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うらはら
久しぶりにジャズセッション行ってきました。どうしても練習したい曲があって。
それは
I’ve never been in love before
ミュージカルの曲みたいです。チェットベイカーやフランクシナトラが歌ってるのが有名ですね。
特にチェットベイカーが歌ってるのはちょっと儚げでアンニュイで。
この曲、不思議で。
楽しそうにも歌えるし悲しそうにも歌えるとても魅力的な曲です。
コード進行がおもしろいと思います。
私はこの曲を悲しそうなアンニュイな感じに弾きたかったのです。
そしてセッションとはみんなで楽しむ演奏。
1人のおじさまが「この曲歌ってもいい?」って聞いてきたから「もちろん!!」と快諾。
おじさま「スローバラードだからね、4バースは無しにしようか。チェットベイカーっぽくしたいけどあんなに遅いテンポだと難しいからこれくらいの速さで」と指を鳴らす。
うんうんそうだね、あんまり遅いとボロが出ちゃうから歩く速さくらいがちょうどいいよね。4バースはなしね。オッケー。ちなみに4バースとは4小節とか8小節とかもしくはそれ以上の小節数でみんなで演奏をまわす演奏方法。
いざ、演奏。
悲しそうにアンニュイに弾きたいのになぜかめっちゃ明るくなってしまうのはなぜ。
おじさまもチェットベイカー目指してたのに明るいカントリー調になってきてしまった。
挙げ句、4バースやらないつもりだったのになんだかテーマに戻りきれずにおじさまスキャットやり出したのでこれは⁈4バースやるパターンね。
がむしゃらに演奏して終わってみれば私もおじさまも最初にやろうとしてたことが何ひとつできてないことにしばし呆然。
いやーこれだからセッションはやめられませんね。