、この本を読んで理解したことを自分なりに整理して、各章の内容を1〜2枚のスライドでまとめてみました。
書籍の内容をすごいざっくり説明すると下記のようになっています。
1章:開発生産性の概要
2章:目標設定の仕方
3章:トラブルシューティング
4章:「ものさし」リストの紹介
5〜9章:各社の事例紹介
今回は1〜4章をスライドでまとめてみました。
1章 開発生産性とは何か
1章では開発生産性の定義や分類の仕方などが説明されています。


2章 開発生産性向上のためのステップを知る
2章は開発生産性に取り組む際の目標設定や優先度づけの仕方について説明されています。

3章 生産性向上の取り組みを阻害する要因とその対策
3章は開発生産性に取り組む中で発生する問題をまとめたトラブルシューティング的な内容になっています。

4章 パフォーマンスを測るための指標
4章は開発生産性を捉えるための「ものさし」リストの紹介です。


いちばん印象的だった部分
「開発生産性は多義語である」というのが本当にそのとおりだなと思いました。実際に開発生産性に取り組み始めた頃に社内から出てきた意見を聞いて、「開発生産性」という言葉から想像しているものが人それぞれ違っているなというのをとても感じました。
捉えたい開発生産性のレベルを目線合わせをしていないと、
開発生産性が高くても、顧客に価値を提供できないと意味がない
(なので開発生産性以外の改善も必要である)
という意見と
顧客に価値を提供できてないなら、そもそも開発生産性は高くない
(顧客に価値提供できているかどうかを考えることも開発生産性の取り組みの一部である)
という意見が対立してしまいます。この対立構造はすごくよく見るような気がします。
まとめ
言葉から感じ取る印象が人によって異なるのは、別に開発生産性に限った話ではなく普段の会話においても起こり得ることなので、その人にはどんな景色が見えているのかを把握することが本質なのかなと、この本を読んで思いました。
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