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ジェルネイル検定中級を受験してきた話

はじめに

昨年末にジェルネイル検定中級を受験してきました。
プライベートも忙しかった上にサロンワークの傍らでの受験でしたので、練習時間や筆記の勉強の確保が難しく、正直合格しているかは自信がないのですが、経験談として読んでいただければと思います。
ちなみに、勤めていたサロンのオーナーから技術的な助言は少しありましたが、今回もYouTubeなどで勉強してほぼ独学での受験となります。

中級受験にあたり思ったこと

9月からサロンで働き始め、12月に中級受験という流れだったのですが、ジェルネイル検定中級はサロンで働き始める前に勉強し、取得していた方がいいと切実に思いました。
それはなぜかというと中級の課題であるグラデーション、フレンチ、ジェルスカルプチュアは初級のワンカラーに続き、サロンでの基本的なメニューだからです。
今はニュアンスネイルが流行っていますが、やはり王道のグラデーションやフレンチには根強い人気があり、なおかつネイリストの技術の差がハッキリと出る、基礎中の基礎なのです。

そしてお客様は検定モデルとは違うので、日常生活で爪を酷使して折れて長さがバラバラなんてことはザラです。ジェルスカルプチュアやリペアもネイリストならできて当たり前でなくてはいけません。

私が働いていたサロンは私が独学でネイリスト検定2級に合格していたことと、その努力等をかって採用してくださったのですが、ジェルネイルが主流になった今のネイルサロンでそれだけの技術力では通用しないということを痛感させられました。
基礎なので技術チェックの課題にしているサロンも多いです。
サロンに勤め始めて最初の挫折でした。

以上が、私がサロンで働き始める前に中級の勉強や取得をしておいた方がいいと考えた理由です。

今回もハンド受験

サロンワークの傍らでの受験でしたが、今回のジェルネイル検定もコロナ対策のためハンドくんでの受験ということに救われたかなと思います。
とは言っても、ハンドくんの仕込みも非常に面倒で時間がかかります。
今回は初級受験時とハンドの仕込みの方法を変えてみましたので参考までに。

今まではハンドにアクリルで土台を作り、その上にグルーかレジンでチップを装着していました。
この方法ですと、ファイリング時や検定会場にハンドを持って行くときに多少乱雑にバッグに入れてもチップが取れたりはしないのですが、グルーが固まるまで練習が始められないというのと、かなり頑丈にくっつくのでアクリルで作った土台ごとハンドの皮膚が剥がれたりします。
外れにくいという点で検定本番には向いているのでしょうが、何回もチップを着脱する練習には向きません。

なので今回は練習本番共にベースジェルのみでチップを装着しました。
練習や本番に使用するベースジェルではもったいないので安くて大容量のグレースジェルです。

こちらのジェルをハンドのチップを装着したい部分に少々塗り、チップが曲がらないように抑えながらLEDライトで30秒硬化するだけ。
簡単すぎてもっと早く試すべきでしたね(笑)
剥がしやすいけど取れにくかったので検定本番でも採用しました。
2021年12月時点で検定対応のジェルブランドではないのでセッティングはNGです。お気をつけください。

本番でもしチップが取れても検定で使用しているベースで接着すればいいだけです。

ハンド受験で練習量が多くなるともう一点気になるのはチップの消費量。
ネイリスト検定2級のチップラップの練習時にモデルさんの爪への負担を減らせればと思い購入したディフェンダーが役立つ時が来ました。(グルーやレジンには溶けやすいようで結局使いづらかった)

こちらを塗って乾かすと薄い膜ができるので、練習後にジェルだけを剥がすことができ、チップが再利用できうえにハンドの仕込みが要りません。
ファイリングは別途に練習する必要が出てきますので、単純にグラデーションやフレンチだけの練習をしたいときに便利です。
それに加えて、ジェルでもディフェンダーは溶けるときは溶けるので、本番を想定してきちんと練習したい時はディフェンダーなしでの練習をおすすめします。

検定で使用したジェル

今回も全て、安くて品質の良いプリジェルにお世話になりました。
前回の初級との変更点はトップの種類を変えたことです。
初級では「グロッシートップ」を使用していたのですが、テクスチャが硬めなのでジェルスカルプチュアを削ってもボコボコが残ってしまった場合に上手く埋め切れなかったのです。
そこでプリジェルのトップの中でもテクスチャが柔らかい「トップシャイン」を使用しました。

柔らかいので筆で表面のジェルを簡単に誘導でき、ボコボコを埋めることができます。
さらに硬化時間が36wで10秒とかなり時短になります。

そもそも削りの段階でボコボコにならないように練習すべきですが、練習時間が少なかったので…。
ジェルスカルプチュアのクオリティーを簡単に上げられる検定の秘技としてお使いください(笑)

今回苦労した点とオススメ筆

人によって難しいと思う部分は違うとは思いますが、私は今回一番苦労したのはグラデーションでしょうか。(フレンチも正解が分からず苦労しましたが…)

グラデーションが薄いのに先太りするという現象に検定直前まで悩まされていて非常に焦っていました。

最初は通販で買える安くて太いグラデーション筆を使っていましたが、勤めていたサロンのオーナーがモアクチュールの平筆を使ってグラデーションをしていたので真似をしてみました。今度はムラが酷くなりました。
ベースやカラーを塗るのには自分に合っていたので、検定のベースとトップ、ジェルスカルプチュアにはこちらの筆を使用しています。
サロンワークでもヘビーに使用していて既に2本目です。

グラデーションの際、ジェルを触りすぎるとムラになるということがなんとなく分かってきたので、幅があって柔らかめの筆に変更して一気に塗るのはどうかと考えました。

そこで購入したのがこちらの筆です。

正直使ってみるまでは分からないですが検定1週間前。藁にもすがる思いだったので自分に合う筆が見つかってよかったです。
今までの苦労はなんだったのか、一気にグラデーションを克服することができました。ムラにお困りでしたら幅がある筆をおすすめですよ。

一方フレンチにはそこまで困っていませんでしたがついでに筆を新調しました。

結構鋭角の筆で柔らかいのでサロンワークでキワまで攻めやすくなったので購入してよかったです。
ボサボサの筆では綺麗なフレンチはできないと痛感しました。

今回の検定で自分に合った道具選びって大事だなと再認識させられました。

余談&まとめ

私が受験した日は同じサロンに勤めているスタッフも受験していたので後日、検定についての話題になりました。
「周りの人のニットの繊維がエアコンの風に乗って飛んできて大変だった」と聞き、私は検定の時もサロンワークの時もネイルに繊維が入るのを避けるためにニット類は着ないようにしているのですが、エアコンでそんなに繊維が飛ぶなら周囲の方のためにもニットのような繊維が飛ぶような服は着用してこないのがマナーなのかなあとふんわり思ったのでした。

以上、ジェルネイル検定中級を受験してきた話でした。
長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました!

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