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結婚式について思うこと(自分が結婚式を挙げる前後の心境の変化)

初めて参加した結婚式

私が初めて結婚式に参加したのは、2年前くらいの友だちの結婚式だった。

その時は初めてだったし、招待されるがままに参加したけど、正直楽しくはなかった。まあ参列した他の友だちとの関係地が浅くて、気を遣ったっていうのもあるけど、祝福させられてる感を感じてしまった…

挙式はいいんだけど、問題は披露宴。ケーキ入刀とかファーストバイトとか、お色直しとか、どこで出会ってどんなプロポーズだったかを紹介するムービーとかとか。

「結婚式といえば」の催し物だから憧れるのはわかる。けど、花嫁が何色のドレスに着替えるかなんてなんでもいいし、あーんしてるところを見たいわけでもないんだよな…と冷製で毒を吐く私の一面が出てきてしまう笑

写真を撮らなきゃいけない雰囲気もあんまり好きじゃなかった。一緒に写真は撮りたいけど、2人単体の写真はカメラマンいるし、わざわざ一般ピーポーが動画とか写真撮る必要あるかなと。

なぜか暗黙の了解で決まっているご祝儀3万円も結構な出費なので、結婚式への最初の印象は悪かった。(性格悪いかもしれないけどコスパ悪いと思ってしまった自分もいる)


今度は自分のばん

時を経て自分が入籍をして、結婚式どうするのか問題が浮上した。夫は注目を浴びるのが嫌なので、当初は結婚式反対派だった。一方の私は、散々結婚式の悪口を言ったが結婚式を挙げたいと思っていた。(お前は何なんだって思いますよね、すみません)

というのも、一人っ子だから親に花嫁姿見せないと後悔するかなっていう綺麗事に聞こえそうな理由と、一度は真っ白なウェディングドレスを着てみたいという私の欲による2つの理由があったからだ。

多くの女子が抱えているであろう結婚式への漠然とした憧れは、私にもあった。結婚したら、ウェディングドレス着て結婚式挙げてみたいっていうやつ。

「じゃあドレス着て写真を撮るウェディングフォトでもいいんじゃない?」「家族だけで結婚式をする家族婚でもいいんじゃない?」
こういう意見も夫婦間で出た。結婚式だけではなく、写真を撮るだけとか、家族だけでやるとか、結婚式をやるとしても和装とかカジュアルなパーティー形式とかいろいろ選択肢があるのだ。

ゼクシィカウンターに行ってそれらの違いとかもいろいろ教えてもらったけど、やっぱり結婚式は挙げたいと思った。写真として残すだけでもいいかもしれないけど、両親とか友達とかに感謝の気持ちを伝えるチャンスってなかなかないし、何より夫婦の思い出にもなるしと思った。

あとに残る問題はお金。そう、結婚式は莫大なお金がかかる。平均400万円と言われており、挙式から披露宴まで4時間もかからないので1時間あたり100万円以上のコストがかかる。夫は節約家というか、少ないお金で暮らしていくマインドを持ってる人なので、最後まで金銭面ではぶーぶー言っていた笑

確かに1時間100万円って今まで使ったことがない金額だ。(これからも滅多にそんな大金使わないだろう)家とか車みたいに物体が残るわけじゃないかあら、本当に時間とか体験に費やすお金になる。

もちろん、安価な結婚式も調べたし話を聞きに行ったりしたけど、私たちにはしっくりこなかった。(担当者が微妙だったのもあるかも)結婚式をどうせやるなら、自分たちが納得いく最高の思い出になる結婚式を挙げたいと思うようになっていった。

いろいろな式場を見学し、結局、一番気に入っていて金銭面だけで迷っていた式場での開催が決まった。「一番気に入った場所でやったほうがいいよ」と夫が折れてくれたのだ笑。



結婚式への思い

そこから半年ほどかけて、結婚式のプランを立てて行った。式場に6〜7回通い、担当のプランナーさんと話し合いながら進行を決めていく。ホテルやレストランではなく、結婚式場単体の会場だったこともあるからか、そこはかなり自由にプランを立てられる会場だった。

挙式は誰と入場するのか、ゲストはどうやって披露宴会場に入るのかなども自分たちで決められる。料理やお花を選べるのはもちろんだけど、細かいところまで指定してかなり自分たちらしい結婚式を作れるようになっていた。

これには最初はしぶっていた夫も、自分たちなりの結婚式を作っていくのが楽しかったのか、私よりもプランニングを楽しんでいるようだった。

私たちが独自性を出せたところ(こだわったところ)はざっとこんな感じ↓

  • ガーデンでの挙式&披露宴

  • 新郎の入場(地元の友達2人と腕を組みながら入場)

  • リングリレー(結婚指輪をリボンを通して参列者に運んでもらう)

  • ウェディングキャンバス(参列者に絵の具を塗ってもらって完成する結婚証明書)

  • 航空券風のエスコートカード

  • 国旗のテーブルナンバー

  • 新郎新婦クイズ

  • 世界各国の紅茶から選べるプチギフト

フラワーシャワーとか、ケーキ入刀とか、お色直しとか、祝福させられてる感の強いイベントは極力なくした。代わりにゲストと会話できる時間を増やしたり、クイズやトスの景品でゲストが楽しめることを意識した式に。

私は、ヘアメイク・ネイル・お花もこだわって、ここはとくに満足できた。話が長くなりそうなので、ここはまた別の記事で紹介できればと思います。

両親への感謝の面では、花嫁の手紙と、子育て感謝状を用意した。手紙は人前で読むの恥ずかしいから一瞬迷ったけど、こんなにちゃんとありがとうを伝える機会ってないなと思ってやったし、やってよかったと思う(私の両親は2人とも号泣してました笑)



結婚式を挙げた後の心境の変化

最初に結論を言っておくと、結婚式を挙げて本当に良かったと思う。夫も「来年もやる?」なんて言うほど楽しかったらしく、夫婦にとって最高の思い出になった。

確かにお金はかかるけど、仲の良い最高の仲間が一度に集まってくれたり、両親へ感謝を伝えたりする機会って他にないから。あと、自分たちにとってちょっと意外だったのが、結婚式を挙げることによって結婚した実感が湧いたこと。

狙ってはいなかったけど、やっぱり誓いの言葉を行ったり、指輪交換をしたりといった儀式をするのと、友達や親に手紙を書いて想いを言語化するからだと思う。

結婚式は「晴れ姿を見せつける場」と思ってしまっていた部分もあるけど、実際に自分がやってみて「夫婦になったことをみんなに知ってもらう&感謝の気持ちを伝える場」だと認識できるようになった。

そう思うようになったので、友達の結婚式に参加するモチベーションも変わった。2人の幸せな姿を写真に収めてあげたいとか、どんな「らしさ」がある結婚式なのかを見るのが楽しいと思うようになった。(これお金かかっただろうなとか、これ選ぶの大変だったろうなとか、裏側のことを考えるようにもなった笑)


結婚式をするかどうかは、夫婦によっていろいろな考え方がある。もし迷っているなら、私は挙げたほうがいいと思う派です。今後の結婚生活で後悔がないよう、2人にとって最善の選択ができるといいと思う。

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