コソドロがこそこそ
今日は休み。のーんびりするぞーとばかりにおそーく起きて休みを満喫する。休みの日に時間を気にせずに寝るのって至福の喜び。
遅めの朝食をとって顔を洗って化粧をする。
娘はまだ布団の中。ゴロゴロ〜ゴロゴロ〜。
ピンポーン♪
はて?こんな朝早く(もう11時)に誰?居留守使っちゃう?
仕方なくインターホン越しに渋々出る。
「排水管清掃に来ました〜」
やばい!!やっぱり忘れてた!忘れそうだったから娘にも「明日排水管清掃来るから覚えておいてね」と言ったばかりなのに。
排水管のゴミ取らなきゃ!バタバタしててドアを開けた瞬間お兄さんがすかさずシートをクルクルしながら(床を汚さないようにシートを敷いてくれる)しなやかに入って来た。
「三カ所やりまーす」
「すみません、すっかり忘れてました」
「大丈夫ですよー」
あ、やばい。娘がまだ布団の中にいた。それもリビング。
すると娘はパジャマのまま、コソドロのように腰を曲げて毛布を持ってお兄さんの前を堂々と通ってドアのある部屋にこそこそ入っていった。
お兄さん、今の見た?
こそこそしてたけど堂々と目の前通って行ったよね。絶対見えてたよね。
何事もなかったように仕事をこなすお兄さん。さっとやってさっと帰って行った。
娘の部屋に入って「コソドロみたいだったよw」て言ったら「母さんがのんびりしてるから今日は無いのかと思った」
いや、だからこれが忘れてるってことだから。
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