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Lenovo Copilot+PC を借りたのでいろいろ試してみた(Power Automate for desktop 前編)

みなさんこんにちわ!りなたむです。
今回から、Lenovo さんの ThinkPad T14s Gen 6 Snapdragon のような、Copilot+PC の中でも ARM版のPCでも、Power Automate for desktop が動作するのかを2部構成でまとめたいと思います。

前編の今回は・・・

クラウドフローと連携が可能なのか??

そっちかよ!

はい、そうです、クラウドフローとの連携が可能かなのかを前編としています。
なぜかって?

基本中の基本機能だからだよ!!!

単体としては確かに RPA(Robotic Process Automation)の製品ではありますが、Power Automate としてみれば、一部でしかありません。
Power Automate 全体としてみれば、DPA(Digital Process Automation)とつながることで、レガシーもクラウドも包括した自動化サービスなんですよ。
なので、こいつが機能しなかったら、そもそも意味がないと個人的に思います。
なので、基本機能であるクラウドフローとデスクトップフローの連携から先にお話ししたいと思います。

後編では、実際の自動化がどこの空間で動いているのかとかそういうのをじっくり検証しようかなと思います。
閑話休題・・・

Power Automate のインストール

もちろん Microsoft Store から

Power Automate for desktop 自体は、Microsoft Store からダウンロードしてインストールすることができます。
なお、2024年11月5日現在、Prism を用いたエミュレーション(x64アプリをARM上で実行できるように変換して動作する)で実行されています。

Microsoft Teams などは ARM64ネイティブで動作
その一方 Power Automate for desktop は x64 エミュレーション (Prism) で動作

エミュレーションモードを使用しているというのは、こちらの記事にもあります通り、変換部分のオーバーヘッドがかかる分、ARMネイティブアプリに比べるとややもっさりしていますが、問題なく動作するようです。

実際に動かしてみた

動画のように、Power Automate for desktop を使って、標準搭載の電卓アプリを自動操作することができるようになりました。

コンピューターランタイムのインストール

Power Automate for desktop の自動化が確認できましたので、クラウドフローから呼び出せるように、コンピューターランタイムをインストールして設定しましょう。

コンピューターランタイムは、設定の「コンピューターの設定を開く」から確認できます

設定が完了すると、無事このように接続済みとなります。

コンピューターランタイムの画面

ちなみに、コンピューターランタイムも Prism を用いたエミュレーション上で動作しています。

コンピューターランタイムのアーキテクチャも x64 つまり Prism エミュレーションで動作

これにより、クラウドフローから Power Automate for desktop を呼び出して実行することができます。

実際に動かしてみた(クラウドからの実行)

動画の通り、クラウドからでも Power Automate for desktop を呼び出して実行することができました。

※注意点

クラウドからの実行の場合、コンピューターランタイムを起動している状態でいると、安定して動作するようです。

立ち上がってないと、エラーが出ることが多い

まとめ

というわけで、まずは基本機能である、Power Automate for desktop の手動実行と、クラウドフローからの実行についてまとめました。
Prism エミュレーションでの実行なので、Intel版 Windows に比べるとちょっともっさりしているところはありますが、ARM版でも自動化できるというのは非常に素晴らしいのではないでしょうか。

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