ネイリスト検定 ポリッシュオフのコツ
はじめに
以前、事前塗りを工夫したことでポリッシュオフの大幅な時短に繋がったことについての記事を書きました。
今回は私が事前塗りの攻略方法に気付く前、そもそもポリッシュオフのやり方で苦労していたことについて書こうと思います。ぜひ事前塗り大幅時短の記事とあわせてお読みください。
ポリッシュオフにひたすら時間がかかっていた!
いざネイリスト検定3級を取得しようと思い、道具を揃えて練習を始めるも、何も分からない状態の私。
ポリッシュオフについても自己流の全くのど素人。
当時の私はコットンにポリッシュリムーバーをつけたらすぐに何回も拭うようにオフをしていました。
とてつもなく時間がかかるうえに、コットンも大量消費。
しかもいったん皮膚にポリッシュがついたらなかなか取れないという問題が…
赤色のポリッシュ(通称:赤ポリ)は皮膚についたらかなり目立つのです。
検定前は大好きだった赤ポリが大嫌いになりそうでした(笑)
しかし、ポリッシュオフについて調べていくと正しい方法について知ることができ、次第に自分流のやり方というのも見つけることができました。
正規のポリッシュオフのやり方
人それぞれやり方はたくさんあると思いますが、これがオーソドックスなやり方です。
①コットンにポリッシュリムーバーをたっぷり含ませる。
②コットンをポリッシュが塗布されている部分にのせて、何回か指で押さえてリムーバーを浸透させて3秒程置いてポリッシュを溶かす。
③ベースコートごと引っ張ってオフするイメージでコットンを上から押しながら手前に引く。
この方法でオフするとモデルの皮膚にポリッシュが付着することが防げます。
これで大半のポリッシュはオフできますが、まだ完全には落とせませんので、コットンを折り畳んで汚れていない面を使用して再度拭いてください。
1本の指につき1枚のコットンを使用するイメージです。
(もちろんコットンの汚れが酷いと感じたら、その都度取り替えてください。赤ポリが皮膚についてしまうよりはタイムロスが少ないです。)
余談ですが、爪に負担がかかるので日本ネイリスト協会ではリムーバーを含ませたコットンを長くつけ置きしておくことを推奨していません。ポリッシュを溶かすために爪にコットンを乗せたまま次の指に移行すると減点の可能性があります。必ず1本ずつオフしてください。
キワやフリーエッジの裏に残ったポリッシュ
コットンでは取りづらい細かい部分に残ったポリッシュはコットンの繊維を薄く巻いたウッドスティックにリムーバーをつけたものを使ってオフします。
先程と同様、3秒程押し当ててポリッシュを溶かすと落としやすいです。
ある程度で諦めが肝心
ウッドスティックで除去してもまだポリッシュが残っている…
しかしながら、実技の残り時間はどんどん少なくなっていきます。
思い切って次の工程でどうにかなる部分は無視して進みましょう!
フリーエッジの先端に残ってしまったポリッシュは、ファイリングして爪の長さを整える際に一緒に削れますし、ウッドスティックで取りきれなかったキワのポリッシュはルースキューティクルに浸透してしまっている可能性が高いので、メタルプッシャーでルースキューティクルを押し上げれば一緒に除去できます。
ネイリスト検定3級の「実技採点基準」を見てみると、クリーンナップ仕上がりの採点項目には「カラーリングに移る前までの工程でポリッシュオフがされていること」と記載されているのでこの方法で実技の点数に影響することはありません。
おすすめコットン
ここでネイリスト検定でのおすすめのコットンを紹介します!
私が検定で使用したコットンは主にシルコットです。
毛羽立ちづらく、1個1個分かれていてくっつきにくく取り出しやすいので時短に繋がります。
通常のコットンでも1枚ずつバラして縦横交互にコットン入れに入れると多少取り出しやすくはなるのですが、それでもくっつく時はくっつきます。
こちらのコットンは主に擦式清拭消毒やポリッシュオフに使用します。
ただし普通のコットンと比べると値段が高めなので、私はいつも検定本番の1ヶ月前くらいから練習で使うようにしています。
シルコットとは別に、普通のコットンも容器に入れてセッティングしています。
これは、ウッドスティックに巻くためのコットンとして使います。シルコットはコットンの繊維が取りづらいからです。
コットン容器について
上に書いた通り、私は2種類のコットンを使い分けているのでコットン容器は長方形で2列に入れられるものを使用しています。(ダイソーにて購入)
ジェルネイル検定の時もコットンとワイプの2種類を分けて入れられるので重宝しました。
ポリッシュオフを時短するもうひと工夫
事前塗りのポリッシュを揃え、ポリッシュオフの方法も理解した!
時短の方法がもう一つあります。
それはシャイナーでモデルの爪をピカピカに磨いておくことです。
爪表面のボコボコがなくなり、摩擦が少なくなることで、驚くほどつるんとポリッシュが落とせるようになります。
検定本番1週間前までにしかモデルの手指のケアやファイリングは行なってはいけないので必ず1週間前までに行なってください。
またネイリスト検定3級ではシャイナーは持ち込み禁止です。テーブルにセッティングされていると失格なので注意してください。その他各級の使用禁止道具については試験要項を確認してください。
まとめ
以前も別の記事で述べましたが、時間短縮がクオリティ向上に直結します。
独学でのネイリスト検定は分からないことがたくさんですが、ひとつずつ疑問を解消して、合格を目指しましょう!
外部リンク
ネイリスト検定でモデルを務めてくれた友人のTwitterとブログです。モデル視点のネイリスト検定について書いてくれています。