自分を表現する方法はたくさんある
私の仕事はライター。企業やブランドのコンテンツ記事を請け負って執筆し、文字数や本数に応じて報酬をいただいている。
この仕事は楽しいけど、自分の考えを自由に書くことはできない。決められたキーワードやレギュレーションに沿って構成を作り、Webライティングとして読みやすいように気をつけながら文章を作っていくのがライターの仕事だから。
ライターの仕事は自分に合っていると思いつつも、自分を表現したいという想いが強くなってnoteやYouTubeを始めた。noteを始めた経緯は以下の記事で語っているので、もしよかったらご覧ください。
noteでは、自分が普段なんとなく思っていることを言語化し、発信している。あわよくば誰かの役に立つような情報が発信できていたらすごく嬉しいけど、たぶんまだ今の段階では自己満足になってしまっていると思う。(自分の考えを整理するための媒体になっている気がしてならない)
だけど、noteやYouTubeを始めてみて、自分を表現するってすごくいいなと思うようになった。今までは、自己表現といえばせいぜいインスタで写真を投稿するくらい。しかも思い出の写真と自分の簡単な感想を文章に残す程度で、自己表現と言って良いのかも微妙なレベル。
今は、インスタは本アカとは別にクリエイターとして写真を投稿するアカウントを作って、そこで自分で撮った写真を投稿している。
カメラは夫が使っているもので、写真を撮るのなんてド素人。だけど、幸いカメラが一眼レフとか難しいものではなくて、割と感覚で撮れるデジカメということもあり、カメラの知識がない私でも写真を撮ることができている。
例えば、下の写真は私が撮ったものである。1枚目はカメラで撮ってそのままの写真。
そして2枚目は、撮った写真を自分で編集した写真。
どちらが良いかどうかは、見た人の好みに分かれそうだけど、私はこの花の青くて美しい部分を強調した写真に仕上げたいという自分の考えで2枚目の写真を作った。
そして、この写真を見て思ったことを綴ったり、タイトルを付けたりもする。この作品には「夕陽が眩しそうな青い花」とタイトルを付けた。
こうして、インスタ一つでも自分を表現することの楽しさを覚えたのだ。自分が良いと思ったものを作ってアレンジして表現していく。この過程がとても楽しい。
https://www.instagram.com/rina.vivirconloquemegusta/
YouTubeでは、日々の自分の生活を撮影して、編集している。作業工程はインスタと似ていると思う。
ただ撮った動画を繋げるだけじゃなくて、いらない部分をカットしたり、自分が好きなタイミングで音楽を付けたり、ズームインやズームアウトをしたり、その場で伝えたい言葉を入れたり、いろいろな表現ができる。
動画を撮影する段階でも、「この角度から撮ったほうが面白いかな」とか「カメラをここに設置して撮ろうかな」とかいろいろ試行錯誤ができる。おかげで、ドラマや映画を観る時も「そういう撮り方があるのか」とか「なんかこの編集ダサいな」とか思えるようになって見方が変わってきた。
「自分を表現する」だなんてこれまで考えたこともなかったし、こんなに面白いものだとは当店考えていなかった。
正社員として企業で働いていれば、大抵の場合はその会社のために必要な作業をするまでであり、自分を表現するタイミングは少ない気がする。もちろん、得意なことを率先してやることによって役立つことはできるけど、それによって別で報酬がもらえることはあんまりないだろう。
一方、クリエイターやアーティストは自分を表現した作品を世に出すことで、報酬をいただく。職人も同様である。
その作品が誰かの目に留まって、気にってもらって、買ってもらわなければ報酬はいただけないという難しさはある。だけど、こっちのほうがやりがいを感じそうだ。自分の手で、自分で考えて、本気で作ったものが認められるのは嬉しいに違いない。
自分を表現する方法はたくさんあるから、ぜひ今正社員として働いている人も、何かしらの媒体で自分を表現してみてほしい。インスタやYouTubeでもいいし、陶芸や手作りアクセサリーなど、実態として何かを表現するのも良いと思う。
何かを作ってみて、「自分ってこんなこだわりがあるんだ」とか「こういう色や形が好きなんだ」みたいな新しい発見もあるはず。
私はいろんな媒体で自己表現を続けて、より充実した生活を目指したいと思っている。