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Photo by
onokoji
出す。
食べ過ぎ、というのは、お食事にも言えるし、情報にも言えることだと思う。
わたし含めだけれども、最近の人たちは情報を食べすぎていると思う。
食べすぎて胃もたれしているというか、消化吸収しきれていないというか、どんどん体に痰湿のように溜まって、詰まったりしこりになっているような気がしている。
情報が多すぎると、どうしたって他者と比べたがる。
他者と自分を比較して、羨ましがったり、妬んだりする。
その捌け口にネットを使って発散し、それを見た人たちにずっしりと重いものを残す。
自分自身にならまだいいけれど、これがペットにも起きる。
SNSで、病気が治った、状態が改善したペットを見つける。
うちの子にもやりたいと一生懸命になるけれど、なかなかよくならない。
よくならないからと愚痴をこぼしたり、挙句には残念そうな顔で世話をする。
そして、おうちの子にずっしり重いものを残して、余計に体調を悪くさせる。
はたして、これでいいのだろうか?
なんのために学んでいる?
なんのために情報を仕入れている?
これって、食べすぎて起こっていることだと思う。
よくするには、食べ過ぎないこと。
そして、食べた分をしっかり出すこと。
情報をしっかり出せていますか?
学ぶ分量は多いけれど、それを使えていないことが本当に多い。
100冊の有名な本よりも、1冊のお気に入りの本。
100人の有名な先生よりも、1人の信頼する先生。
広く浅く手を出しすぎている。
一度、深く潜って、味わって、おしりからぷりっとスッキリ出して欲しいと思っています。