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Photo by
ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー / メトロポリタン美術館
泉の源泉
なぜこのタイトルが浮かんだのだろう…。わからない。
水のように自然のもの。
好きになったり嫌になったりするなにかが私の中に流れている。
静かで落ち着く音もするし、逞しく恐ろしい雰囲気もあって、そういうものに自然と惹かれる自分が好きだ。
ずっと聞いていられる、まるで水の音。もしかしたら、他にも経験のある人はいるかもしれない。滝のように涼しくて力強い空気。ただそこにいるだけでなんだか幸せで壊れそうな心配とずっとここにいられる安心感が混ざり合っているような。
普段アクティブでいて、風情がある。
心への反応力とでもいうだろうか。
泣きたくなるくらいに人に厳しい人の優しさに触れて、それを奇跡とか相性とか運命とか、なにかラベリングしてしまう自分が苦しくて哀しい。
「行かないで」とはいわない。「帰らなくていいんじゃない」。
「楽しかったね」は、そのまま「楽しかったね」。
「責任」というどうでもいい言葉を使うなら私の責任。
なんだけど、日常に疲弊して、本音を言えない場面を繰り返して、泣くこともできない。そんな脆弱なわたしは、「自然」を表現できる人の横で、透き通った水をごくごく飲んだ。
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