
港区系女子の敵は本能寺にあり
会話の節々に棘があり
何かとマウントをとってくる
「港区系女子」集団
「触らぬ神に祟りなし」
とは
言い得て妙だなと
この時に心から実感したのですが
周りにいた男性達も
何か危険なサインを察したのか
さらっとこの集団から距離を取り始め
気がつくとパーティー内では
なんだか澱んだ空気が漂う
「港区系女子」と
彼女らに付き合わされている二人の男性
と
陽気に楽しんでいる関西圏の女性グループと
その他の男性達
という状況に
しかもタチが悪いことに
お酒が進むほど
どんどん生ぬるい雰囲気を醸し始める
「港区系女子」集団
そんな状況を打破しようとしたのか
ついにこのグループの中の
ボス的な存在らしい一人の女性が
シャンパンボトル片手に
わたしが座っていたテーブルにお出ましになり
女性「おっじゃましまーすっ!!
ねえねえ!
ちょっと質問してもいいっ!?」
と
わたしの目の前にいた男性を押しのけ
真正面に座り出す
女性「ねえねえ!リナちゃんって言ったっけ!?
海外に住んでたんでしょ!?
どこ住んでたの!?」
わたし「えっと…、直近はパリでしたね…」
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