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一期一会。30歳の誕生日を絶望で迎えた私に希望をくれたSHElikes

私の好きな言葉は、「一期一会」。ありきたりではあるけれど、奥深くて、思い出すだけで感謝がこみあげてくる素敵な日本語だと思う。

いきなりこの言葉が浮かんだワケは、私が今置かれている環境に一期一会を感じざるを得ないから。

早すぎても遅すぎても、きっと私には響かなかったSHElikesとの出逢い

今日は、30歳の誕生日を絶望で迎えた私が、SHElikesで希望をもてるようになったお話をしていきたい。

コンプレックスと闘う20代

そもそも私は昔から心配性で、「自分のやりたいことをやると失敗する」と勝手に思っている節があった。自分の意思決定に自信がないというコンプレックスのおかげで、周りに流されやすく、適応能力は高いかもしれない。

意思決定できない自分を変えたくて、新卒で大手外食企業に入社した。5年半で全国12店舗を飛び回るが、どの地域でも人間関係は良好。上司に恵まれ、期待され、「優秀〇〇賞」と名のつく賞をいくつもいただいた。

しかし、社内表彰の常連になっても、自分の居場所はここじゃないと感じる日々が続いた。今思えば、コンプレックスは消えていなかったのだと思う。むしろ悪化していたかもしれない。突出したスキルもないのに、28歳で全てが思い通りになると勘違いしている自分が嫌いだった。

12回目の異動で表彰されたとき、笑顔の社長を目の前にもはや仕事に冷めている自分を感じた。「ここにいてもこれ以上変われない…。」お世話になった上司に申し訳なさを感じたが、感謝をもって退職した。

目標を見失った30歳の誕生日

退職後は、興味があちこち移ってしまい、忙しい日々を送った。

念願のイギリスワーホリの枠に当選し、心躍らせるも、コロナで断念。貯金を崩しながら、数少ない現場ディレクターの仕事を転々とした。同時に、勢いで応募したWebライターとしてコツコツ記事を書きながら、ふと思った。

イギリスに行けないとしたら、今一番やりたいことはなんだろう?と。

そこで思いついたのが、プログラミングだった。いつかイギリスに行けるとしても必ず役に立つと思い、とあるスクールに入会。30歳までにSE転職を果たしたいという意思が固まった。

しかし、転職活動は思うようにいかず、精神をすり減らし、だんだんと焦りが生まれた。中でも、面接官から「飲食の店長に戻りなよ」と言われることが多数。

「スキルが低い」とか「仕事ができない」と言われるよりもしんどく感じた。この1年、がんばってきたことは無駄だったの…?と。

そして30歳を迎えるという日の面接。とある社長から「飲食の方が向いてると思うよ?」といつもの言葉を投げられた私はついに聞いてしまった。

「そんなことおっしゃるなら、どうして書類選考を通したんですか?」

社長は当たり障りのない言葉をつなぎ、最後に「5年後も、うちにいるかどうかわからない人を採用するメリットって企業にはないでしょう?アルバイトの採用やってたならわかるよね?」と言った。

まさかの女性蔑視に近い言葉を受け、自分の気持ちが限界に近いことがわかった。3年後に家庭をもつかもしれないと、正直に話したことを後悔した。面接の帰り道、悔しさと絶望と自己嫌悪で涙が止まらない。

そして30歳を迎えた。

SHElikesとの出逢い

それ以来、面接は受けなかった。スクールの仲が良い男友達にも、本音は言えず、SE転職を諦めたころ、インスタでSHElikesを見つけた。

2021年3月3日、おそるおそる体験レッスンに参加した。心のどこかで、また自分を否定されるかもしれないと思っていたのだと思う。しかし、体験レッスンに参加して驚いたのは、女性のためのキャリアスクールという看板を超えて、理念が深く浸透している雰囲気だった。

SHElikesでは、「『私なんて』『私にはできない』と決めつけない」というルールがある。会員のSHEメイトさん同士で、夢や目標を伝える、応援するという文化もサイトや体験カウンセリングのいたるところで感じられた。

たまたま入会のカウンセリングを担当してくださった早乙女綾さんには今でも感謝しきれないなと思う。

そしてまず30歳を迎えた日、心底悔しい思いをしていなかったら、これほどまでに温かい人たちがいるということすら気付けなかっただろう。

まさにあのとき、あのタイミングだったから、私はSHEに出逢えたと思う。一期一会の「一」として。

またSHEには、幅広いコミュニティがあり、SHEメイトさん同士の交流がさかんに行われている。同期会や月1回のコーチングもある。私はこれからもSHEと一緒に成長していけると思う。

なぜなら、私はSHEのおかげで、またプログラミングやライティングを好きになって、自分の理想に向かうことができているから。

そして少しだけ自信を取り戻すことができたのだから。

これからの希望に向けて

私はまだまだ発展途上…!できないこともたくさんあるし、学びたいことも山ほどある。尊敬できるSHEメイトさんたちと出会ううちに、エネルギーが湧いてきて、転職活動も再開できた。

そして、活動再開のわずか1週間で4社から内定をもらうことができたのだ。

しかも念願のSEとして。

コンプレックスが消えることはないけれど、SHEメイトの一員でいることで未来の自分に希望がもてる。だから、これからも自分に正直に、挑戦することを楽しんでいきたいと思っている。

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