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保活をとりまく環境が変わってるのは、先を歩く先輩が声をあげてくれたから

子どもができたことがわかってから、育児と仕事の両立ができるか不安でいっぱいだった。

保活に対する不安

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生きていく上で、お金が理由で選択肢が少なくなるのはいやだし、仕事を通じて世の中に貢献したい。そう思っていたので、子どもが生まれても仕事を辞める選択肢はこれっぽっちもなかった。

となると、子どもを保育園に預けて働かなければならない。

「保育園落ちた日本死ね」のブログが話題になったのは2016年。わたしが子どもを授かったのは、それから2年後のこと。

Googleの検索窓に「保活 成功」などのキーワードを入れて検索すると

「加点のために離婚した」
「ノーメイクでボロボロの格好をして保育課に行くといい」

なんて体験談が出てきて、この日本で子どもを保育園に入園させるのは至難の業なんだと思った。

どうにか、このムリゲーを攻略しなければ。

そう思った私たち夫婦は保活のためにより保育園に入りやすい地域に引っ越ししたり(引っ越しの理由は保活だけじゃなかったが)、産休中は半径3Km以内にある全ての保育園に片っ端から電話して、保育園の見学に行っていた。

その甲斐があったかどうかはわからないけれど、離婚しなくても第10志望の保育園から内定をもらうことができ、晴れて4月から0歳児クラスに子どもを通わせることができた。

2度目の保活

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それから1年以上が経過し、子どもも1歳児クラスになった。先生方もとてもよくしてくれていて、日々子どもを大切に保育してくれているのが伝わるし、友達とも仲良しのようだ。今通っている保育園には全く不満はないけれど、なにせ3歳までしか居れない小規模な園なので、いつかはまた保活をしなければいけない。

コロナ禍の中だが、今できることをできる限りやろうと、2度目の保活をはじめた。

住んでいる自治体のHPをひらく。
子育て関連のページで、保育園一覧を見ると……

あれ、2年前にわたしが保活したときよりも保育園の数が増えてる。

保育園の空き状況を見ると…年齢にもよるけれど、え、今ってこんなに受け入れOKの園が多いの!?過去保活してたときは、4月以外ほとんど空きが出ることなかったのに……。

たった2年だけど、ものすごく保活環境が改善されている。

先を歩く先輩方のおかげ

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それを見て思ったのは「きっと、自分よりも先に保活を経験した先輩たちが声を上げてくれたおかげだ」ということ。

おそらく、2年前にわたしが保活した時も「保育園落ちた日本死ね」のブログが書かれた時と比べるとかなり改善されてたんじゃないかと思う。初めての保活で、比較対象がないから分からなかったけれど。

一歩先を歩いていた先輩のみなさんは、ゴロゴロした岩だらけの道なき道を歯をくいしばりながら歩いていったんだろう。その後、何人もその足跡の上をたどる中で岩が取り除かれ、少しづつ道ができて、あとから歩く人達が歩きやすくなっていった。

おかしいと思うことに声を上げて異論を唱えてくれた行動に、感謝しかない。自分も、あとから道を歩いてくる人達が歩きやすくなるよう行動を起こしてバトンをつないでいきたい。




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