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育休中にボランティアやってみた②~ボランティア先のmanmaから学んだこと


育休中にママボランというサービスに登録し、ご縁のあった株式会社manmaさんで3ヶ月間ボランティアを行いました。

新参者が3ヶ月という短い時間、オンライン中心の環境で働くことに不安はありましたが、結論、とても気持ちよくボランティアすることができたんです。

ボランティア期間が終わった今振り返ったとき「manmaのこういうところが仕事が進めやすく感じたポイントかも!?」と感じたのが以下の点です。

【チームビルディング関連】
・メンバーが「安心・安全な場」だと感じている
・共通のビジョン持っている
【ワークスタイル関連】
・リモートワーク成功の秘訣は「オフライン」
・褒め合う文化
・管理者/評価者のいない組織体系
・情報がオープン

はじめに

本題に入る前に、私がどんな会社でどのようなことをやっていたのかお話しさせていただきますね。

1, 株式会社manmaとは

■事業内容:
『家族留学』という、プレママ・プレパパ世代の若者が子育て家庭に1日留学し、生き方のロールモデルに出会い、ライフキャリアの選択や結婚、出産、子育てのリアルを学ぶ事業を行っている会社です。

■組織体制:
社会人と大学生/院生の計8名前後のメンバー。社会人のメンバーは他に正社員で働いている会社があり、全員が会社や学業と「兼業」する形でmanmaの運営に関わってます。

8名前後のメンバーが家族留学マッチング、広報、人事など、各チームに分かれ運営されてます。

2, ワークスタイルについて

各チームの仕事の進捗、共有、相談等は基本的にSlackで行い、週1の定例ミーティング(オンライン)ではその週の取り組みの共有や、他メンバーに相談したいこと等を議題に上げ、そのミーティングの中で決定してました。

9割方はオンラインですが、月1だけメンバー全員がオフィスに集まる場が設けられていました。

※ちなみに、代表のひなえちゃんは大学院を休学し、3ヶ月ほど『留職』中のためインドに行っていました。なので、初めて会ったのがボランティア開始から2か月経ったタイミングで、直接会ったのは2回だけだったりします(笑)。留職?インド?と思われた方はこちらご覧ください

3, ボランティアの内容について

「家族留学参加者のコミュニティ形成」というミッションのもと、2019年1月~3月の3ヶ月間、以下の2つの取り組みを担当しました。

①家族留学参加者のFacebookコミュニティの運営
②コミュニティ作りを目的としたイベントの企画~実行

私以外にもT子さんが同じタイミングでボランティアに参加し、上の2つの取組みを2人で一緒に進めていきました。

manmaの組織のよかった点

全員が何かしらと兼業してる、うち2名は名古屋とインドにいる、基本オンライン上でのやりとり、初めて会うメンバーとの協業、子育て中で時間的な制約あり…という環境でしたが、想像以上に仕事がやりやすかった!!!!

その理由は何?と考えた結果、思いついた理由が冒頭で記載したこちらです。

【チームビルディング関連】
・メンバーが「安心・安全な場」だと感じている
・共通のビジョン持っている

【ワークスタイル関連】
・リモートワーク成功の秘訣は「オフライン」
・褒め合う文化
・管理者/評価者のいない組織体系
・情報がオープン

どういうことか、以下で具体的に説明していきます。

【チームビルディング関連】詳細

・メンバーが「安心・安全な場」だと感じている
私が初めてmanmaのメンバーに会って感じたのは、初対面なのに距離が近く、ここが安心して居られるコミュニティだということ。

何でそう感じたのかよく考えてみると、「年齢とか、所属企業とか、ママっていう属性とか一旦置いておいて、〇○さんてどういう人?」っていうスタンスで接してくれてたことが、安心・安全の気持ちになったんだと思います。manmaメンバーの半分は大学生なので、彼女たちからすると私は一回り以上年齢が違うにも関わらず。

・名前の呼び方が「○○(下の名前)さん」
・全体会のアイスブレイクで「その人らしさ」がわかる話をする/聞く
・それぞれのメンバーと自分に何かしらの共通点を発見

などが、そう感じるにつながった具体的な行動でしょうか。manmaのメンバーには、数年事業に関わっている社会人/2児のママがいたり、ユーザーさんの半分は子育て中のご家庭なので、メンバーが子育て中のママ属性に慣れていたのも大きいかもしれません。

・共通のビジョンを持っている
仕事の環境や、持っているスキルが異なるメンバーたちと仕事をする上で大切だと感じたのが、「共通のビジョンを持つ」ということです。

manmaの場合、選考の時に「ビジョンへの共感」を見るのはもちろんですが、定期的にビジョンに立ち戻る場を設けていました。

私がボランティア中も、月1行われるオフラインの全体会で「組織のビジョン実現のために各チームがどんなミッションを持ち、何を実施しているか」を発表する機会がありました。

日々業務を行っていると、目の前の仕事にだけ目がいきがちです。でも、継続的にビジョンに立ち返る場があると、メンバーが同じ方向を持って進み続けられるんだろうと思いました。

【ワークスタイル関連】詳細

・リモートワーク成功の秘訣は「オフライン」
manmaでのボランティアは、9割以上がリモートワークでの対応でしたが、仕事を進める上で全く問題はありませんでした。Googleのツールを使えば資料の反映もリアルタイムで確認できるし、打ち合わせが必要なときもZoomやFacebookメッセンジャーを使えば直接会う必要なんてない。

でも、オンラインだけでこれだけうまく行ったか?と自問自答したとき出た答えはNOでした。上で伝えた、このチームが「安心・安全な場」だと感じるには直接会って話す場が必要不可欠だと。

逆説的ですが、オフラインで、直接メンバーと会って話す場があるからこそオンライン上で行われるリモートワークがうまく行くのだと思います。

・褒め合う文化
manmaではお互いに褒め合うことを文化にしたいという想いのもと、週1回、その週で一番がんばった人を選びメッセージを送る取り組みをしています。

リモートワーク中は、良くも悪くも自分で自分を管理します。よく「さぼりの管理」について話題に上がることがありますが、この匿名アンケートは、「オンラインでも誰かが自分のことを見てくれてる」というのをポジティブに伝える取り組みだなと感じました。

また、褒めメッセージはSlack上の全員が入っているチャンネルで共有されるので、どういう行動がこの組織で賞賛されるのか・大事にされるのかが可視化されます。それが組織の文化をつくるのに寄与してるのでは?と代表のひなえちゃんが考察していて「なるほど!」と思いました。

・管理者/評価者のいない組織体系
ボランティア中は「家族留学参加者のコミュニティ形成」を目的に、Facebookグループの運用とイベント企画実施の2つを任せてもらったのですがmanmaでは

・仕事の進め方に指示はなく、主体性に任される。自由度が高い
・評価や意思決定する上司の存在がない
といった環境でした。これが、非常によかったんです!

まず、子どもがいると予定どおり物事を進めることが難しくなります。急に熱が出た!となっても、自分たちでスケジュールをコントロールしながら仕事が進められるのでリカバリーがききます。与えられた役割を、自分たちで考え、判断して遂行することに責任はありますが、それ以上のやりがいがありました。

また、意思決定について、上司の存在はなかったけれど、判断に迷ったときはSlack上や、定例ミーティングなどでメンバーと一緒に相談し意思決定することができました。上からうるさく言われないけど、協力してもらいたい時は回りに頼れる…というバランスも良かった点です。

・情報がオープン
プロジェクトメンバーとして一時的に参加した私たちにも、必要な情報をすべて開示してくれました。

smartHRさんの会社説明資料で、『「持っている情報」と「価値観」が同じであれば、意思決定が似てくる』と書いてあったんですがまさにその通りだ!と、ボランティア中に実感しました。

T子さんと2人でイベント企画を進めている時、他メンバーから想定してなかった検討事項の相談を受けたことがありました。その質問に対して、私もT子さんも話し合いをしたわけではないのに、2人とも同じ結論を同じ理由で、しかも、相談を受けてから数分で出す経験をしたんですね。

組織として、短時間でメンバーが誰であっても意思決定の結果がぶれないのは強いこと。そのために情報がオープンな環境は大切だと感じたエピソードでした。

おわりに

manmaでボランティアさせてもらったのは3ヶ月間という短い時間でしたが、とても密度の濃いものでした。縁あって一緒にコミュニティ形成のプロジェクトに参加でき、新しい出会いとチャレンジの機会に恵まれたのは私にとっての財産です。

今回はmanmaさんの組織の素敵だと感じた点について書きました。そんな会社が提供する『家族留学』のサービスはすごく素敵なので、よろしければチェックしてみてください!



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