お父さん、良い結婚式でしたね
友達がいつの間にか結婚していつのまにか来年にはお相手の奥様に子どもちゃんが産まれる。
女性はすぐ結婚することを口にするけど男性って言わない人が多い。
どうした?何が起こった?
聞きたいことがこれぞ山のようにと言う表現ピッタリなほどこぼれ落ちそうになる。
それをグッと抑えて
「結婚式はするの?」
「どこで知り合ったの?」
「東京の人?どんな人?」
この3点にしぼって聞いてみた。(機微な内容だからね)
彼も別に言いたくないわけではないみたいで質問すればスラスラ答えてくれた。
「結婚式はしない。もうそんな歳でもないし」
「お見合いサイト。マッチングアプリとかじゃなくてすごく真面目にお見合いサイト」
(へーそんなんあるんだ)
「福岡の人。(本人も福岡出身)ゲーム好きで地味な人」(ふーんそーなんだ)
一人でフラフラしてたかと思ったらいきなりもう家庭ができてしまう彼に不思議な気持ち。
彼がお父さん。
違和感あるわ。
ま、そんなことは良いとして最近は結婚式をしない人が多い。
お金がかかるのが1番の理由かもしれない。
私の娘は結婚式をした。親が言うのも何だけど良い結婚式だったと思う。人を招待することによって結婚することを周知できるし関わりのあった人達におもてなしもできる。
あと最大の理由は人生初めての経験(にしてほしい)である。面白くないわけがない。
私は。
私は親の役をしっかり演じた。
「結婚式」と言う演目を演じている役者気分。
劇「結婚式」
母役 リン てな感じ。
みんな役者。一つの舞台をみんなで作り上げていく作業。それも1日で。リハもなく。
おもしろいよ。バタバタだけど。
結婚式の流れはベタだけどそれを何のリハもなく進行してるからハプニングがあっておもしろい。
私は泣き虫なので式の時に絶対嗚咽をあげて泣きそうだったので気をつけようと思ってたら娘の彼のお母様が私より先にものすごい大音量で泣き出したので涙が引っ込んだ。
着物の着付けが苦しすぎて居ても立っても居られなくなった。あともう少しの我慢だ。みたいな感じになった。
両親への手紙はそんなに感動しなかった。普段の娘と違うから。外面の娘。
結婚式が終わった後はテレビドラマのワンシーンのように「お父さん、良い結婚式でしたね」って言いたくなるほど感動した。
何が言いたいかと言うと合理的に省く昨今の流れもわからなくもないけど昔からの行事ってそれなりに感慨深いものがあるなと思ったこと。
面倒くさいからやらないよりはやった方が気持ちに変化があるなと思ったので。
ま、自由選択ですけどね。