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#74 覚悟を決めると手段が整う

起業にまつわるストーリーの続編。

Rosary起業時には、本当にいろいろな方の
サポートに助けてもらったのですが、
その中には、そのためだけに、わたしの前に
現れたのでは?という同級生がいました。

再会は起業から遡ること数ヵ月前。

再会したのは、わたしが当時働いていた
Labyrinthのオフィスから、
外出しようと一歩外へ出た、まさに目の前。

それは20年ぶりくらいの再会でした。

なんでここにいるの??
そこは決して人通りが多い場所ではありません。
その少し先は青山霊園だし…

ところがその数軒先に、彼女が利用している
シェアオフィスがあるのだとか!
そして、彼女は、女性の起業のサポートを
していると話していました。

そうこうしているうちに、
前回綴った通り、起業を決意したわたしたち。

でも、会社ってどうやって作るの?
チンプンカンプンなわたしが、
起業サポーターとして思い出したのが、
この彼女のことでした。

土曜日に彼女と待ち合わせをして、
諸々の経緯について説明します。

彼女はとても手際良く、登記をするためには
「定款を作ること」が必要で、
それは行政書士に依頼することだとか、

「商標を取る」ためには弁理士さん、

「融資を受ける」ためには事業計画書が必要…と、

わたしが全く知らないことを教えてくれました。

そして、この近くに商工会議所があるから、
アポ取って行ってみよう!と、
その場で連れて行ってくれて、
行政書士さんや、弁理士さんを紹介してもらい、
事業計画書の書き方を教えてもらいました。

それが10月26日。
起業しよう!と思いついてから約2週間後。

順番は前後しましたが、
その2週間の間に、Labyrinthを買うことは諦め
Rosaryを立ち上げることを決めていたわけです。

そうやって、彼女のサポートの元、
着々とスタート環境が整っていきます。

定款を作っていただいた行政書士さんが、
登記をお願いする司法書士さん、
労務関係の社労士さんを紹介してくれたり、
前出の商工会議所で、
公庫に融資の面談に行く前の
事業計画書のチェックをしてもらったり…

そんなことを進めながら、
新しく借りる事務所を探し、
これまでLabyrinthのお洋服を作ってくれた
各仕入れメーカーさんに事情を説明に行き、
そして、Rosarymoonのコンセプトを作り、
1stコレクションの展示会場探し、
ネームや下げ札の作成…

いろいろなことを同時進行させながら、
その年の大安の11月22日、
まだLabyrinthに在籍したままに登記が完了し、
Rosaryはスタートしました。

その後も1年ちょっとの間、
彼女が何かと気を配ってくれて、
展示会やサンプルセールに顔を出してくれたり、
お互いに近況報告をしたりしていたのだけど、
徐々に疎遠となり、
もう5年以上会っていません。

今となっては、
会社を作る手伝いをするためだけに
わたしの元に現れたことが不思議でたまらない。

彼女がいなかったら、あんなにスピーディーに
会社を作ることなんて出来なかったと思うし、
彼女が繋いでくれたご縁の士業の先生方には
今でもお世話になっています。

起業にまつわるストーリーで、
わたしにとっては欠かせないキーパーソン。
今ごろ何しているのかな?
彼女のような人とに助けられたことも、
わたしが他の人のビジネスのサポートをしたいと
思うきっかけになっているのかなと思います。

得意な人に任せることは
勢いをグッと加速させるということを
何よりわたしが経験済みでした。

今日一番伝えたいのは、この言葉。

何を いつまでに 何のために やるかをまず決める。
そうすると、そのために必要な出会いと手段は
天から降ってくる。

以前、成功者の言葉としてこの言葉を聞いた時、
わたしは天から降ってきたように現れた
彼女のことを思い出したのでした。

覚悟すること、
旗を振ることを怖がるのはもったいない。

せっかく書き始めたので、
起業シリーズはもう少し続けようと思います。

今、新しいことをやり始めた
自分自身へのエールも込めて…

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