忘れられないチェコの伝統菓子
至福のスイーツと聞くと決まって思い出すのがプラハで食べた「Větrník(ヴィェトゥルニーク)」というスイーツだ。
Větrník(ヴィェトゥルニーク)というのはチェコ語で風車という意味らしい。どの辺りが風車なのかさっぱり分からないが、まあとにかく美味しい。
キャラメルクリームがシュークリーム生地で挟みこまれており、更にトップはキャラメルソースでコーティングされている。キャラメル好きにとってはたまらないスイーツだろう。
美味しすぎるVětrník(ヴィェトゥルニーク)に出会ったのは、散歩中にたまたま入ったsavoyという喫茶店だった。
ヨーロッパの喫茶店はどうしてこう絵になるところが多いのだろう。これは1階席の写真だが、予約しておくと二階席に案内してくれる。
savoyは創業1893年という歴史あるカフェで内装も美しいので、ヴィェトゥルニーク抜きにしても非常におすすめのカフェだ。
その後Větrník(ヴィェトゥルニーク)にすっかり魅入られてしまい、口コミを調べてはるばる路面電車に乗って老舗のケーキ屋さんにも足を運んだり、行く先々で食べてはみたが、個人的にはsavoyのものが一番美味しかった。
余談ではあるが、チェコのスイーツで検索するとトップに出てくるのは「トゥルデルニーク(Trdelník)」という屋台菓子である。
真ん中が空洞になっており、シュガードーナツのようなお菓子だ。美味しくないことは無いが、先にご紹介したVětrník(ヴィェトゥルニーク)を食べた時ほどの驚きや感動は無かった。
ただしLukáš Skála Cukrářで売られていた、クリーム入りのトゥルデルニークは非常に美味しく、滞在中にリピートまでしてしまった。見た目は似ているが、生地自体もドーナツというよりパイだったので、もしかしたら厳密には違うスイーツなのかもしれない。
ちなみにこのお店の隣にあるお肉屋さんでは、非常に美味しいタルタルステーキを食べることが出来るのでおすすめだ。2021年3月現在、コロナにも負けずどちらのお店も健在なのでもしまたチェコに行く機会があれば再訪したい。