TO DO(やること)リストじゃなく、DONE(やったこと)リストに救われた話
キャパオーバーな私の目に飛び込んできた言葉
育休が明け、職場復帰して間もないころ。
復帰した先は新規事業の部署で、やることすべてが初めての業務。何をやるにも時間がかかる。以前は「残業」という伝家の宝刀が使えたけれど、今はムリ。限られた時間の中で仕事を終わらせようとすると、逆にミスをしてさらに時間がかかる悪循環。
仕事も家事育児も、何もかもが中途半端。そんな自分が情けないし、迷惑をかけてるのにやさしく協力してくれる同僚に申し訳ない気持ちがつのる日々……ひとことでいうと、キャパオーバーだったあの頃。
どこで読んだか忘れたけど、こんな内容の記事が目に入ってきた。
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できなかったことに目がいくと、「こんなにやり残したことがある自分はっダメだ」と落ち込みがちになる。だから、「できたこと」に目を向けよう。どんな些細なことでもいい。
TO DO(やること)リストではなく、DONE(やったこと)リストをつくろう。
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手帳に「DONE(やったこと)」を書く
これはいいかもしれない!と思って、さっそくトライすることに。
ちょうどその記事を読むちょっと前に、あまりにも日常がパンクしてて「まず、1日24時間を自分が何にどれだけ時間を使っているか把握しよう。」と、手帳を買って1日の行動をメモしてたので、その手帳の余白にその日のやったことを書くようにした。
そこで気を付けたのは、「自分のOKラインを最低まで落とすこと」。ここまでできたらOK、の「ここまで」の設定が高いと、いつまでたってもDONEリストが埋まらない。
なんでもいいから、1日3つ以上書くことをノルマに書いていった。
・1回目の目覚ましで起きれた
・出社時間に間に合った
・観葉植物に水をあげた
・歯医者に予約を入れた
・図書館から借りた絵本を延滞前に返せた
など。(↑の例はけっこういいほう。ほんとはもっと大したことないこと書いてます)
過去を振り返るために、手帳を使ったっていい
最初はしぼりだしてたDONEリストが、すらすら書けるようになるのと同時に、それまで抱えてた自分に対するマイナスな感情が少しづつ薄れていった。
内容はともかく「やったこと」の数が増えることで達成感が感じられるから不思議。ポジティブな気持ちになれるから毎日続けられるし、その結果、自然と自信が戻ってきた。
手帳を使う目的には大きく、スケジュール管理(時間管理)とタスク管理(行動管理)の二つがあるけど、いずれにしても未来の時間、未来の行動を管理する人が多いと思う。
「過去は振り返らない」なんて言葉もあるけど、その日の自分がやった過去のことを振り返るために手帳を使う使い方も悪くないよ。